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ペットロス

ペットロスという言葉は知っていたけれど、自分がなるとは思わなかった。
気持ちが落ち込み、寝付きが悪くなり、頭痛、食欲不振などが起こり、人と会う気になれなくなった。チョビとは離れて暮らしていたから、亡くなっても私の生活そのものは何も変わらない。それなのに、もう実家に帰ってもチョビに会えないと思うとたまらなく悲しい。
生き物は必ず死が訪れるし、猫の16歳は人間だと80歳だから、そこそこ長く生きたのにチョビの死を受け入れられないのだと思う。
離れて暮らすからこそ、もうこの世界にいないという実感が持てないのかもしれない。

ペットを亡くした人の記事などを読み漁り、ペットロスに関することをネットで調べ、なんとか日々を過ごしている。
祭壇にチョビの好きな茹でたブロッコリーをお供えして、線香代わりのお香を焚く毎日。チョビの写真でトートバックまで作ってしまった。

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父が撮影したチョビの写真をメールで送ってもらい、冬毛でまるまるとしたチョビを見て泣けた。SNSで元気な猫さんたちの様子を見ると羨ましくなる。ペットショップで天使みたいに可愛い子猫を見ても、雑種で写真映りもよくないチョビの方が可愛いと思ってしまう。
49日が過ぎる頃には立ち直れているだろうか。


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