#83_【雑記】立冬
今日は二十四節気で立冬とのこと。
少し前まで、動くと汗ばむくらいの陽気でしたが、今朝は外出が億劫になるほどではなかったものの、冷え込みました。
対馬北部ではすでに観測されているかもしれませんが、弊社の近所にある厳原町久田の対馬藩お船江跡でも「毛嵐」が見られました。
「毛嵐」という言葉は、北海道留萌地方で使われはじめた方言が北日本を中心に日本各地に広まった言い方で、対馬北部の上対馬では「寒煙」(かんけむり)ともいいます。
気象用語では「蒸気霧」といい、夜間の放射冷却で内陸などで冷やされた空気が谷や川に沿って海に流れ込み、暖かい海面上との寒暖の差で発生する霧とのことです。
発生する時の主な気象条件としては、
晴れていること
気温と海水温の差が大きいこと
風が穏やかであること
波が立たないこと
川から冷たい水が流れ込んでくること
割と色々な要素が揃わないと見られません。
不意に対馬を訪れて見ることができたら、ラッキーです。
湾内などで見かけやすく、日の出過ぎから気温が上がり出す時間帯までの間にだけ楽しめ、発生した日は、日中穏やかな晴れ間が広がります。
毛嵐が高く立ち上ると幻想的な雰囲気が漂います。
ちなみに、もっと寒くなりますと、昨日の記事のトップ画像のようになります。
浅茅湾周辺では、見られる確率がさらに上がりますし、幻想的な映えスポットも色々あるようです。
今週は小茂田濱神社のお祭りがありますが、厳原の方々はこのお祭りが来るといよいよ寒くなる、とおっしゃいます。
冬への備えはお忘れなく…。
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