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【YACS仙台ベスト4】 「彼岸ラビュリンス」について

割引あり

今回は、「彼岸ラビュリンス」という意味不明なデッキの解説をしていきます。

このデッキを使用して、9/17に行われた「遊戯王OCG AREA CHAMPIONSHIP 2023 in SENDAI」にて83チーム中、ベスト4という結果を残すことが出来ました。個人戦績5-0-1なので、チームにも貢献出来たかと思います。

友人6人(2チーム)で遠征、出場し、25thシクの「暗黒騎士ガイア」を6枚持ち帰るという最高の結果だったので、調整環境にも自信があります。

それでは解説を始めていきます。
※本記事では、ラビュリンス(家具型)の動きはある程度知られているものとして、書かれています。

1.構築について

下記が本大会にて使用したデッキレシピです。

「遊戯王OCG AREA CHAMPIONSHIP 2023 in SENDAI」ベスト4

レシピを見て分かるように、「彼岸ラビュリンス」といっても彼岸ギミックを採用したラビュリンスとなっています。

2023年の環境では、どれだけ腕を磨いても彼岸をメインにした構築で安定した勝率は維持できないと断言します。

なので、このデッキを使用する上で意識すべきは、ラビュリンスの動きを最優先にすることです。

彼岸ギミックを採用した経緯としては、ラビュリンスの先攻盤面の脆さから来ています。何言ってんだ?と思うかもしれませんが、障壁、異次元グランド、闇デッキなど相手に合わせた通常罠を毎回構えられる訳ではありません。

有効通常罠を目指した結果、裏目を踏んで妨害数が減る。裏目をケアした結果、手数でゴリ押しされるなんてことを何度も経験しました。

特に、環境上位であるピュアリィに対して障壁がない時、レスキューエースに対して完璧な手札を持たれた時が辛すぎます。さらに、今期は様々なデッキが存在する環境です。先行で負けたくない思いが強くなり、この構築を選択しました。デスガイドに誘発を貰うのであれば、本質のラビュリンスが通りやすくなるので許容範囲です。

2.彼岸ギミックとは?

そもそもここで記述している彼岸ギミックとは、デスガイド1枚からマスカレーナ+ベアトリーチェを目指すことです。

型番はEP12orTRC1シク
②の効果忘れない
未来の禁止筆頭

▼展開ルートは下記
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デスガイドns
デスガイド効果でグラバss
デスガイドとグラバでダンテss
ダンテのコストでグラバを外す
グラバ効果でガトルss
ダンテとガトルでマスカレーナss
ガトル効果でダンテss
ダンテ効果でガトル回収
ガトル捨ててベアトリーチェss
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グラバ魔封じでEM竜剣士に勝てる
③の回収にターン1はない
オベリスクの元ネタ

これで盤面は、マスカレーナ+ベアトリーチェになります。

この動きをするときの注意点は、ラビュリンスの動きに触れているかどうかです。マスカレーナ+ベアトリーチェだけだと、リソースゲームで負けます。1ターン凌げるかも怪しいです。

なら、このギミックは破綻してない?と思うかもしれませんが、幸運にもデスガイドはスカラマリオンを経由して、「白銀の城の竜飾灯」(以下シャンドラ)に繋ぐことができます。ありがとう、悪魔族・闇属性・レベル3モンスター。

効果忘れたら負けでいい
シャンドラ派?ストービー派?

3.先行盤面について

目指すべき先行盤面は、上記で解説したマスカレーナ+ベアトリーチェに必須でビッグウェルカムです。

あと1枚新規を残している

この盤面での妨害は下記となり、場と墓地の両方に干渉できたり、リソースに変換できたりとかなり柔軟に戦えます。
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1.ビッグウェルカムから白銀の城のラビュリンス(以下白銀)の1枚破壊
2.ベアトリーチェからムドラ
3. 白銀の城の火吹炉(以下ストービー) orシャンドラとグラバ(ダンテで回収)を捨てて、ファーファに繋いで1体除外
4.マスカレーナからリトルナイトssで1枚除外
5.リトルナイト②の効果による除外
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2枚目欲しいけどありえない
忌み子4兄弟の1人
バージェストマと相性が良いらしい
戻る場所はお互いが選ぶ
バグ

上振れデスガイド

上振れから紹介すると、マスカレーナ+ベアトリーチェの後に、白銀の城の狂時計(以下クックロック)、ストービーorシャンドラの順に使い、自ターン中にビッグウェルカムを打つことも出来ます。

テキストからは読み取れない強さ

ここで本題です。このデッキの強さ、使っていて楽しい点は上振れにあります。

マスカレーナ+ベアトリーチェの盤面を作る上で何かを忘れていませんか?

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