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2021.11.3 生布施明レポート@中野サンプラザ

2回目の生布施明。今回は中野サンプラザでした。

当初行く予定ではなかったのですが、前回神奈川県民ホールに行って、「もっと生布施明を聴きたい!」欲が抑えられなくなった結果、労音さんに電話してチケットを確保。諦めなくてよかった!

事前準備

今回も2階席のため双眼鏡を装備。あとはパンフと、命より大事なチケット

少し早めに行き、駐車場で布施さんの車を拝んでから会場へ。(ファン仲間の方、情報ありがとうございました。)

会場にて

NHKから2つもお花が。NHK絡みのトークがあるかなと期待しましたが特になし。

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セトリ・流れ(と曲ごと感想)

※セトリはパンフから引用しています。
※細かい&長いので適宜スルーしてください。曲名は「」(太字括弧)で囲みます。

※前回の神奈川公演(2021年10月16日)の記事(下記)と重複が結構あります。(特にトーク)なので大きく違う箇所を太字としました。時間がない方は太字だけ読んでください。

※記憶を頼りに書いているので、違ってたらすみません。

幕開け。17:00ぴったり。

「君は薔薇より美しい」ジャズバージョン。衣装は神奈川と同じ(黒のジャケット、グレーのベスト、黒いネクタイ、黒いズボン、そして赤に黒水玉のスカーフ)

「ちょっと悔しさ何故かうれしさ」

「Because of you」この曲に入る前でスカーフを取った。神奈川とおそらく井川さんのピアノアレンジが違ったと思うのだけど、これがすごくよかった。

「再会の季節&ノスタルヒアス組曲」2曲の行ったり来たり。構成がやはり素敵。そして最後の乾杯のくだりがたまらない。

<トーク>

・サブタイトル「祭りのあとの歌ものがたり」の「祭り」はオリンピック。「ものがたり」は見ている皆さんのそれぞれのものがたり。「あとの祭り」じゃないよ。

・最近サントリーホールで歌う機会があり(筆者補足: 10月20日に行われたセイコー創業140周年 感謝の会 記念コンサートと思われる)「ブラボーなどの掛け声は今回限りお控えください」という女性のアナウンスがあった。なので今日もブラボーはお控えください。

・独白コーナーについて:今回もやる(評判は良くないけど)。でもみなさん、聞いておいた方がいい。

===ここから独白コーナー

[独白]気づくと時は追いかけてきていて、追い抜かないでくれよとお願いする

「落ち葉が雪に」

「Five O'clock shadow」

「聞いてください」

===独白コーナー終わり。

<トーク>

・オリンピックのあと1968年はひどい年で色々あった話。

・「愛の園」を出した年でもあるが、歌った当時神田カルチェ・ラタン闘争があり「こんな歌歌ってていいのかな〜」と感じた。

・1968年は三億円事件があった。2回取り調べを受けた(事務所が出したスケジュールが、事件当日休みになっていたため)。1年上の先輩の高田純次も同様に取り調べを受けたらしいが、自分は高田さんが怪しいと思っている(という冗談)


「愛の園」今回も大人なアレンジ。うっとりしてしまう。

「カルチェラタンの雪」襟を立ててくれた!(左襟だけ)

「君に会いに行くよ」これの記憶がないのは、飛ばしたのか私が召されていたのか…。

「霧の摩周湖」出だしは今回もマイクなし歌唱。

「恋のサバイバル」やっぱり好きすぎて前奏でテンションが上がる。歌詞の『(あなたのことも忘れて)踊るだけ』が『踊り出す』になってついクスッとしてしまった。あと『いつか冷めてたの』がちょっとゴニョついていて(私の耳が壊れてなければ)、そこもクスッとポイントでした。

「君を守る」今回も無事、誘われました。

「恋」前回同様『恋というものは不思議なものなんだ』のみ。涙をこぼしてほしい。

「愛は不死鳥」カッコいい…聞き惚れるうちに終わる。

「シクラメンのかほり」フルで歌唱。帰ってきた薄紅色(詳しくは前回記事を)。全体的にすごくよかった。

※前回入ってた、なんでジャズになっちゃったののくだりは今回は無し。

お召し替えのため袖へ移動

「Instruments [TAKARAJIMA]」 神奈川同様、それぞれの方の良さが出てた。

お召し替えして登場。ワインレッドのジャケット(襟は丸っぽい感じで黒)、ワインレッドのベスト、黒蝶ネクタイ。神奈川と同じ。

バンド紹介。神奈川同様、井川さんを抜かしていじる。

<トーク>

・コロナでよかったこともある。ヒートテック要らずになって、「ミートテック」がついた。(つまりはお腹周り…w)

・千昌夫さんがコロナで気が滅入って、メンタルクリニックへ行った話。

名前を聞かれて「阿部 健太郎(本名)」と答えると
「ご職業は?」と医者に聞かれる。自分のことを知らないんだなと思って「歌手」と答えたら、「いつからそう思うようになりましたか?」と医者に聞かれたそう。

それを聞いて、自分(布施さん)は心療内科とか行かないようにしようと思った、とのこと。

・コロナで音楽業界は大変だったけど、なんとか乗り越えた。皆さんにとっての贅沢品(嗜好品だったかも)ではなく、必需品でありたい。


「祭りのあとの歌ものがたり」2回目だからか、より歌詞が響く。特に『この手を掴み 離れないで』のところ。布施さんの動きも相まって、とても印象に残った。ぜひ繰り返し聴きたいので音源化を切に希望。

「慟哭」相変わらず、世界観がすごい。この曲の歌詞は本当に難解だけど飛んだりしないのはやはりご自身で歌詞をつけているからなのか。最後はやはり、マイクなし。

<トーク>

・2019年12月にニューヨーク行って、藤野浩一さんの家に行って話した。「応援歌」はなんだろうねとなって、日本なら「上を向いて歩こう」かねえとなった。なんかそんな曲を作りたいね、となって作ったのがまほろばの国。皆さんを応援する曲として、そして自分を励ます意図も込めて歌う。

「まほろばの国」「歩まん 歩まん」のところの力強さ、笑顔、動きが最高でした。

「ともかくも」感情の込めかたが、前回より強く印象に残りました。

「さぁ」まほろばの国からこの曲までの流れが、本当に観客を応援してる感がすごくて、ジーンとしました。

一旦引いて、アンコール登場。衣装が変わって、白ジャケット、涙型ブローチ(紫)、ポケットチーフ(紫)。これも神奈川と同じ。

「My Way」安定の、感動。

「Time To Say Goodbye」歌い始める前に、蝶ネクタイを解く(ネクタイ苦しいのかなやっぱり)。歌は最初から最後まで、完璧と言ってよかったと思います。レコーディングかと思った。

幕引き。18:48終演でした。もう1曲追加してほしい!

感じたこと


・前半から後半にかけてぐんと調子をあげてきた印象でした。

(前半、若干濁点の入る音が割れて聞こえたのは、私の耳が悪いせいか)

・圧倒される感が強くて、逆に涙は出ず。

・やっぱり観客への「愛」「応援」のメッセージを全体から強く感じました。そこは一貫している気がします。

・個人的TOP5は

1. Time to say goodbye 

2.マイウェイ

3. まほろばの国

4. 慟哭

5. シクラメンのかほり

でした。ラスト2曲の圧巻ぶりといったら。でも今これを書きながら、前半の曲が頭の中をリフレインしているので、明日になるとまた違っているかも。

まとめ

前回聴いているから落ち着いて聴けるかなと思っていましたが、終わってみると圧倒され続けてやっぱりあっという間に終わっていました。

布施さんの世界への、約2時間の旅。CDやDVDの布施さんももちろんいいのですが、ライブは布施さんが直接私たちに語りかけてくれる素敵な空間。

その時々で感じるところも違って、違う景色を見させてくれる、そんな素敵な小旅行を布施さんは私たちに提供してくださってるんだな、と強く感じました。




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