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お盆はしんどいよ。

毎年 この時期は寝つきも悪いし 体調もすぐれなくなるのです。
うちの父親はまさに THEお盆 という 8月13日が命日なのですが 明日は供養をしなければ…。そして 知らない人まで供養を求めて集まってしまうので体調は最悪です…。

最近 ライオンズゲートが開いた的な話を耳にしましたが 私にとっては地獄の釜の蓋が開いたわけですね。
うちはもともと宗教らしいことはしないのに なぜか仏壇があって亡くなった おばあちゃんが時々 熱心にお経をあげていました。
おばあちゃん亡き後 まったくなにもせず。
そうすると なぜか仏壇には会ったこともないけど なんかで縁があるんだろうなっていう人たちが どんどん溜まっていきました。
仏壇の扉を開くのが億劫で 閉じ込めっぱなしな年月が かなり長く続いていたのですが ひょんなことから修験だの仏教だのに関わることになって 自分で供養するという方向に…。
一年近く 毎日毎日 仏壇に向かって読経する日々が続きました。
いわゆる回向ってやつですね。
それをするにあたって もともと仏壇の中を自分用にカスタマイズして ご本尊を入れ替えたりなんかして 果たしてこれで正解なのか?という かなり適当な感じだったのですが 今はとても清々しい状況になっておりますです。
うちの仏壇のご本尊は 地蔵菩薩さま。
もともとあった過去帳をみたとき まったく知らない人の名前があったり 水子ちゃんが記載されていたり どうすりゃいいのよってことで たぶん正しい形式ではないのですが 地蔵さまをメインに お不動さん 十一面観音さん そして空海さんという わりと強烈なメンバーで構成してみました。

時々 掃除のときに空海さんのお人形の靴が取れちゃったり 持ってる五鈷杵が折れちゃったりで セメダインで補修しております。

さて よく亡くなった方のメッセージを聞く という話がありますが 私が知る限り よっぽど話したいことがなければ そんなに饒舌に話す方はいなかったです。
お祓いとかで行ってみても とりあえず死んでるから もう成仏しねえか?みたいな話で説得。だって死んじゃったんだし生き返れないし 後悔してもしょうがないじゃん っていうところから あの世に連れてってくださる方 だいたいお不動さんにお願いします。
それでもだめなら十一面さまに強制連行して頂く感じですかね…。
世にいうほどたいそうな話でもないんですよ。もとが人間だから。

逆にどうにもならないのは そこにもともとの神さまがいる場所です。
井戸だとか祀っていたお社があったとか。あとは天然の神さまですね。
これは どいて頂くわけにもいかず きちんとお祀りする 大切にする約束をして鎮まっていただくしかありません。
人間ごときの都合で どうにかなるもんでもないんだなあ…という 当たり前の感想ですね。なので神社の跡地とか 元境内の一画などに住まいを構えるのは たぶん大変でしょうね…。

みなさんはお盆の行事をされていますか? むかしのように お盆棚を作ったりする地域もあるでしょうし 既にお盆はただの連休という認識になった世代もいるようですね。
夏休みに帰省したいなあ 久しぶりに離れた家族と会いたいなあ というのは あの世に行ってもおなじことで 釜の蓋があくこの数日が あの世からの帰省のチャンスなんですね。
なので おおげさなことまではしなくても おかえりなさい ひさしぶりにくつろいでね っていう気持ちで 大好きだった食べ物や ふだんはお供えしないものなどで おもてなししてあげてくださいね。 
そして また来年ね って 送り火でお見送りしてあげてください。

よく幽霊だとか霊魂だとか言いますが もとは同じ人間です。
人間ではなく一緒に暮らした動物たちも同じ家族です。
怖くないし ただの帰省ですから…。
どうか 気持ちよく迎えて またきてねって送り出してくださいね。

明日も早起き仔猫たちがいるというのに 眠れなくて戯言を書いて眠気を誘ってみました。そろそろ寝られるかなw



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