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映画「蜘蛛の巣を払う女」

「ドラゴン・タトゥーの女」から8年、ハリウッド制作された続編「蜘蛛の巣を払う女」を観た。元々はスウェーデン作家 故スティーグ・ラーソンのベストセラーを原作としており、続編は執筆を引き継いだダヴィド・ラーゲルクランツ作品を元にしている。非常にややこしいので、以下のようにまとめてみた。

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前作の監督だったデヴィッド・フィンチャーは製作総指揮にまわり、監督や出演者は総刷新。凍てついた世界観は引き継がれているものの、前作の複雑なサイコスリラー色は後退し、今回はアクション要素が強い。

リスベットはルーニー・マーラが好演した前回に比べて表情がやや豊かになり、ミカエルはダニエル・クレイグ版に比べて色気全くなし。得体のしれない不気味さがあった前作と、全く別作品と考えればそれなりに楽しめる。リスベットをダークヒロインに仕立てたシリーズものにしたい、ハリウッドの思惑が見え隠れする。


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