駆ける

とてとて たったっ
辿り着いたのは 大きな砂場
小さな友達と 追いかけっこ
こけても笑って また再開

たったか たーっ
駆け抜ける 五〇メートル
流れる汗が 気持ちいい
勝ち負け競って 笑い合う

どきどき たったっ
時代遅れだと知っている
それでも手紙で告げたくて
当たって砕ける 恋は苦い

たったか たかたか
階段のぼって かけこむ電車
髪はボサボサ 化粧もままならない
窓に映る やつれた顔の私はだぁれ?

どきどき たったか
恥じらう乙女はとっくに卒業した
そんな女に愛を告げる君は後輩くん
告白受けて恥じらい逃げる 私はリンゴ

ゆっくり とことこ
二人で歩む 帰り道
繋ぐ手に 煌めく指輪を見て笑い合う
貴方と歩くヴァージンロード
思い馳せる気持ちは駆けて行く

まだまだ私は止まらない

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ふと思いついた詩。それ以上の意味はないです

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