【ポケモンカード】エクストラレギュレーションの紹介
今期のトレーナーズリーグが始まりました。シティリーグの調整がてらスタンダードレギュレーションのトレーナーズリーグで腕試しをしているプレイヤーも多いと思っています。
トレーナーズリーグにはエクストラレギュレーションの大会も行われています。エクストラレギュレーションは使用できるカードが多く、様々なコンボを使うことができたり、じっくり戦うこともハイスピードゲームもいろいろできたりします。
今回はそんなエクストラレギュレーションの紹介になります。
文字数はそれなりの量になってますので、画像から使用できないカードとよく入っているカードを知ってもらえればと思います。
エクストラレギュレーションとは
使用できるカードは下記の通りです。
BW1〜XY1〜SM1〜S4a(2020/11 現在時点)
BWシリーズ、XYシリーズ、SMシリーズ、そして現在も続いているソードシールドのカードを使用することができます。
公式サイトのカード検索からエクストラで使用できるカードの枚数をみてみると10084枚と出てきます。おそらく基本エネルギーも含まれていますが、かなりの種類になります。
このレギュレーションで注意しなければならないことがあります。
強力な効果を持つカードが別名であり、それぞれを入れてはいけないルールとデッキに入れてはいけない禁止カードが存在します。
同じ効果で別名カードはどれかしか入れることができない
現在のエクストラでは「アララギ博士」「プラターヌ博士」「博士の研究」の3種類のいずれかしか入れられません。
例えば、デッキにアララギ博士を2枚と博士の研究を2枚入れることはできないと言うことです。これらのカードを使用する場合は博士の研究を4枚、もしくはアララギ博士を4枚としましょう。
同様に「フラダリ」「ボスの指令」もどちらか1種類しか入れることができません。気をつけましょう。
スタンダードレギュレーションでも博士の研究の代わりにプラターヌ博士を使っている人が稀にいますので、対戦中に見つけたらスタンダードレギュレーションでは使用できないことを教えてあげてください。
禁止カード
続いて、禁止カードについてです。
禁止と言うだけあってデッキに1枚も入れてはいけません。
下記のカードはゲームをさせてくれず、一方的なゲーム展開になってしまったり、ループコンボの一旦となりがそのまま勝利してしまうカードであると考えられるため、禁止されています。
2021年1月22日以降使用禁止のカード
これらのカードを使用されていたらエクストラでは使用できないことを教えてあげましょう。
エクストラのカードを学ぶ
ここからはエクストラのデッキによく入っているカード、気をつけなければいけないカードを紹介していきます。
キーカード(ポケモン)
ゲーム展開の潤滑油
エクストラで遊ぶためにデッキの潤滑油となる下記のポケモンが採用されていることが多いです。こちらの5枚のカードはゲームの序盤から終盤にかけて円滑に進めてくれるカード達です。
■ジラーチEX
特性の【ほしのみちびき】はこのカードを手札からベンチに出した時、山札のサポートのカードを1枚手札に加えることができます。
HPが90と非常に低いですが、レベルボールに対応しており、HPが低いポケモン中心であれば自然と使うことができます。
また、GX,Vポケモンではないため、回収ネットの回収対象にもなっています。
■シェイミEX(2021年1月22日以降使用禁止)
特性の【セットアップ】はこのカードを手札からベンチに出した時、手札が6枚になるように山札からカードを引くことができます。
こちらもHPは低いですが、効果は非常に強力です。スタンダードでも使用されているクロバットVと比べると1ターンに1回と言う制限がないため、複数のシェイミEXで手札を変えていくことも可能です。
こちらのカードも回収ネットで回収することができます。
■カプ・テテフGX
特性の【ワンダータッチ】はこのカードを手札からベンチに出した時、山札のサポートのカードを1枚手札に加えることができます。
ジラーチEXと同じ効果ですが、HPが高く、アタッカーにもなることができます。さらにソーナンス(XY4)がバトル場に出ていても超ポケモンのため、特性を使うことができます。
こちらはミステリートレジャーやプレシャスボールに対応しています。
■デデンネGX
特性の【デデチェンジ】はこのカードを手札からベンチに出した時、手札を全て捨て、新たに6枚カードを引くことができます。
しかし、1ターンに一度しか使用する事ができません。
スタンダードでもおなじみのカードですが、手札がダブつくのはスタンダード、エクストラでもあり得ることがあるので、このカードも非常に強力です。
■クロバットV
特性の【ナイトアセット】はこのカードを手札からベンチに出した時、手札が6枚になるように山札からカードを引くことができます。
しかし、1ターンに一度しか使用する事ができません。
シェイミEXと同じ効果を持っていますが、シェイミEXよりもHPが高いです。回収ネットで使い回さないならこちらの方が良いです。
特性封じ
BW、XY、SMと強力な特性封じのカードがありました。
エクストラではこれらのカードも使うことができます。
■ダストダス(BW, XY)
特性の【ダストオキシン】はこのポケモンにポケモンのどうぐがついていれば、このポケモン以外の手札、トラッシュ、場のポケモンの特性がなくなります。
お互いの特性がなくなるため、デメリットの特性を消すことも可能です。
また、ポケモンのどうぐがついているときだけ特性が消えるため、ジャイアントボムのような相手のターンの終わりにトラッシュされるどうぐと組み合わせるとこちらだけ特性を使う状況も作ることができます。
BW, XYどちらも同じ特性でHPも逃げるコストも同じです。技を使わないのであれば、どちらを使っても良いです。
■ソーナンス(XY4)
特性の【がまんのかべ】はこのポケモンがバトル場にいるとき、お互いの超ポケモン以外の手札、トラッシュ、場のポケモンの特性を無くすことができます。
先攻1ターン目からこのポケモンをバトル場に出せると相手が動けずターンが返ってくることがあります。
モルペコVのエレキホイールのような攻撃後入れ替える技と相性が良いです。
■アローラベトベトン(SM1M)
特性の【かがくのちから】はお互いの手札、トラッシュ、場のたねポケモンの特性を消すことができます。
ダストダスと違ってポケモンのどうぐを必要としないため、進化するだけで力を発揮します。
逃げるの代行
近年のスタンダード環境ではポケモンいれかえと言うカードがほとんどのデッキに入っていました。エクストラではその効果を半永久的に使うコンボが存在します。後術で解説するかるいしと組み合わせることで状態異常に強く、あとだしできるデッキになります。
■ケルディオEX
特性の【かけつける】はこのポケモンをベンチからバトル場へ出ることができます。
こちらはネクロズマGXと比べるとHPが10低いですが、ダイブボールやせせらぎの丘に対応しています。
■ネクロズマ あかつきのつばさ GX
特性の【インベイジョン】はこのポケモンをベンチからバトル場へ出ることができます。
超ポケモンであるため、ソーナンスの【がまんのかべ】を効果を受けず入れ替えることができます。
リソースの軽量化
エクストラレギュレーションの恐ろしいカードの一つで無限リソースのカードが存在します。他のカードゲームでは禁止級の効果ですが、ポケモンカードでは4枚まで入れることが可能です。
■タマタマ(BW8)
特性の【ぞうしょく】はトラッシュにあるこのカードを手札に戻すことができます。
手札に戻ったこのカードを再度トラッシュへ送るとまた特性を使うことができてしまいます。
このポケモンをトラッシュへ送ることができるとほぼコストなしでクイックボールやハイパーボールなどの強力なカードを使うことができます。
このカードをうまく使うにはバトルコンプレッサーでトラッシュにこのカードを送り、各種ボールやサポートのホミカをノーコストで使うなどいろいろな事に使用することができます。
キーカード(エネルギー)
エクストラでも基本エネルギーは非常に有用ですが、特殊エネルギーも非常に強力です。
■ダブル無色エネルギー
無色2個分のエネルギーカード。スタンダードのツインエネルギーと違って、GXやVポケモンにも使用できます。
■ダブルドラゴンエネルギー
ドラゴンポケモンのみにしか付けることができず、付けた場合、全てのタイプのエネルギー2個分になる。
アルセウス&ディアルガ&パルキアGXに付ければこのカード1枚でオルタージェネシスGXの追加効果の条件を満たすことができます。
■プリズムエネルギー
たねポケモンに付いている場合、全てのタイプのエネルギーになります。
1枚入っているだけで、カプ・テテフGXやデデンネGXのGX技を使えたりします。
■カウンターエネルギー
自分のサイドカードが相手の枚数より多く、EX, GXポケモン以外についているとき、全てのタイプのエネルギー2個分になります。
Vポケモンにも2個分となるので、あまり使用されていないVMaxポケモンも活用できるかもしれません。
キーカード(サポート)
サポートは今も昔も強力な効果を持っています。
円滑にゲーム展開できたり、相手を妨害し、1ターンの猶予をもらったりできます。今回は割と使われるカードを紹介します。
■博士の研究 / プラターヌ博士 / アララギ博士
手札を全て捨てて7枚引く効果。
現在のスタンダードでも使われていますが、エクストラでも使われています。エクストラは高速展開デッキが多く、1枚でも解決できるカードを引くために使っています。また、トラッシュ利用のカードも多く存在するため、捨てることのデメリットはあまり気になりません。
■マリィ
お互いのプレイヤーの手札をシャッフルして、デッキの底に戻し、自分は5枚、相手は4枚引くカード。
手札をトラッシュしたくない時に使われます。無人発電所やサイレントラボなど特性封じとセットで使われたり、手札補充のサポートの実枚数が少ないため、事故誘発に使われたりもします。
■N
お互いの手札を全て山札に戻し、シャッフルする。その後、サイドカードの枚数分、山札から引く。
序盤は手札補充で展開して、後半は手札干渉で逆転を狙うために使われます。スタンダードではリセットスタンプが使われますが、エクストラでは禁止されているため、このカードにかけるゲームが多くなります。
■ブルーの探索
自分の場に特性を持つポケモンがいるなら使えない。山札のトレーナーズのカードを2枚まで相手に見せてから手札に加えることができる。
特性を持たないポケモンを採用した場合、このカードを使うことができます。エクストラは便利なグッズやスタジアムも多く、ポケモンやエネルギーにも触ることができます。デッキを選びますが、確定サーチは非常に強力です。
■エリートトレーナー
自分のサイドカードの枚数が相手のサイドカードの枚数よりも多い時使うことができる。条件を満たした場合、自分と相手の手札を全て山札に戻し、シャッフルする。その後、自分は6枚、相手は3枚山札を引く。
中盤、終盤では効果は薄いですが、序盤から使われたらたまったものではありません。オーロット&ヨノワールGXのナイトウォッチャーの技と高相性です。サイドを先に取ってもらうにはミロカロス(XY2)やマルマイン(S4)などを使いましょう。
■アクロマ
手札を全て戻し、シャッフル後、お互いのベンチ数だけ山札から引く。
エクストラはベンチに特性持ちのポケモンが多く並びます。自分も相手も並ぶため、このカード1枚で7枚以上の引き直しができることも多いです。
後述のスカイフィールドの効果でベンチの上限の5枚から8枚になるため、このスタジアムを採用していたら、入れてみても良いかもしれません。
■センパイとコウハイ
前の相手のターンにポケモンがきぜつしていないと使えない。条件を満たした場合、山札から好きなカードを2枚手札に加える。
ポケモンが倒された時、確定サーチができるため、カウンターがしやすくなります。出た当初はよるのこうしんデッキのような軽いデッキに入っていましたが、EXやGXポケモンでも必要なパーツが多いということもあり、使われていました。ピン挿しのカードが多く入っているなら採用の価値ありです。注意としては好きなカードのサーチとなるため、1枚は必ず手札に加えないといけません。
■グズマ
相手のベンチポケモンをバトル場にひっぱり出し、その後、自分のポケモンを入れ替える。
ボスの指令やフラダリの効果に加えて、ポケモン入れ替えの効果も持っています。逃げるコストを無くすカードがエクストラでは存在するため、ボスの指令よりもグズマの方が採用されやすいです。
■オカルトマニア(2021年1月22日以降使用禁止)
相手の番の終わりまで、お互いの場、手札、トラッシュのポケモンの特性を無くすことができる。
特性を消せる非常に強力なカードです。相手がカプ・テテフGXやデデンネGXを使わせないというのが非常に強力で、毎ターンこのカードを使うことで一方的に戦うこともできてしまいます。詰まされてしまうゲームが存在するため、1枚は入れておくといいでしょう。余談ですが、海外では禁止カードとなっています。
■プルメリ
手札を2枚トラッシュすることで、相手の場のエネルギーをトラッシュへ送る。
コストが重いですが、効果は非常に強力です。使うことができれば1ターンの猶予を得るかもしれません。コストはもうゲーム中に使用しないカードやタマタマ(BW8)がコストに使われます。
■ザオボー
相手の場のポケモンのどうぐ、相手の場の特殊エネルギー、場のスタジアムのどれかをロストゾーンへ送る。
特殊エネルギーをロストするとトラッシュから特殊エネルギーを山札に戻すスペシャルチャージを不発にすることができます。エクストラは強力などうぐ、スタジアム、特殊エネルギーが多いため、あると活躍してくれます。
■ポケモンレンジャー
お互いのプレイヤーとお互いのポケモンにかかっている効果がなくなる。
書いてあることはわかりにくいですが、グッズロックやザシアンVのブレイブキャリバーの技が使えない効果を無くしてくれます。
このカードはボルケニオンEXの技のデメリットを消すために使用されていましたが、今では、オルタージェネシスGXの効果を消すために採用されています。ダブルドラゴンエネルギーから簡単にオルタージェネシスGXの追加効果付き使えてしまうため、速度に自信がないデッキには採用した方が良いです。
キーカード(グッズ)
エーススペック
BWから登場したカード。エーススペックと書いてあるカードはデッキに1枚しか入れることができません。
■パソコン通信
手札を2枚捨てて、好きなカードを1枚山札から加えることができる。
このカードを含めて手札が3枚の時は大体、博士の研究を手札に加えて使います。終盤はグズマやグズマを回収できるバトルサーチャーを加えて、ゲームを終わらせることができます。
1枚しか入れることができないものの常に今欲しいカードをサーチすることができるため、ほとんどのエクストラのデッキにはこのカードを採用ことが多いです。
■ダウジングマシン
手札を2枚捨てて、トラッシュのトレーナーズを1枚手札に加えることができる。
パソコン通信と違って、リソース回収に使うカードです。ピン挿しのカードが多く、2回目以降使いたい場合はこのカードを採用できます。
■いのちのしずく
ポケモンのどうぐで付けているポケモンがきぜつした時、相手の取られるサイドカードが1枚減る。
取られるサイドカードが減るため、非常に強力です。グッズをトラッシュから回収できるヤミラミ(BW4)やヤレユータン(SM5S)と組み合わせたり、スイレンのつりざおで道具を山に戻して再利用したりすることができます。
ポケモンサーチ関連
エクストラともなるとポケモンのサーチできるカードは多いと思われがちですが、使われているのはここ最近のカードが多かったりします。自分のデッキに合わせたボール選びをしましょう。
■クイックボール
スタンダードでもおなじみのボール。
手札を1枚捨てて山札からたねポケモンを加えることができる。
エクストラの大半はたねポケモンで構成されているため、大半のデッキはこのカードを採用しています。
■ハイパーボール
Aマークまではおなじみだったボール。
手札を2枚捨てて、山札からポケモンを1枚加えることができる。
クイックボールが出るまではこのカードがエクストラのボール事情を支えていました。
現在のエクストラでは5枚目、6枚目のボールとして採用されることがあります。また、VMaxポケモンもサーチすることができるため、Vmaxデッキにも採用することができます。
■ネストボール
山札からたねポケモンを1枚ベンチへ置く。
これもAマークではお世話になりました。このカードを採用するデッキは手札を捨てなくないデッキの場合、採用されます。
■ミステリートレジャー
手札を1枚捨てて、超またはドラゴンポケモンを手札に1枚加えることができる。
タイプは限定されていますが、タッグチームのドラゴンは強力であること、カプ・テテフGXをサーチすることが可能であるので、超デッキやドラゴンデッキだと採用されます。
■ポケモン通信
手札のポケモンを1枚戻して、山札からポケモンを加えることができます。
ポケモンを多く採用しているデッキには採用されます。また、進化ポケモンが多く採用されるデッキにはよく採用され、博士の研究でトラッシュしないような動きをしたり、シェイミEXの特性でより多く引くために使われます。
■レベルボール
HP90以下のポケモンを手札に加えることができる。
現在のポケモンはHPが非常に高いですが、VやGX以外は90以下のポケモンもそれなりにいます。HPが引くポケモンを採用している場合、このカードを選択することができます。
エネルギー関連
スタンダードではエネルギーを手札から付ける以外の方法は限定されていますが、エクストラではそれなりにあります。これらのカードを使うことで後攻1ターン目から強力な攻撃を繰り出せることがあります。
■メタルソーサー
トラッシュの基本鋼エネルギーをベンチの鋼ポケモンへ付けることができるカード。
エネルギーをトラッシュへ送る方法は豊富なため、このカードを引くだけで簡単にエネルギーを付けることができます。
■アクアパッチ
トラッシュの基本水エネルギーをベンチの水ポケモンへ付けることができるカード。
水ポケモンのデッキを使う際は是非採用しましょう。
■ダークパッチ
トラッシュの基本悪エネルギーをベンチの悪ポケモンへ付けることができるカード。
エクストラの悪ポケモンは非常に強力で、ゲッコウガ&ゾロアークGXのような悪エネルギーの数を参照する技やアクジキング(SM11a)のように強力だがエネルギーのコストが高いカードを使う時の助けになります。
■ピーピーマックス
山札を6枚めくり、基本エネルギーカードがあれば、ベンチのたねポケモンにそのエネルギーを付けることができる。
たねポケモンが対象となっているため、上記タイプ専用のカードでなくても採用することができます。
過去のデッキレシピを見ると基本エネルギーが11枚以上あるとこのカードでヒットしやすいです。
ポケモンのどうぐ
エクストラのポケモンの道具は非常に強力です。
今のスタンダードの道具と比べてしまうと数値が過去の方が高いことがわかります。
■闘魂のまわし
たねポケモンのHPが40アップし、与えるダメージも+10される道具。
タッグチームGXに付けるとVMaxポケモン並みのHPを得ることができます。
HPを増やすだけならタフネスマントの方が高いですが、150ダメージが160になるだけで、VMaxポケモンを2確で倒せるようになるため、こちらを使われる方が多いです。
■ちからのハチマキ
与えるダメージが+20される道具。
ポケモンの指定がなく、単純に与えるダメージを増やすことができます。
あと少しのダメージが足りない場合はこのカードを採用しましょう。
■かるいし
逃げるコストがなくなる道具。
スタンダードのふうせんの上位互換です。
逃げるコストがなくなるため、ガラル鉱山の逃げるコストが増えるカードが場にあってもなくなる効果が優先されるため、常に逃げるコストが0になります。
非常に有用なカードのため、ほとんどのエクストラのデッキには採用されています。
■隠密フード
相手の特性の影響を受けなくする道具。
このカードのほとんどは特性を止めるダストダスやアローラベトベトンの影響を受けたくないがために採用されます。
グッズロックのラフレシアがダストダスを嫌って採用することがあります。
便利グッズ
エーススペックは強力な効果でしたが、汎用グッズも非常に強力です。
4枚まで入れることができるので、自分のデッキと何が相性がいいのかよく検討して入れていきましょう。
■回収ネット
自分の場のポケモンGX, V以外のポケモンを手札に戻すことができるが、ポケモン以外は全てトラッシュするグッズ。
このカードのすごい所はポケモンEXが戻せることにあります。上記で紹介したシェイミEXやジラーチEXをこのカードで使い回すことができます。
こちらはシェイミEXとセットで採用されます。
■フィールドブロアー
お互いの場のポケモンのどうぐ、スタジアムを2枚までトラッシュできるグッズ。
エクストラには強力な道具、スタジアムが多く、その差でゲームが決まってしまうことがあります。特に先攻1ターン目からたねポケモンの特性を消すサイレントラボを出されてしまうと一方的なゲームになってしまうことがあり、スタジアム対策は必ずした方が良いと思っています。
スタジアムとこのグッズを含めて合計3枚は欲しいと考えています。
■バトルサーチャー
トラッシュのサポートを手札に加えることができるグッズ。
ほとんどのデッキに入っている重要なグッズです。トラッシュに様々なサポートがトラッシュにあれば状況によって使い分けることができます。
このカードが使用できるおかげでサポートの1枚採用ができたり、現物のサポートをクイックボールのコストして無駄なく使うことができます。
■スペシャルチャージ
トラッシュの特殊エネルギーを2枚山札に戻すことができるグッズ。
特殊エネルギーはデッキに4枚しか入れることができないため、このカードで戻して再利用します。改造ハンマーやプルメリといったエネ破壊カードも多くあるため、ダブルドラゴンエネルギーをメインで使うデッキは1枚は入れておくと良いでしょう。
■レスキュータンカ
トラッシュのポケモンを1枚手札に加えるか3枚山札に戻せるグッズ。
倒されてもすぐリカバリーできたり、博士の研究で捨ててしまったポケモンを回収できたりと便利です。
対策カードの使い回しができるため、2枚採用するかこのカードを採用するか検討する必要があります。
■時のパズル(2021年1月22日以降使用禁止)
1枚だけ使う時は、山札を上から3枚めくり、順番を入れ替えることができる、2枚同時に使うと、トラッシュから好きなカードを2枚回収できるグッズ。
1枚では強くない効果ですが、2枚揃うと非常に強力です。2枚揃ってしまえば、トラッシュの再利用ができます。
このカードを揃えるためにはシェイミEXで揃うまで使い続けたり、センパイとコウハイで必要な分だけ持ってくることで揃えることができます。他にはヤミラミ(BW4)の技のジャンクハントを使い、トラッシュからグッズを2枚回収してずっとこのカードを使い続けることもできます。
■トレーナーズポスト
山札の上から4枚見て、その中のトレーナーズを1枚手札に加えることができるグッズ。
カプ・テテフGXやクロバットVなどの特性でカードを引く効果を採用しない場合、このカードを採用することがあります。
狙ってカードを当てることは難しいですが、必要なカードを多く入れておけば、当たる確率も上がるため、採用しているカードの枚数をよく考える必要があります。
■バトルコンプレッサー
山札から好きなカードを3枚トラッシュに送れるグッズ。
3枚トラッシュに送ることができるため、ミュウツー&ミュウGXで使いたい技を持つポケモンをトラッシュに送ったり、1枚しか入っていないサポートをトラッシュへ送り、バトルサーチャーで必要な時に使うなんということもできます。たまに今使いたいポケモンをトラッシュに送って、レスキュータンカで手札に加えてすぐ使うなんということもします。
このカードが多く入れておくと、山札にそのゲーム中不要なカードが無くなっていくため、強い山札を作ることができます。
対象が好きなカードとなっているため、1枚はトラッシュに送らないといけないため注意が必要です。
■グレートキャッチャー
相手の場のポケモンEX, GXのポケモンをバトル場に呼び出せるグッズ。
グレート系のグッズには珍しくEXポケモンも対象になっています。
多くのデッキにはカプ・テテフGXやデデンネGXを採用しており、速さを出すために積極採用されています。対象を取れるため、このカードを1枚入れておくと最後まで諦めず戦うことができるため、オススメのカードです。
■どくさいみん光線
相手のバトル場のポケモンを毒にし、コインが表なら眠りにできるグッズ。
BW、XY時代に猛威をふるったカードです。グッズロックとの相性がよく、タチワキシティジムとの組み合わせで、継続してダメージを蓄積することがあります。また、ダークライGXのGX技の条件の特殊状態を簡単に満たすことができます。
■まんたんのくすり
自分のポケモン1体のダメカンを全て取り除き、そのポケモンに付いていたエネルギーを全てトラッシュするグッズ。
全回復は非常に強力ですがエネルギーがなくなるのはリスクがあります。
エネルギーを移動できるマニューラGXやフレフワン(XY1)のようなカードを組み合わせるとこのリスクを避けることができます。また、アクアパッチやメタルソーサーのようなグッズと組み合わせて、リスクを減らすこともできます。
■改造ハンマー
相手の場の特殊エネルギーをトラッシュに送れるグッズ。
エクストラのデッキの多くは特殊エネルギーが採用されているため、効果的に使うことができます。使い所によっては1ターン以上に得をすることができます。
キーカード(スタジアム)
過去のレギュレーションのスタジアムは非常に強力です。
その中でもより強力なスタジアムを紹介します。
■無人発電所
お互いの場のポケモンGX、EXの特性を全て消すスタジアム。
効果範囲が場だけなので、手札やトラッシュの特性は使うことができます。
ホウオウEX(BW5)の特性ふしちょうはこのスタジアムが出ていても使用することができます。
■サイレントラボ
お互いの場、手札、トラッシュのたねポケモンの特性を全て消すスタジアム。
無人発電所よりも範囲が広く、多くの特性を止めることができます。この効果を逆手にとり、デメリット特性を消すことでウルトラネクロズマ(SM12)を強く使うことができます。
先攻からこのカードを使われるといきなり絶望的な状況になってしまうことがあるため、多めにスタジアムを入れたり、フィールドブロアーを入れて、場に残さないようにしましょう。
■スカイフィールド
お互い置けるベンチの数が5体から8体に変わるスタジアム。
ベンチを並べるデッキやシェイミEXが採用されているデッキに入っていることが多いです。
スタジアムが変わった時やウソッキー(SM1+)が置かれた時に超過したベンチ分のポケモンはトラッシュに置かなけれいけないので注意が必要です。
相手の倒したいポケモンが先にトラッシュに行ってしまうことがあるので、スタジアムを変更するか見極めも必要なカードです。
■タチワキシティジム
毒状態のポケモンがポケモンチェックの時、のせるダメカンが2つ多くなる。
ポケモンチェックの度に毒のダメージが10から30に変わります。
BWのどくさいみん光線、SMのキョウの罠など毒にするカードは結構多く、もう少し足りないダメージを出してくることがあります。
このスタジアムはグッズロックのダメージ補完として使われます。
■次元の谷
お互いの超ポケモンの技の無色1つ分のコストを下げるスタジアム。
技のコストが1つ減るため、ミュウツー&ミュウGXとの相性が良いです。
スタンダードで重かった技もこのスタジアムで色々と使うことができます。
■トロピカルビーチ
技を使わない代わりに手札を7枚になるよう引くことができるスタジアム。
非常にレアなカードで効果も非常に強力ですが、どこデッキにも必須ではありません。
コントロールよりなデッキや手札干渉と相性が悪いデッキに採用されます。
終わりに
エクストラでの使用できないカードやよく見るカード、気を付けるカードを紹介しました。少し前のカードを持っていなくても、変わりとなるカードも多いので、そちらを入れてみるのも良いと思います。
トレーナーズリーグのエクストラレギュレーションは定員が超えることは少ないと思いますので、少しデッキを組み換えてエクストラで遊びながらCSPを狙ってみても良いかもしれません。筆者は毎回違うデッキで遊んでいました。割とおもちゃデッキっぽい感じでしたが、それでもしっかりゲームはできていたためそのうち紹介できればと思います。
今後、エクストラの大会が計画されていると発表がありました。
その時にこの記事を見て、ちょっとやってみようかなと思ってもらえたら幸いです。
長文でしたが、この記事を読んでくれた皆様、ありがとうございました。
転載元
ポケモンカードゲーム公式ホームページ トレーナーズウェブサイト
https://www.pokemon-card.com/
エクストラのルール
https://www.pokemon-card.com/rules/regulation/#extra
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