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現役DJがオススメするDJ用PCの選び方

初めまして!DJ HUMBLE(はんぶる)です!
この度「BeatMag」の一員としてDJ SASA・DJ Magollaと共に記事を書かせていただくことになりました!
これからコツコツと更新していきますので、どうぞ宜しくお願い致します。

DJが発信するメディア「BeatMag」として、DJやクラブに関する記事を更新していきます。

PCDJのメリット

選曲がしやすい


DJはその場のお客さんやストーリー・グルーヴなどを考えてプレイします。
そのため『選曲』が一番大切ということになります。
最新のCDJ-3000の液晶で約10曲、同時に表示できるのがBPMのみであったりします。


パソコンでは20〜45曲ほど表示できるほか、同時に「プレイリスト」「アーティスト」「BPM」「アルバム」などを一気に見れるメリットがあります。
恥ずかしながら参考に私のRekordbox(DJソフト)の画面を下記に載せておきます。
(文字サイズは変更可能です!)

機材の幅が広い


最近ではレコードプレーヤーからCDJ・XDJなどほとんどの機材でパソコンを用いたDJが可能になっています。
レコードDJはCDJがさわれなかったり、USBのDJがレコードやコントローラータイプでDJすることができなかったりすることを回避できます。
詳しくは別の記事で詳しく解説したいと思います!

サンプラーなどの機能が使える


こういったサンプラーを聞いたことがある人も少なくないはずです。
「こういううるさいのはちょっと」という方もR&Bなどには「キラキラ」となる音を鳴らすDJさんもいます。(私もよくやります!)

デメリット

  • 持ち運びが面倒

  • OSや機材によっては接続できない場合も

  • 下手くそに見える(誰でもできそう)

  • お金がかかる

Macbook?それともWindows?


「どこでするか?」「機材は何か?」で決まる
実際にご自身のDJをする環境を考えた場合にパソコンは決まると思います。

おうちでただDJを楽しみたい!


機材や環境が変わることが少ないため最低限DJソフトが動作すれば問題ありません。
購入する機材のリリース年〜3年ほどのパソコンに対応していることが多いです。
※サポート内(公式サイトにて確認)の機材は最新のMacなどでも駆動します。

どうせなら人前でDJしてみたい!


少なくともXDJやCDJなどの普段使わない機材を接続することになります。
自宅に置く機材に限らず他の機材にも接続することを視野に入れてPC選びをしていきましょう!


DDJ-FLX4のOS対応情報(AlphaTheta Help Center)


自宅の機材がDDJ-FLX4の場合、Rekordbox6とSerato DJの両対応ですがMac OSがBig Sur 11.2以降の対応のため「Rane SL-4」というSerato向け機材はサポート外となります。
なのでBig Sur以降対応の機材に接続できるPCが必要になります。
・DJM-900NXS2・・・クラブ機材(有料機能で接続可能)
・XDJ-XZ・・・バーなどの主流機材(Rekordbox,Serato無償対応)
・XDJ-RX2・・・バーなどで次に多い機材(Rekordboxのみ対応)
・× SL-4・・・クラブ常設機材(Big Sur以降OSはサポート外のため接続できる確証はない)


クラブでガンガンDJをしたい!


ゆくゆくDJを仕事にするほどであれば30万ほどの投資が必要かと思います。
パソコンの容量やソフトによってパソコンを2台以上使い分ける人も少なくありません。
Macbook一択!です。

理由としては
・周りのDJさんと環境が一緒
・機材との互換(接続)がわかりやすい
などがあります。

Windowsにしない理由としては
接続できない時にパソコンのメーカー(DELL,富士通,ASUSなど)によるものかセキュリティーソフトによるものか、OS(Windows10など)/CPUによるものか環境設定によるものかなど
どれが原因で接続が出来ないのかが判断しにくいためです。

Macの場合、メーカーはAppleのみ・セキュリティーも統一のため
環境設定・OS/CPUの種類が基本的に接続できない理由となります。
そのため原因が分かりやすく、先輩DJさんなどと環境を同じにすれば接続は基本的に大丈夫ということになります。

M1,2チップ


ですが最新のMacbookなどは注意が必要です。
対応している機材が限られていたり、中古で機材を買った人が繋がらないなどのトラブルの原因となります。
パソコンに詳しい方に聞くと高スペック・新型をすすめられると思いますがDJにおいては良くない場合もあるということですね。

知恵袋やXなどで「DJするからパソコン買いたい」という悩みに「M3チップのMacの性能やばいからそれいいよ」といったパソコンの性能だけを考える方も増えてきています。

DJソフトの選び方

HipHop向け【Serato DJ】



HipHop向けにリリースされている機材はほとんどがSerato DJに対応しています。
1番のメリットはソフトの軽さと使いやすさです。
デメリットはUSBでDJすることに向いていないのでパソコンが接続できない場合はDJができないことになります。

EDM(オールジャンル)向け【Rekordbox DJ】



オールジャンル向けに多様なDJに評価されているソフトです。
ブラウジング(選曲)のしやすさはピカイチです。似ている曲をソフトが提案したりしてくれます。
USB DJのための機能が豊富なのでパソコンでDJをせずにUSBでDJする方もレコボを使用しています。

おすすめPCスペック

Rekordboxユーザーの方向け


OS問題が比較的少ないため新しいMacbookをおすすめできます。
実際に最新OSでプレイしている人に会ったことがありませんがOSにはフル対応していると公式は発表しています。
公式の発表は現場環境と異なる場合が多いので注意が必要です。
M1,2チップ内蔵では接続できない機材も多いのでCorei5,7あたりのインテルをおすすめします。
i7,9などのハイスペックのMacbookは熱対策が必要なのでハイスペックすぎるのも少し注意です。
MacBook Pro 2018 13インチ
Corei5,7
SSD512GB〜1TB
そんなにパソコンに詳しくない方はこの辺りでしょうか

私はRekordboxを中心にSeratoも使うDJのためRekordboxユーザーの私が実際に使用しているMacbookのスペックを公開します。(SSD1TB)

私はRekordbox DJ ProのCoreプランというサブスクリプション契約をしているのでクラブの王道機種のセッティング(DJM-900NXS2,CDJ-2000NXS2)などでのDJが可能です。
※SL-4・DJM-S9などの無償対応の機材を除きクラブ王道機材の接続には注意が必要です。

Seratoユーザーの方向け

〜2022年ごろまでの王道〜


Serato向けの方はHipHop機材の王道のインターフェース「RANE SL-4」というものに対応することをおすすめします。
SeratoでプレイするDJのほとんどはSL-4のためと言っても過言ではありません。

RANEの公式の情報でMacOSはMojaveまででサポートが終了しています。
ですので前途でもあるとおり、2018年以前のMacbookが推奨ということとなります。

MacOSの2018年リリースのMojaveあたりが最終対応という機材も少なくないのが現状です。
なので2019年以降発売のMacbookでは接続できない機材が多くなるということになります。
Seratoユーザーには2018年以前のMacbookがおすすめということになります。

〜近年のクラブ機材の移り変わり(2024最新情報)〜

近年ではサブスクリプションでDVSという機能を使える状態にして最新機材などに接続するケースが増えています。

従来であれば
・DJM-900NXS2
・CDJ-2000NXS2
・SL-4
という前途(〜2022年ごろまで〜)王道と言われてきたセッティングが一般的でした。

近年では
・DJM-A9
・CDJ-3000
というセッティングになってきており
DJM-A9は先ほど解説したDDJ-FLX4同様Big Sur 11.2以降の対応となっているためOSをアップデートし、SL-4を使えない代償とサブスクリプション契約をしてクラブでDJされるケースが増えてきたようです。

補足情報

HID接続という対応するDJミキサーとCDJをパソコンと繋ぐ方式のDJスタイルが近年では人気になっています。
HID接続もSerato , Rekordbox問わずサブスクリプション契約が必要となっています。

いかがだったでしょうか?
こういったパソコンの悩み多いんではないでしょうか?
こういったDJを始める方や初心者の方の手助けができるといいと思っていますので今後の「BeatMag」の記事もぜひお待ちいただければと思います!
DJ HUMBLEでした!ありがとうございました。



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