理学療法士にしか出来ないことって何だろう?
自分の仕事に誇りを持つ。
これって素晴らしいことですよね。でも、理学療法士にしか出来ないことって何でしょうか?
今日は、そんな疑問を持っていた時代を振り返ってみました。
理学療法士に対する周囲の評価
働いてみると分かりますが、他職種からは「足のリハビリ」と略されることが多いんですよね。
皆さんは周囲の人に、理学療法士の仕事内容について、どのような説明をしていますか?
簡単で明瞭な説明ができないことが、理学療法士という仕事への理解度が、いまいち上がってこない原因だと思います。
理学療法士の仕事内容
理学療法士は名称独占なので、医師からの指示を受けて、はじめて代行が可能になります。
では、その仕事内容を確認してみましょう。
✅ 運動療法
運動療法は、患者さん自身が体操や運動を頑張ることで、機能の改善や回復を期待します。
しかし筋トレなら、トレーナーの方が、たくさん勉強しているはずです。
何ならボディビルダーの方が、実体験に基づいた良いトレーニングを知っているでしょう。
✅ 物理療法
物理療法では、患者さんは何も頑張る必要がありません。科学の力を借りて身体を治療します。
電気やホットパックで温めるのは、実習でも経験したかと思います。また、アイシングだって立派な物理療法です。
でも、柔道整復師だって物理療法をやりますよね。
また機器の扱い方は、メーカーの担当者に教えてもらうことも多いので、理学療法士の特徴!って訳ではなさそうです。
✅ 装具療法
医師の指示により、装具の作成を手伝ったり、リハビリ訓練に使用したりします。
でも装具のことなら、義肢装具士さんや、メーカーの人の方が詳しいんですよね。
今のところ、理学療法士だから出来る!って部分は、ほとんどありませんでしたね…。
理学療法士にしか出来ないこと
姿勢を観察するだけなら、きっと美大生の方がスケッチは上手でしょう。
動作分析や歩行分析だったら、光学機器メーカーのエンジニアの方が凄そうです。
また、きちっとした筋肉トレーニングであれば、栄養士さんの協力も必要になります。
だから、理学療法士にしか出来ないことなんて無いんです!
個人的な意見ですが、理学療法士って「器用貧乏」を極める職業だと思っています。
だから、
1つに徹する必要なんてない!
全てが中途半端でも構わない!
臨床生活においても、色々なことに興味を持ちながら、何にでも挑戦してみて下さい。
自分が納得する答えは、理学療法士として生きながら、こっそりと見つけて欲しいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?