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生布施明レポート 2023.4.1@オーチャードホール ツアー千穐楽!

 ついにやってきてしまいました。布施さんの2022-2023年ツアーの千穐楽。オーチャードホールは、私が実質最前列を初体験した思い出の地。

 Bunkamuraも改修に入るとのことで、ここのホールでのコンサートもしばらくは見れなくなる模様。それもあいまって、しみじみとしてしまいました。

 そして公演前日に公式様から来た嬉しいお知らせ。それは今公演の収録をする、というものでした。前回のツアーは映像化はされなかったので、今回映像化されることを大変嬉しく思います。

 ということで…今ツアーのレポもこれが最後です。寂しい気持ちもありますが、まとめていきます。

開場まで

 今回はファン仲間の方と一緒に観ることにしていたため、少し早めに待ち合わせ。

 先日閉館した東急百貨店を横目に、寂しさを感じたりしつつ歩いて行きました。待ち合わせ場所に行く際に、楽屋口チェックもしようと思い歩いて行ったところ、割と分かりやすいところに布施さんのお車が!こんなところに停めて良いの…?盗まれない…?(心配しすぎ?)というくらい近くで布施さんのお車を拝見。手を合わせて拝んでしまいました。

 その後開場までは、ファン仲間の方と入口近くで立ち話。そうこうしているうちにあっという間に開場時間になりました。

会場について

 改めて書くまでもないかも知れません。言わずと知れたオーチャードホール。

 席数は2,150席ほど。布施さんの公演の中では、キャパが多め。天井が高く、音の広がりを感じられるホールでした。

 先述の通り、オーチャードホールが含まれるBunkamuraという施設自体が近々改修される模様。しかし以下のサイトにオーチャードホールは「日曜・祝日を中心に営業を継続」とあるので、ホールには改修は入らないのかも知れません。

 今回座席は22列のやや上手側(小堀さん寄り)。これくらいの方が心臓には良いことがよく分かりました(去年の実質最前列は本当に心臓バクバクだったので)。舞台全体が見渡せる素晴らしい場所でした。

 そして、カメラについて。確認できた範囲で4台ありました。
・舞台上1台
・舞台下2台
・客席やや後方真ん中に1台(列的には23-24列目らへんだったかと思います。なんとなくなので、正確ではないかも知れませんが。)
 もしかすると2階や、別の場所にもあった可能性もあります。いずれにせよ、映像化にワクワクします。

 そしていよいよ、開演の時。


※この行以降、ネタバレを多大に含みます。
次の公演で初めて鑑賞される方、ネタバレがお嫌な方は、回れ右でお願いいたします。











(ネタバレを避ける間)















流れ・セトリと所感

 ※主に、曲名を太字で表します。「」は布施さんのセリフ、( )は補足及び私の心の声がメインです。(正確に書き分けきれていないですが、ご了承ください。)

 開演時間になり、照明が落ちていき、真っ暗に。消えていくライトを見上げる時に、天井の高さを改めて実感。 

 緞帳は上に上がるタイプ。上がったところでいつも通り、暗闇の中に星空の照明と、真ん中に立つ布施さん。徐々に点いていくライト。観客の方にも白い光が当たり、その光が20列めくらいまで伸びていきました。

 そして井川さんの手の合図とともに、ドンッと勝手に想い出前奏のスタート。今回は、謎語はなし。おそらく映像化を意識してだと思います。

 前奏、間奏でちょっとそんなに踊って大丈夫?というくらいに踊る布施さん。千穐楽だから気合いが入っているのか…。
 声の張りがとてもよく、聴いていて気持ちがいい感じでした。「戻り道 あぁ」のところで手をくるっとする仕草。これも映像で残ると思うと嬉しい。

 間奏ではバンドメンバーの方に歩み寄っていきながら、指差ししたり音に乗ったり。服部さんのパーカッションが特にノリに乗っていました。

 観客席に光るサイリウムが今回は流石に多かったです。少なくとも8〜10個はあったと思います。

 ちなみにお衣装は、これまでと同じ黒ジャケット、白いシャツに胸元に赤いチーフ。そしてスカーフを首に巻かれていました。

 なおオーチャードホールでの近年の恒例だそうですが、舞台の中央に桜の枝が飾ってありました。(去年もありました。)今回はやや葉桜気味でしたが、今年もこれを見れて嬉しいなぁという気持ちになりました。

 次の昔日の情熱。歌い始める前にスカーフを取って、小道具置き場へポンと置き、前奏で「ン〜ン〜♪」と言って、歌い出し。
 「よみがえる」のところで手をクルッと。この曲は布施さんの声の深みを堪能できて大好きです。

元ネタ(前も貼ったかも)↓

色々な方が謳われていますが、フリオ・イグレシアスバージョンが前奏の感じも含めて、一番似ています。これは映像にぜひ含まれてほしい曲…!


MC:

・コロナ禍4年目のツアー。
・今ツアー千穐楽、ファイナル。
・エイプリルフールなので、嘘ばっかつくかも知れないけど、お許しを。
・ツアータイトル「よみがえれ昔日の情熱」の話
(昔の情熱を取り戻したい、と言った感じの話。)
・皆さんもあの日の、あの時の、あの時代の情熱を思い出してもらえたら、みたいな話。(ここちょっとうやむやです。)
・ごゆっくりお過ごしください。

Mr. Bojangles 
 前奏で身支度。時々観客への目配せ。今回はやや早めに身支度が完了して(そして後で気づいたけれど少し蝶ネクタイが左右不均衡で可愛かった…)、ドアを開ける仕草まで少し余裕があった感じでした。
 歌い出しが「名前は Bojanglesと言ったっけ」だったのですが、「名前を」の時もあるけどどっちが正だっけ…?などとつまらないところに気を取られる私。布施さん訳詞だし(多分)どっちでもOK!

 なんとなく、前髪が前回の仙台より短めに見えたので、髪を切られたか、それともBojanglesさんの時に帽子をかぶって髪が少しペタッとなったか。真相は不明です。

今回はマイク忘れもなく、杖も落とさず、完璧でした!

MC:
・細いマンボズボンを履いたジャズメンや、大きな荷物を持った劇団員の方、旅芸人の人に昔は駅などでよく会った。知り合いではないけど会釈をした。
・私が10代の頃の話なので、みなさん元気でいてほしい。

・物議を醸す独白コーナー。毒を吐くわけではない。まぁ近いものがあるかと思うが(あるのかい!)
なぜ物議を醸すかというと、評価が二分しているから。
①いいわね~と言う人
②もういいわねという人。もう、がつく。牛じゃないんだから。
・「どうしますか?あのコーナー」「どうですかね?」などと言われるので、「どうどう」巡り。もっともだなとも思ったけれど。制作会議で、渋茶をぐびっと飲み干して…、「今回の独白コーナーです。」

MCを全体的にやや巻き気味にされているように感じました。映像化するから、時間を意識されたのか…?

独白①:
 
想い出とは時が経てば経つほど苦しみが薄れて、悲しみ色の、懐かしさばかりが胸に残ってくる。さらに時がたてば、悲しみ色の悲しさも消えて、胸に残るのは懐かしさだけになるんだろうか。(という感じ。)

落ち葉が雪に
 
バースの「別れて恋しくて」の「こいしぃくぅてぇ♪」のところが気持ちがこもっていて好きでした。
 バース終わり後、舞台後方のカーテンが開いていきました。(照明の効果のためかと思われます。)
 金子さん、服部さんコーラスは今回ツアーで一番よかったと思います。女性の声のコーラス、布施さんの深みのある声が重なって、なんとも綺麗。

 後ろの照明(四角い枠)が左から右へ移動していたのですが、時の流れの表現なのかなとふと感じました。とにかく照明も美しくて、印象深かったです。(「小川の水に」のところで色が青だったり、芸が細かい…。早くまた映像で見たいです。)
最後の「どうして僕は」が結構溜めぎみで、歌い方が早かったような。

独白②:
 
「太陽に背を向けると、影は自分の前にある。太陽に向かって見ると、影は自分の後ろに引き下がる。前を向いて、思いきり元気に歩いていける。涙の後はひくひくする胸を抱きながら、大きく息を吸って、太陽に顔を向けてみようか。」(細かな語句の違いはお許しください。)

流離の彼方で
 
どこだったか、上手に向かって両手を前に伸ばして、徐々に右手を下げていくところがあったのが印象的でした。照明も美しい…。

独白③:
 
女性と街で偶然の再会をする設定のミニひとり芝居。

「あっ!久しぶり!街を出て行ったって、山崎先生が言っていたから…」(←イトウ先生からなぜか変わっている…)
(女性から話を聞いている様子)
「僕?前と同じ、パンを焼く毎日さ」
「お茶でもどう?あ、そうだよね仕事中だもんね」
「僕はね、ピカソの看板のところの…」
(相手が立ち去ったらしい)
「じゃあまたね!」
「当分、ここにいるから!当分…、ここにいるから…」
(細かいセリフは違うかもなので、もし間違いあればご指摘ください。)

ここもいつも以上に巻いていたような気がします。

それが僕です
 
「ホォ〜っと息を吐きながら」が相変わらずものすごい肺活量の息の吐き方っぽくて大好き。
「次の一歩へ歩み出す」のところの歩み出すポーズ、可愛すぎるのでアクリルスタンドが欲しいです。商品化求む。
今回は「それが僕です」のコーラスとの息もぴったりでした。あと、どこの歌詞の部分だったか忘れてしまったのですが、ぴょんぴょんぴょんと3回跳ねていらしたところがあって、可愛すぎて目を奪われました。(どこの歌詞か忘れたのはそのせい…。)

最後の舞台中央→上手→下手→再び中央に移動しての「それが僕です」のところ、下手側へやや行ききれてなかったのも、私としては可愛くてキュンでございました。

 一個残念だったのは、ちょっと「ジー」というノイズが時々聞こえたこと。(この曲以外でも幾度か。)布施さんの声が掻き消していたので、マイク以外の楽器の接続音と推察します。まぁ多分、DVD収録の時は消されると思いますが。

MC:
・どうかな〜。(みなさんも)どうかな〜と思ってますよね。でも60周年まであと3年くらい。あと2回なので、いいのを作りたい。
「短くしてもいいですよ。」(いいのかいw)
・次はメドレーのコーナー
・いろんな曲を歌ったけど「ほとんど覚えてないです!特にアルバムに入っていたようなのは」(結構キッパリとおっしゃっていて潔い(笑))
・音を取り寄せてもらっても、やっぱり覚えてない。
・自分で作った曲というのは、申し訳ないような感じだけど、覚えている
・演奏旅行でギターを持って行って、楽屋だったり、旅館で飲めない酒を舐めながら作った。

・YOKOTA AIR FORCE TOWN (CAN REALLY BRING YOU DOWN)についての話

 ・東京の多摩地区に横田基地があり、行った時横田は外国のようだった。
 ・武蔵野というとかっこいいが多摩地区
 ・多分中2の時。(前回の仙台では中3と仰っていたので、どっち?となった)
 ・横田基地近くに住む同級生というのがいた。特定の人、というわけではないけどその人たちをモデルに作った。

"YOKOTA AIR FORCE TOWN (CAN REALLY BRING YOU DOWN)"のタイトルコールが「ヨコタエアフォースダウンキャンリアリーブリングユーダウン」に聞こえましたが私の空耳であることを祈ります。w

 前奏で白いジャケットへお着替え。

YOKOTA AIR FORCE TOWN (CAN REALLY BRING YOU DOWN)、今回もノリノリでした。私の座席がちょうど服部さんが見えやすかったのもあるかもしれませんが、服部さんのコーラスそして演奏が本当に素晴らしかった…!もちろん他の方の演奏も一体感があり、これが映像化されるのが非常に嬉しいです。

 続いてこれが青春だ。「これが青春だ〜」のところに服部さんと金子さんのコーラスあったんだ!と今更気がつく私…笑。青春が似合う75歳…!なかなかお目にかかれません。

雪がおどる
 
カルチェラタンの雪が元々大好きな私ですが、ツアーで今回雪がおどるを生で拝聴して、この曲もカルチェラタンに負けないひとりミュージカル曲だと思い知りました。フルじゃないのが、悔やまれる…。今度ぜひ、フルで歌ってください!
 この曲、80年代の動画もいいですが、今の布施さんでも、また良いのです。ドアを開けて店に入って、ちゃんとドアを開けて外に出るマイムとか、タバコをふかす仕草とか!大人の哀愁の表現が素晴らしい…。青と水色のライトもまた、曲に合っていて良きでした。

 ここで舞台後方の幕が閉まっていました。

霧の摩周湖
 最初の「あ〜あ〜」は、またもマイクなし。最初だけ若干声の裏返りを感じましたが、それ以外は素晴らしかったです。後ろの照明が丸い満月のような緑色の丸いものになっていて、なんだかとっても幻想的。

「あふ〜れる〜なみだぁ〜あああぁ〜んきりに〜」と音が続いて聞こえて、息継ぎは?息継ぎはどこでしたんだ?!と脳内の私が騒然としていました。

 あとは最後の「ましゅぅう〜この〜よぉうる〜」のところがなんとも、聴いていて気持ちがいい。大好きな部分です。

 歌い終わって、襟を結構がっつり立てて、カルチェラタンの雪。若干立てすぎではと思うくらいw。後ろの丸い照明が青→上が青、下が赤に変化。歌唱は文句なしでございました。

 襟を戻そうとしたが間に合わず襟が立ったまま、ワンフレーズの(そろそろフルで一回聴いてみたいぞ)、そして襟を確かここで直してうりずんの風。うりずんの風、今回は間奏のところで、両手を上げてカチャーシーっぽい動きをされていたのと、2番のところで歌いながらまたその動きをされていたので、おっと思いました。

 そしてシクラメンのかほり。今この曲の記事執筆中なので、改めて噛み締めて聴きました。う〜ん、これもやはりフルで聴きたい。(真綿色、薄紅色、薄紫の対比がこの曲は個人的にポイントと思っているため。)
サビで子供の頭を撫でるような仕草、そして子供の手を取る仕草をされていて、後者はちょっと珍しいと思いました。

 そして蝶ネクタイを解いて、愛情物語を観ましたか。こちらは先日radikoで流れていて、改めていい曲だなと認識していたところ。やっぱりフルで…(以下略)。メドレーの曲も、好きなものはやはりフルで聴きたいというのが、ファン心。

 布施さんは下手袖に下がり、インストゥルメンタルの愛情物語(To Love Again & Manhattan)。今回は、きちんと聞けました。(前回は諸事情により聴けなかったので…良かった。)ノクターンに入る前の井川さんのピアノソロがかっこいいのなんの。これも映像で残ると思うと大変嬉しいポイントの一つ(意訳:カットしないでね)。
 照明は赤から、紫、白と変わり、曲がマンハッタンに変わってからは黄、ピンク、黄、青などコロコロと変わっていきました。小堀さんのギターも良きでした。いや本当に、初日から徐々に生まれていく一体感、そしてそれぞれのバンドメンバーの進化も目を見張るところです。だから、何度観ても飽きない。

 演奏の終わりとともに、布施さんが下手からご登場。(黒ジャケットに濃い目の緑のチーフ。中に白のベスト、で特に変わりはなし。)

MC: 
・メンバー紹介。楽器+お名前だけの簡潔バージョン。ここもカメラを意識してか、テンポが早い。
 井川さん飛ばし。井川さんにピアノを鳴らされ、井川さんを紹介するかと思いきや「それと、桜」と言って、舞台中央に飾られた桜を指す布施さん。まぁ桜も大事な舞台演出ですが(笑)。
その後ようやくちゃんと井川さん紹介。50年以上一緒にやっている、等々。
「白い髪になってしまって…」と井川さんの白髪を嘆く布施さん(なぜw)。

・諸々の出来事で、大丈夫かな、この星、この島、と思う。
2050年にはお平な世の中がくると専門家の方々が言っている。
「2050年だとあと28年ですから…井川さんは…101歳!おめでとうございます。私?私のことはほっといてください。」
(あと27年ではないのか…?)
・コロナ禍もなんとか収まってきている。あともう少しだと思います。
・ブラボーの声かけをしないでとお願いしていたりだとか…あんまりかけられたことなかったけど(絶対に謙遜)。マスクもお願いしていたりしますが。

・次の曲は夢を握りしめたまま彼岸に旅立った仲間へのレクイエム。

 そしてWe Will Meet Again。青白いライトが布施さんに当たってました。
ここでも時々ジージジというノイズが。布施さんが歌う間は、声でかき消されるのでそこまで気になりませんでしたが、なんのノイズだったかは少し気になります。2番は今回も「青春」ではなく「人生」でした。
 個人的な話になりますが、自分が高校生の時に、亡くなった同級生の友人を今回は特に強く思い出しました。舞台の桜のせいでしょうか。亡くなったのが3月で、その友人の誕生日が4月、というちょうど時期的には今頃のことでした。私は友人が亡くなったことを幾度となく悲しんできたのですが、布施さんの「またねと言うよ We will meet again」のところで、いつか向こうで会えるんだよねという、悲しくはありつつも、少し元気づけられたような気持ちになりました。布施さんもきっと、亡くなられたお仲間、ご友人、それぞれに対して似たような気持ちをきっと持ちながら、今ご自身ができることを精一杯されているんだろうな…、と切に感じた時間でした。

 
それから慟哭。一度(どこの部分か忘れてしまいましたが)「時の流れ 儚くあなたを 運んでゆく 夢の世界へと」のところで、少し脚を曲げて屈むような動作をされていました。屈み具合は、今回も浅め。腰はくれぐれもお大事にしていただきたい…。なんせ歌は目と腰で歌うものだから…。
 
 最後の「時の流れ」に入る前のシンバル?のシャーンという音、それがピタッと止んで、静かになってからの布施さんの「とーきーのー」のアカペラ声、その後のバンドの音と相まっての「なーがれー」の壮大な響き。聴くたび毎回感動しますが、今回は特に布施さんもバンドの皆さんも特に息が合っていて感情がこもっていて、ただただ聞き惚れました。本当に、神々しいとはこのことか、という感じです。
 そしてラストはマイクなしの「夢の世界へ」。間違いなく夢の世界に引き込まれました。

MC: 
・最後のコーナーです。
・以上な気候や疲れ果てた人の心があるけれども、民度を持って生きていきたいと思う。

・次の曲は私から皆さんへの応援歌として歌います。
・政治的な意味合いは全くないです。(会場から笑い)
・「まほろばの国、です。」(この曲の曲名をタイトルコールするのは珍しいな…と思いながら聴いておりました。)

 まほろばの国の1番の「また春が来れば 桜を愛でて」のところで、スポットライトが舞台中央の桜に当たり、とても幻想的でした。

2番の「また夏が来れば まばゆさ戻る」の「まば〜」のところの気持ちのこもり方がすごかったです。(表現しきれぬ歯痒さよ)

 そして多分今回の唯一のやらかし。「さぁ堂々と」が一箇所、「まぁ」というか「あぁ」という感じになって少し力みが抜けた感じになっておりました。でも他は本当に、ミスらしいミスがなかったです。

 あと「超えてゆこう」のところの足踏みの可愛さがまたもう…。本当に75歳ですか?!(ここも映像で早く見たいポイントのひとつ!)

 そして「祈りを込めて届けよう」のところで、私としては久々に見れた流れ星が。一瞬見とれて、ハッとして、「布施さんいつまでもお元気で…!」
と祈っておきました。
 最後、見間違いでなければ小さくガッツポーズをされていたような。布施さんに応援される私たちは本当に幸せだと思う。そんな気持ちになる曲です。

 ついて来るなら
は、いつもより感情抑えめか、前奏では「アウッ」などは無し。その分なのかなんなのか、2番の「おぉれのぉこのぉてをぉぉ〜」の感情の込め方よ…!最後の方無音でアウッって言っていた気も。次のツアーもついていきます!そう言いたくなる歌唱でした。

 そしてMy Way。歌詞は通常の「私には愛する歌があるから」バージョン。映像には「あなたには愛する人がいるから」バージョンはのせない主義なのか。あれは後世に伝えるべきだとも思うのですが…。ともかく耳も目も幸せでした。「布施さんが幸せなら私も幸せです」という気持ちになる、この曲はやはり布施さんの代名詞。
 曲が終わった後のインストゥルメンタルのところで、気持ちが溢れてスタオベしました。周りの目とか、もう関係ない!(後ろの方々すみませんでした。)布施さんは観客に向かって3回お辞儀をされた後、軽く手を振って下手袖へ。

 拍手が鳴り止まぬ中、割とすぐにピンクジャケットに着替えた布施さんが戻ってきました。色が桜にも合っていて良き。そこから君は薔薇より美しい。ノリノリで楽しげな様子の布施さん。さっきの荘厳な感じはどこへ…?笑
 前奏の途中ですごくさりげなく「特別だよっ」。(注意して聞いてないと聞き逃しそうなくらい(笑))

 声はツヤツヤ、楽しそうな様子が嬉しく、サイリウムをとにかく振りました。間奏ではエアピアノをし、アゥ!といい、CDを持ってニコッとスマイルし(これが今回唯一の宣伝か)、本当にもう超楽しそう!
 背景照明は確か紫とイエローでした。

 そしてラスト、Time To Say Goodbye。もうこの曲に来てしまったか…と寂しさに襲われます。背景は赤色。”Comme, comme”のところの感情のこもり方が優しくて、ずっと聴いていたかったです。そして安定の、感動的なイヨコンテと、圧巻のバンドサウンドのあと、幕が上から閉まり、終演となりました。

 そして流れる「遠い昔か物語りか」。この曲も少し「昔日」という今回のツアーのキーワードにかかっているな、と今更ながら思うなどしました。

 公演は1時間40分ほど。短めだった仙台よりさらにやや短かった形です。これは私の予測ですが、前回のDVD化された公演の収録時間が99分だったので、100分(=1時間40分)を目標にされたのかと思っています。(意訳:お願いですカットなしで全部収録してくださいお願いします!)

終演後

 事前に出口を下見したので、今回は(も?)出待ちチャレンジ。が、今回はさすが渋谷、出待ちの方が多い!ざっと20~30人くらいいらした気がします。それだけ布施さんファンが多いということで…。

 終演後15分くらい経ったあたりで布施さんが出てこられ、そのまま車に乗り込み、ご自身で運転して会場を後にされていました。確かサングラスをして、上下黒の出立ち。お顔を見れたのは少しだけでしたが、個人的には布施さんが車でバックをしてから運転されるのを見れたので、それだけで幸せでした。(わー、布施さんが車でバックしてる!わー!みたいな感じ。)

今ツアーのメッセージとは何だったか

 全15公演中、8公演に参加した今回のツアー。パンフにも記載がありますが、過去の曲を歌うことで、当時の情熱を思い出し、それを今現在の布施さんのエネルギーにされている、そんな印象を強く受けました。

 前回ツアーがオリンピックが終わった後の私たちへの応援のメッセージだったと私は捉えていますが、今回は布施さんご自身の、これからへの意気込みを伝えてくださった、そんな気持ちで今はいます。
 「僕はこれからも進んでいくから、みんなついてきてね」そんなふうに言われているように感じます。

次のツアーではどんな曲を、どんなメッセージを伝えてくださるのか、すでに楽しみです。

今回のツアープレイリスト(一部は洋楽原曲)

 今回ツアーの曲目が大好きすぎて、作ったプレイリストです。

 カバー曲については、おそらくこれが元ネタだろうというものを入れています。思い出の反芻に、よろしければお役立てください。

まとめ

 私としてはツアーの初日から最後まで追えた初めてのツアーでした。何回聞いても、随所に工夫や進化が感じられることに驚きつつ、公演ごとのハプニングや感動的な演出があることを身をもって体感しました。次のツアーも、都合がつく限りできるだけ参加したいと思います。

 何かご指摘や、読んでのご感想を頂けたら大変嬉しいです。

 次の参戦予定は、のど自慢となるか、Cozyとなるか…いずれにせよ、すでに早く布施さんにまた会いたい!私なのでした。

今回もお読みいただき、ありがとうございました! 

 

 





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