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【140字の日記】

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日々の情感の徒然書きです。
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2019年6月の記事一覧

義父の庭の枇杷の木全体がきれいに色づきました。とにかく全部が全部、食べごろの見事な橙色なので、どれから取ったらいいかわからず、軽くパニックです。「決断力が落ちる」のがうつの症状のひとつですが、まさかこんなところで発動するとは……ッ!

うつで障害年金を受け取れるようになりました。この間、夫は追加でアルバイトをして不足を補ってくれていました。年金は病気であることを逆手に取って得ることになる収入です。当然、少額です。が、それでも、自分が夫と共に家計を支える側に立てることは、自分の存在意義を確かなものにしてくれます。

ビワをとってきました。台所でボウルにあけたら、アリとかちっいゃいクモまでけっこうたくさんついてきていました。どうやら、生態系までいっしょに持ってかえってきてしまったみたいです。明日になったらどっかへ行ってしまってるんでしょうけど、別天地でくわわる生態系が居心地よいことを祈ります。

脳の疲労がかさんだか、やる気が起きず、ガッツリ昼寝してもたらず、困っていました。が、ふと、「なんで困らなあかんの?」と不思議に思いました。だって、脳みそに言わせたら、「めっちゃ疲れてんねん。困るのやめて、はよ、ぽけーとして、休ませてんかぁ!」……えっ、困らせてたの、私?ごめん……

夫がサンマを焼いてくれたけど、ひと口目をさばく気力がなくって、「さばいて、アーンして……(_ _;)」とゴネたら、しぶしぶアーンをしてくれたので、ふた口目からは自分でどうにかできました。うつの人は頑張り屋が多いというけど、しんどいときには人を頼る練習もしなきゃね……こんなふうに。

夫婦でどうでもいい口げんかをし、「バカ!死ね!」というと、「おう、死んぢゃらぁや( ̄ー ̄)ニヤリ」と夫が、勝ったな、という感じで返してきたので、「いいよ〜(*^。^*)、3秒以内に生き返るって条件をクリアできたら、許可しちゃらぁ(≧∇≦)」……このへらず口には、ぐうの音も出まい!

中2にもなって、「なでなでしてくれんと、しぬ〜(≧△≦)」とかとかと子どもがどうでもいいことでヤケクソのわがままを言うときがあります。そういうときは、「え、ほんとにしぬが?……観察ッ!じーっ……(・_・)」 目には目を、毒には毒を、へらず口にはへらず口を。母はまだまだ負けませぬ。

今日もしとしと雨が降っています。ときおり強い風が吹いてくると、竹藪がざわつきます。そしてときならぬ、ばらばらばらばら……っ、という音に耳が驚きます。ああ、葉先にはどれだけの水滴が宿っていたのだろう、と脳が感じます。耳も脳も、こうやってしずかに、あたりの情報を収集するのが好きです。

子どもがお祖母ちゃんにもらったお菓子を食べていると、つい「あ〜!それ、あたしのおかーちゃんがくれたお菓子〜っ!」と、ついついゆってしまいます。そして、「あたし、娘。お前、孫。娘のおまけ〜!いぇ〜い、勝った〜!」と、意味不明の勝利宣言をしてしまいます。われながら、大人げないぜ……。

親子で「牧場でにゃんこを育てる」というゲームを始めてしまいました。メニューを見てみると、牧場にいろいろオブジェを置いてデコれるみたい……と、子どもがひとこと「にゃんこが遊べるものを置きたい!(≧▽≦)」
だけどショップには、人間が「映え」をねらってデコを楽しむものばかりで……。

アンケートで職業を問われると、とりあえず「主婦」と答えますが、いつも「これは正しくない」と感じます。たまに、選択肢に「病気・障害で働けない」という項目があるとほっとします。この世界に「病気や障害で働けない人」は「いない」ことになっているようです。こんなささいなことからわかります。

最近noteをあまり読みません。今日は涼しいのでベランダで、とるにたらないミニゲームをやっています。風に合わせて揺れる竹藪、その立てる音は、触覚や嗅覚までも動員して、情報量は膨大なはずなのに、脳みそをパンクさせることはありません。しかし、記憶として、確実に、脳に蓄積されています。

海外のサイトからくるアンケートでは、居住地域については、ときに「関東・近畿・中部・九州・その他」と乱暴にくくられているときがあります。そんなときは「オマエらのつごうでひとを《その他》にすんな!」と憤慨しながらチェックを入れます。せめて「該当しない」とか、言葉を選べばいいのに……。

昨日漢方薬を飲み忘れたせいで、朝からからだが重く、起き上がれません。脳みそも半分ねむっているので、何もできません。うつゆえに薬がないとなかば死んだようになる現実に直面するたびに、じつはこれはまやかしの命なのではないか、ほんとのところわたしはゾンビなのかもしれない、とぞっとします。