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KREVA CLASS〜新しいラップの教室〜がブッ刺さった話

2024.05.30(木)、恵比寿ガーデンホールで行われた、「KREVA CLASS〜新しいラップの教室〜」に行ってまいりました。とにかくこれがブッ刺さりすぎて、興奮が冷めないうちにまとめようと思いました。途中まではネタバレなしで、途中からネタバレしながら書き進めようと思います。(ネタバレゾーンは分かるようにしますので、良かったら読んでいってください!)

行こうと決めたきっかけから、当日開場まで

数ヶ月前だろうか、ふとSNSで流れてきた情報だったと思う。KREVAさんが小林賢太郎さんとコラボして、コント・演劇をするというニュースを見たところから始まる。
KREVAさんは、夏フェスで何度も見てた人。カッコ良くて、品が良くて、曲も有名な曲だけかも知れないけど、KICK THE CAN CREWの時から何回も聴いていた。
そして、小林賢太郎さんはラーメンズ時代から今まで、ずっと追いかけていた。最初見た時は、コントなんだけど、演劇にもなっていて、そのオシャレさに衝撃を受けた。また自分のコロナ禍においては、ラーメンズのYouTube、過去の演劇作品の鑑賞で、心を救われていた。ただ、映像でしか見たことがなく、生で作品を見た事はなかった。なので、裏方に徹するという発表は仕方ないと思いながらも、どこか少し寂しかった。

お二方にはそんな感情を持った中でのコラボだったので、これは「行けるなら絶対行っとけ!」と思い、抽選に申し込んだ所、見事当選した。当たってから随分待った。待ち遠しかった。

2ヶ月ほど前にこのpodcastを聴いてから、さらに気分が高まった。小林賢太郎さんからのメッセージは本当に貴重だと思うし、今回の経緯を詳しく話している。

そして、この予告編公開と来た。待ち遠しくて仕方なくなった。横浜・大阪で鑑賞された方のXでの感想を読みつつ、とにかく待ち侘びていた。

当日はKREVAさんの曲を聴きながら、会場まで向かった。開場後はドリンクチケットを、すぐにビールに引き換えた。各種取り揃えてあったが、恵比寿ガーデンホールだから、せっかくなのでエビスビールを選んだ。缶だったけど、冷えていたのがありがたかった。平日の昼から飲めるという優越感と、これから始まる公演への期待も含めて美味しくいただいた。

ポスターとエビスビール


〜ここからネタバレに入ります〜


開演

ネタバレに入るとはいえ、何から何まで全部となると少し野暮な所もあるので、特に印象に残ったところを書いていこうと思う。

まず最初。(最初からやるんかい。と思った方もいるかも知れませんが、かいつまんで書きますので笑)
席は前から8列の左側。早めの抽選で取れて本当に良かった……。
DJの熊井吾郎さんが開演の10分ほど前からDJプレイをしていて、場内を温めていた。目の前には扉のあるステージセットがすでに設置されている。
その後、暗転して開演。オープニング映像が流れる。

映像の最後に「これは架空の物語です。……ですが、誰かにとっては同じ経験をする話かも知れません。」といったような、メッセージが流れた。

すると、宅配員とやりとりするKREVAさんの声。程なくして扉から登場するKREVAさん。

「あれ、暗転した時間も短かったし、あんなに暗かったら移動出来ないし、してなかったよな。え、って事は、もしかして開場からずっとそこにいた??」なんて思った。いたのかも知れないし、何か特別な方法で入ったのか。当然、僕は前者を想像した。

劇中では、「透明の学校」でKREVAさんが、パートナーの「バークレー」というバクをモチーフとした可愛いキャラクターと共に、ラップの楽しみ方を教えてくれた。また、授業らしく各セクションを時限で分けていた。「韻」、「DJ」、「サンプラー」そして「実践」。全4時限。少し先走るが、公演が終わって時計を見ると大体90分。大学の講義の時間と同じだ。

各時限もコントではあったが、かなり授業でもあった。また各時限間には短いコントもあって、それもまた楽しかったし、シリアスなコントもあって痺れた。GABEZのお二方のパントマイムも素晴らしくて、小林賢太郎ワールド全開。これが見たかった。また、コントの中にもKREVAさんがこれまで歩んできた人生と重なる設定・演出があり、それも気持ちが高まった。

最後の「実践」。こちらはKREVAさんのライブだった。さっき会場まで着くまでに聴いていたあの曲。気分が最高にブチ上がった。

そして、あっという間に最後の場面になった。きちんと色々な伏線も回収された。さすがだ。ただ、開場からそこにいたかは分からないまま。それで良い。

終演・カーテンコール

終演後は拍手が鳴り止まなかった。最後のカーテンコールで、KREVAさんからのメッセージが強く印象に残った。

「みなさん、普段の学校(職場)とは違う、一人一人が今までやったような透明な学校に通ってると思います。それを大切にしてください。」

ここで劇中で「透明な学校」と言っていた意味と、自分が今仕事とは別でやっている事とリンクする。去年から始めたM-1への挑戦。ネタ作り。ここで思い切り背中を押してくれた。

そして、KREVAさんが先ほど歌った曲から引用して、また言ってくれた。

「行けるなら絶対行っとけ!」

また背中を押してくれた。ここでオープニング映像を思い出す。あぁ、こういうことか。ここで最大の伏線回収となった。

KREVAさん、GABEZのお二人、熊井吾郎さん、バークレーくんがステージからはけた後、KREVAさんだけ、再度ステージに現れた。

KREVAさんが独立して「KOUJOUSHIN」という会社を立て、最初の事業がこのKREVA CRASSだという事を切実に語ってくれた。自分の人生も乗っかってる作品なんて面白くない訳が無い。生涯忘れない作品の一つになった。

とても気分が高まってしまい、恵比寿ガーデンプレイス内にある、エビスブルワリー東京で、かなり上質なビールを勢いで飲んでしまった。でも、めちゃくちゃ美味しかった。


エビス∞(インフィニティ)というここでしか飲めないエビス

さあ、M-1頑張るぞ。

ここまで読んでいただきありがとうございました!
では、また!

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