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あなたにって平和な世界は、どんな世界でしょうか。【問いを贈ろう】9月16日

 「金曜日はスケールが大きい問いの日」というリズムがやっとつかめてきた、PICES の問いを贈ろうキャンペーン。今回も、勝手ながら note から参加してみたいとおもいます。

 主催している NPO法人 PIECES は、「子どもの孤立を防ぐ」ことをテーマにしている団体のようです。
 それゆえ、キャンペーンで贈られる20の問いの種類は、自分を見つめ直すものから社会のあり方を考えるものまで、幅広いものとなっています。

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9月16日の「問い」

あなたにって平和な世界は、どんな世界でしょうか。

 基本的に、この世は「食うか食われるか」が根本の原理で動いてる、って思ってる……食物連鎖、って意味で。それぞれの生き物がそれぞれのやり方でそうやってるように、人間は、人間という種族を生かすために、ほかの生き物をたたき殺しながら生きている。それはもう動かしようがない。
 どんなにビーガンを決めこんでも、植物の命の連鎖を絶つことなしに食べるものを確保することはできない。1軒家を建てる。それは、その土地に住むことのできたかもしれない生き物を排除しながら人間が住む、ということになる……逆に、ゴキブリとかイエダニとか、新しい天地の出現に沸くやつもいるけど。
 私はなにも殺してない、なんてぬけぬけと宣言できるやつ、万が一、いたら出て来い……ていうか、蚊とゴキブリは、誰しもなんらかの手を下した覚えはあるよね……。

 

 だから、せめて、人間同士殺し合うのだけはやめる、これが平和の土台になるのかな。
 殺し合いをやめる、っていうのは、直接の殺傷だけでなく、他人の人生を搾取するのもやめる、ってこと。
 たとえば、ウクライナでの戦争は、ロシアのプーチンが、自分の野心のためにロシア軍兵士の人生どころか生命を搾取している、っていう見方ができる。
 たとえば過労死とか、企業の利益のために、労働者が健康を害して死ぬまで働かせる、って、他人の人生の搾取のうちでも最悪の形態のひとつ、って思わない?
 うちの県にも、税金対策や補助金目当ての劣悪な福祉施設ってあったりするんだけど。そんなところは、支援が不足して困ってる人なんて金づるでしかないから、困りごとを解決することなく放置。やる気のある職員は、善意を挫かれて去っていく。これも、施設の利用者と職員に対する、ある種の「人生の搾取」だよ。
 そうそう。いまホットな統一協会。もうこれはいわずもがな。
 こう考えると、他人の人生の搾取って、人間が人間を食う、ってことと、あんま、かわらないな、って感じがしてくる。「食い物にする」っていう慣用表現が、絶妙すぎて背筋が寒くなってくるほどに。

 だけど。
 そんな関係じゃなくて、人間同士のあいだには、ケアの触手をはりめぐらせる。
 結局、自然界の捕食関係を遠ざけ、自然災害等々からも身を守り、さらに、人間界でおこるアクシデントものりこえて、とにかく、生きのびるためには、助け合わないと無理だからね。


 つまるところ、平和って、こういうことになるのかな……

 生きのびるために人間同士が捕食し合う、ような世界ではなく、
 生きのびるために人間同士がケアし合う、ような世界を選びつづけること。

 みたいな感じかな。
 こーゆー原則を人生のなかで大事にまもり続ける人が多数の社会。
 そのうえでさらに、ひとびとのこーゆーこころざしを後押ししてくれる政府のある社会。
 それが、平和な世界、ってことになるんじゃないのかなぁ……。



#問いを贈ろう #平和  

いま、病気で家にいるので、長い記事がかけてます。 だけど、収入がありません。お金をもらえると、すこし元気になります。 健康になって仕事を始めたら、収入には困りませんが、ものを書く余裕がなくなるかと思うと、ふくざつな心境です。