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シャニマス新規アイドル「鈴木羽那」をプロデュースした感想

筆者はシャニマスをダラダラ続け、シャニソンでしっかりハマったのですが、シャニソンで追加されたのが新アイドル「鈴木羽那」と「郁田はるき」なのです。そのあまりのかわいさとキャラの完成度で一躍人気シャニマスアイドルとなった経緯があります。

シャニソンのコミュはどちらかと言えば淡泊であっさりしているのですが、それでも鈴木羽那のコミュは切り抜き動画等で話題に上がる程プロデューサー多方面に刺さりまくりました。そして遂にエモいシナリオ製造機シャニマス本編に逆輸入と相成った訳で筆者もしっかりとプレイさせて頂いたのですが…

これはいかんよ!!!!!

シャニマス運営は鈴木羽那で確実に“獲り”に来ている!!!!!


まだ郁田はるきはプレイできていないのですがこれはやらなくても分かります。

素晴らしいと!!!!!


これは偶然の産物ではなく運営サイドが練りに練った計画の一端でしょう。シャニソンリリースから新アイドルを追加しコメティックを結成、そして渋谷にドデカいビジョン広告で話題性をさらい、運営から推しに推されここにきて本家シャニマスへの参加は狙っています。これでシャニマスがまた流行りを見せるはずで、少なくとも筆者はそう思っています。そう思わされるほど”鈴木羽那”という存在は凄まじいものがあります。

キャラ設定として純白や透明感と言った王道アイドルとして100点満点な属性を持ちながらコメティックとしてステージに立つ際は黒の衣装に身を包みその属性とは真逆のパーフォーマンスを行うという明らかなギャップを狙っているところもすごいです。天然でありながら計算しつくされた凄みの様なものを感じます。

このままでは鈴木羽那紹介になってしまうので急いで軌道修正し、シャニマスコミュの感想を語っていきます。まだ未プレイの方が大半でしょうからなるべくネタバレなしの感想です。

今まで明るいコミュから重いコミュまで様々なアイドルをプレイしてきましたが、彼女の場合そのどれにも属さず、明るいんだけどどこか重めの雰囲気も感じる、しかしそれが嫌じゃない、どこか掴みどころのないコミュで画面内のプロデューサーと同じくどこか彼女に振り回されているような印象でした。

振り回されると言っても物理的にということではなく、その魅力の凄さに勝手にこちらが振り回されているといったところです。彼女の言動と行動にこちらが勝手に裏を読もうとしてしまい右往左往してしまう…鈴木羽那は天然人タラシで天然のアイドルなのでしょう。

彼女を見つける切っ掛けになったのも友達が上げた動画が「かわいい」とバズり目に留まったからでした。内容は分かりませんが友達(鈴木羽那)のかわいい行動を収めた動画らしく、動画の為にかわいく仕上げたというよりは、普段からその言動や行動に自然と魅力があったのでしょう。友達もそれにバズりの匂いを感じ取ったのか、もしくは純粋に彼女の魅力を伝えたかったのかもしれませんね。

鈴木羽那のコミュで一番印象的だったのが彼女が純粋にアイドルとして最高の舞台を目指しているということでした。それは野心的な物ではなく、プロデューサーがこの素晴らしいダイヤモンドをさらに磨いてトップアイドルにしたいという想いを受けた彼女がそれを自分の夢と受け入れ二人三脚で頑張りたいというものです。それぐらいプロデューサーは彼女を高く評価しています。実際W.I.N.G.予選に彼女が落選するビジョンが全く浮かばないと思う程です。プロデューサーはそう思いながらも彼女の道をこちらが勝手に決めてしまい、他の道もあったんじゃないかと苦悩する場面もありましたが彼女の口からはっきりと「アイドルになれて良かった」と語られ彼女の人間としての強さが感じられるコミュでした。

そしてこれは言及せざるを得ないのですが…

※ネタバレありになります!





これはW.I.N.G.優勝後のコミュです。当たり前ですが優勝後にはかなりの数の仕事の依頼が舞い込みます。恐らく雑誌取材やバラエティ番組、モデルや俳優としての仕事などかなりの数が舞い込んできたのでしょう。それらの対応を全てこなしている内にふと羽那と全く話せていないことに気づきます。それで少し夜も更けた時間帯ですが心配になりメールを送ります。

そして返ってきたのが…

不安になったプロデューサーは急いで283プロダクションの寮に向かいます。そこには寮の前に彼女がいました。心配して駆け付けたがなにもなかったことに安堵するプロデューサー。彼女は呼び出した理由を「会いたかっただけ」と告げます。

そして彼女は「嘘ついちゃったね」「夜遅くに呼び出したりしないって前に言ったでしょ?」と少し申し訳なさそうな感じですがプロデューサーは「羽那が必要とするなら良い。それにこんな大事な時なんだし」と全く気にしていないと伝えます。
そこから彼女は…

寮に入ることを勧めますが、様々な事情があるので中に入るのはバツが悪そうなプロデューサー。そこで彼女は散歩の提案をします。

散歩をしながらこれから忙しくなること、この優勝を弾みにもっと大きなステージ立つ夢のことを二人で語り合いコミュは幕を閉じます。鈴木羽那は恐らく伝説を数々残していく様なアイドルになっていくことはほぼ間違いないでしょうが…

いや彼女か!!!!!

付き合いたてのカップルか!!!!!

忙しい彼氏に遠慮がちな良妻か!!!!!


言いたいことを言えてスッキリしました。これが今のシャニマス界隈をザワつかせている「プロデューサー殺し鈴木羽那」の実態です。りんぜさんの様にハッキリと恋愛感情をストレートに出してくる訳では無いのですが、それに近い行動で外周を一生撫でられている、恋愛前の一番楽しい時間を一生楽しまされている様なそんな感覚です。現実でもはっきりと好きと言う感情を向けられるよりもしかして自分のこと好きなのでは!?というのが気持ち良いというのがありますが、それと全く同じ現象です。

こういうことを彼女はしてくるのでこちらはドギマギするのですが、筆者的には恋愛感情というよりは漠然とした不安感からくる行動の様な気がしてなりません。岡山から一人上京してきて最初は友達もいませんでしたが、郁田はるきに出会い意気投合し親友になっていきました。しかし、自分はアイドルとしてやっていけるのかアイドルの仕事はこれでいいのか、自分に合っているのか等色々考えてしまうことでしょう。それは親友であるはるきにも中々相談することもできません。

そもそも他人に自分を安易に曝け出すようなタイプでは無いと思うので、内面は強い彼女ですがストレスは溜めこみがちになってしまいますよね。そこにプロデューサーが「羽那が必要と思うならいつでも呼び出してもらって構わない」と言ってくれたことで最初は遠慮しますが、優勝後に今後の活動の不安もありついプロデューサーを呼び出してしまったのではないでしょうか。そこでプロデューサーと話したことで漠然としているが明確な目標ができ、この人についていけば大丈夫と思ったのかもしれません。

なので筆者的には、鈴木羽那は好きな人に会いたいから呼び出したというよりは不安な気持ちを解消するために呼び出したという方がしっくりきます。露骨に気持ちを吐露するのではなく、自分をしっかり見てくれて励ましてくれるプロデューサーと一緒にいることで彼女の安心感を得られるのでは?と考えています。

今のところ鈴木羽那の内面はそこまで詳しく描かれていません。アイドルやっているのもプロデューサーが道を示し連れて行ってくれるからであり、アイドルとしての夢もプロデューサーから与えられたもので彼女自身が見つけた物では無いです。主体性や明確な成長が無いままW.I.N.G.優勝までしてしまったのは彼女の凄まじいアイドルとしての能力や才能が備わっていたからでそれは非常に凄いことですが、今後彼女に試練が来た時にアイドルをどうやって続けていくのか非常に展開が気になります。

鈴木羽那がセンターを務めるコメティックの楽曲「平行線の美学」では彼女に内面が語られているような描写があります。筆者の解釈では自分らしくいたいのにアイドルという職業は笑顔すらも作り物で、ファンに君のことを知りたいと言われても作られた自分には何も無いからひたすら虚しいだけ。それで少し自分を出しただけでそんな子なじゃかったとか言われても全部それも予想済みで、最終的には作り物同士の意味の無い優劣をつける戦いに疲れて作られた借り物の自分を全て返し全て辞めてしまいます。
コミュ内でもファンとのやりとりは上手いが撮影は苦手としていたので、撮影などアイドルを作り出す場面では違和感しかないのでしょう。

今の鈴木羽那がそうだとは言いませんが今後このような展開になっても全く驚きません。それくらい彼女の内面や主体性が見えてこないので。彼女の世界にあるのはコメティックのメンバーとプロデューサーだけなのかもしれません。


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