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Vol.9_異業種が続々参入するポスティング市場

2023.02.03

こんにちは!BE Messengerの吉沢です。
昨日で「当たるチラシのつくり方」の
連載記事はいったん完結しまして。

書き漏れも多分に有る気がしてなりませんが。

そもそもnoteを始めてみようと思ったのも
自分の頭の中を一通り言語化して
社内にインストールしたい
という目的だったので

もう達したのでいいんですが。
せっかくなので、情報発信継続してみます。

とはいえ惰性ではなく、読んでいただける方に
何かしら”give”できるものになるよう努めます。

【異業種が続々とポスティング市場に参入してきている事実】

弊社はポスティングサービス、
つまりチラシ配布を代行する事業を主軸に展開していますが
もう一つの柱として、ポスティングの「フランチャイズ」事業も展開しています。
それも本格的に始動して半年前後という所ですが
現在10社様ほど加盟いただいています。
ありがたいことに出店相談も他にいただいており
今年度3月までに、累計10~15店舗ほどに到達しそうです。

面白いのが、そのFCに加盟いただいているのが
全てポスティング以外の異業種の方ばかりなのです。

各加盟企業様の本業はというと、

・通信業
・不動産業
・障がい福祉
・建設業
・人材派遣業
・運送業
・新聞販売代理店

など、いずれも異業種の方々ばかり。

衰退産業で明るい未来が見えない
と思われがちなこの市場に
何故新規事業として参入するのか?
各社はどこにビジネスチャンスを見出しているのか?

それにはいくつかのパターンがあります。

①販促費「0円」化&収益化
 元々恒常的に販促としてチラシを利用している企業さんは
 他社からの案件を受注しながら
 それに自社の販促を乗せることで
 販促費を実質0円化し、かつ収益に転化させることができます。

②法制度に縛られない自由度の高い収益事業付加
 介護・福祉・幼稚園・保育園など
 収益構造が法制度に完全依存するビジネスは
 それ故の利点もありますが、リスクも同時にあります。
 
 法改訂に左右されず、
 売上の天井を自身でコントロールできるビジネスモデルとして
 規模拡大&リスクヘッジとして参入される企業様もいらっしゃいます。

③既存リソースの再活用
 既存事業で配送員や車両を有しているものの
 現業だけではその稼働率を十分に高めて切れていない
 そんな事業体の企業様が、既存資産の最大活用を目的として
 参入されるケースもございます。

④配布網の利活用
 ポスティングは、配布員が現地を回って
 くまなくチラシを配ります。
 その地場での展開力を、「配布機能」としてだけでなく
 例えば「リサーチ機能」として活用することもできます。
 それはWEBでは拾いきることのできない唯一無二・独自固有の
 生のデータに成り得ます。

【ビジネスモデルとしてのポスティングの優位性】

以上が大枠での
ポスティング事業と異業種とのシナジー例です。
お問い合わせ、ご紹介
お待ちしております。笑

もう一つだけ
事業としてのポスティングのメリットは何か?についてお伝えします。

①低投資参入が可能、回収スピードの早さ
②再現性の高さ
③大手が参入しにくい(資本力勝負にならない)

①低投資参入が可能、回収スピードの早さ
 弊社のFC云々を除き
 純粋にポスティング事業を立ち上げようとすると
 必要な投資額は固めに見ても300万円程度です。

 大がかりな設備投資は必要ありません。
 それ故、投資回収1.5年~2年程度と、
 比較的軽いビジネスモデルとなっています。

②再現性の高さ
 FCで苦戦するケースのよくあるパターンは
 1)人材が確保できない
 2)適した物件が見つからない
 3)売上がなかなか作れない(損益分岐超えが安定しない)
 大きくはこの3つ。
 ですがポスティングビジネス、とりわけ弊社のFCモデルは
 これらがクリアしやすい土壌があります。

 1)人材確保
   ポスティング配布員の募集は
   実は「ポスティングで募集する」が最適解です。
   つまりチラシで求人をするわけですが
   1人当たり応募単価@5,000円、採用単価@15,000円~20,000円
   が実現できます。
   もちろん未経験者OKですので
   人員確保はそこまで困りません。

 2)物件
   宅配専門店などと発送は同様で
   駅前立地、徒歩〇〇分圏 といった条件を要しません。
   むしろ物件としては一般的に不人気になりがちな
   「駅徒歩10分以上」などの駅遠物件が適正です。
   なので、実はちゃんと探してみると
   都内新宿区などでも「50平米家賃17万円」
   等の丁度良い物件は比較的容易に見つかります。

 3)売上確保
   FC本部として、集客に必要なツールや運用ノウハウを
   お伝えします ということは勿論のこと
   弊社FCでは本部からの案件供給も積極的に行っています。
   なので未経験の企業様でも立上の売上づくりが
   安定しやすいのも特徴の一つです。

③大手が参入できない
 ポスティング市場には過去電〇など
 大手広告代理店業が参入したりもしましたが
 いずれも早期に撤退しています。
 
 先にお伝えした通り、参入ハードルはハッキリ言って
 「激低」
です。
 なのになぜ大手に吞み込まれないのか。
 それは一種の「クレーム産業」だからです。

 大手さんはその看板の大きさ故に
 特に風評的なリスクを被ることを忌避します。

 ポスティングの現場では
 チラシを入れたマンションの管理人から
 「チラシを入れるな!!」と怒られる
 なんてことも正直ゼロではありません。

 とはいえ、我々もクレームをシャワーのように浴び続けながら
 事業継続している訳でもありません。

 全国85,000件分の投函禁止リストを作る
 などの対策により
 クレームの発生率は1/2,000,000程度くらいには
 抑えられるようになっています。
 大手さんは後発でここまでの手間をかけてまで
 参入しようとはしてこないのです。

以上、半分くらい営業でしたが
ビジネスモデルの発想など
転用いただけるような要素があれば幸いです。

次回は
当たるチラシのつくり方で書き忘れたことがいくつかあったので(早速!)
続編をお伝えできればと思います。

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