影響を受けた3冊の本と実践したこと
稲垣です。
梅雨の季節ですね。
個人的には、雨が降っている日はどうしても気分が下がりがちです。
平年の東京の梅雨入りは6月7日とのことですが、今年の東京の梅雨入りは平年の一週間遅れの6月14日でした。
ただし,梅雨入りは遅くなっていますが、天気予報によれば梅雨明けは平年と変わりないのだそうです。
今年は短い梅雨で、雨が降る日も少なくなり、快適な日々を過ごせそうです。
さて、突然ですが今回は、最近読んでとても影響を受けた3冊の本をご紹介します。
雨の日には本を読んで備える。
「晴耕雨読」とは良く言ったものだと思います。
最近読んだ本がとても良かったので、ぜひおススメさせてください。
◆1冊目
タイトル:具体と抽象 世界が変わって見える知性のしくみ
著者:細谷功
https://www.amazon.co.jp/dp/B016LUTNI2
ビジネスコンサルタントの細谷氏が世の中には「具体的」と「抽象的」の二つの視点があることを解説してくれています。
特に私が強く印象に残ったのが「抽象的」についての解説でした。
「具体的」と比べて一見あいまいではっきりしない「抽象的」、という視点。
そんな「抽象的」とはどういう視点なのか、どのようなメリットがあるのか、など理解を深めることができました。
また、物事を具体的に捉えられる人と、抽象的に捉えられる人がいることが分かりました。
私は、「物事を具体的に捉えられる」タイプだと思います。
なので抽象的と聞くとどうしても「曖昧」や「わかりにくい」とネガティブなイメージをしてしまっていました。
しかし、この本を読むことで抽象的な視点を身に付けることの重要性を学ぶことができました。
また、抽象的な視点を持つ人と手を組み、自分自身が具体的な事象に落とす役割をすることで、効率よく物事を進められるようになると気づきました。
この本を読み、組織編制、コミュニケーションの確認の仕方、仕事の割り振り方を実際に変えていくことを決めました。
この本の良さ、面白さは読んでわかるものなので、是非一度読んでみてほしい。
◆2冊目
タイトル:NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く
著者:マッコード・パティ
https://www.amazon.co.jp/dp/4334962211
マッコード・パティ氏はNETFLIXの元最高人事責任者で、NETFLIXの創業時に入社し、チーフ・タレント・オフィサーとして人事戦略を練った人です。
この本で読む限り、NETFLIXは、とにかくオープンな社風・制度であることが大きな特徴だと感じました。
NETFLIXではメンバー内で意見の対立などトラブルが起こった場合、当人同士で解決する文化となっているそうです。
それは、「メンバーみんなが、思ったことを正直に言い合えるオープンな場」を作っているからこそ、できることだと感じました。
これを読んで、同様な場を作るため、まずはオープンなコミュニケーションの場を設けることにしました。
スタッフがどう思っているのか正直に話し合う機会を設け、否定せずまずはお互いを理解し、考えをすり合わせることが、オープンな場を構築するのに必要なことだと考えました。
(具体的な施策は弊社内で議論中ですが)
また、スタッフの人事について考えを改める良い機会になりました。
この本を読んでいると、NETFLIXでも、創業時から成長期、さらに大きくなるにつれて必要な人材は刻一刻と変わっていくのだとわかりました。
業務に必要なパフォーマンスを持ったスタッフを配置することが大事なのであり、業務に対してスタッフのパフォーマンスが合っていないと感じたら、スタッフを解雇し、新しい人を採用するなどの厳しい判断が必要です。
これは個人の能力が高いか低いかの問題ではなく、チームとして一番いい形で能力を発揮できているかが判断のポイントとなるからです。
◆3冊目
タイトル:成功に奇策はいらない――アパレルビジネス最前線で僕が学んだこと
著者:平山真也
https://www.amazon.co.jp/dp/4862762727
著者の平山氏は2011年にディッキーズの日本法人を立ち上げ社長に就任。1年目から黒字化し、6年間で売上を10倍に伸ばしています。”伸び悩みが続いている斜陽産業と呼ばれるアパレル業界で"と本には記載がありました。
僕自身も化粧品業界へ飛び込んだ身として、また、いち経営者として、業界に関係なく事業拡大をしていくための奇策があるのか?とワクワクしながら読み進めていきました。
結果、驚異的な成長に導いた平山氏の仕事論は大変興味深いものでした。
タイトル「成功に奇策はいらない」の通り、この本には当たり前のことが書かれています。
例えば、どんなに商品や接客が良くても、店内のBGMが客層に合っていなかったらお客さんは来ず、もし来ても値段が高いと感じたらお客は買わずに出てしまう。
消費者の心を掴むには完璧が求められると書かれていました。
当たり前のことですが本質を捉えていると感じました。
自分の会社の商品やお店がどこまで完璧なものにできているか、振り返ることができました。
また、業績不振の会社は経営者や管理職層が自分の保身を最優先しており、現場では若者が低賃金で酷使されている。そんな理不尽な現実をぶち壊し、あるべき姿に作り直したい。それができる実力を身に付けたいと書かれていました。
私自身その言葉に非常に触発され、自分の実力をつけなければ!と想いを強くしました。
お客様の気持ちや、従業員の気持ちを考えずに、怒りや不満を持たれている会社は確かにありますが、もちろんそんな会社にはしたくありません。
今思えば、以前働いた会社は素敵な会社でした。
社員想いで真っ当な会社で働いた経験を思い出し、自分もそういう会社を目指そうと決め直しました。
この本を読んだ後、一部行っていた割引キャンペーンの廃止に踏み切りました。
安易に割引やセールをせず、真っ当な対価をもらい、まずは会社の利益を確保して、社員が気持ちよく働ける土壌づくりに専念します。
◆本を読んで行動を起こす
私は「本を読むこと」はそれ自体すばらしいことだと思っています。
しかし、会社を経営するようになってからは「その本を読んで、実際に行動を起こすこと」が以前にも増して重要だと思っています。
知識が増えただけでは、会社は何も変わりません。
実際に行動に反映させることで、会社をより良くしていけると考えています。
読む本の種類や内容にもよるとは思いますが、今後も本を読んでインプットしたことは、可能な限りすぐにアウトプットしていくことを徹底していきたいです。
また、「行動を起こす」ことについては、何か起きてからの対処療法的なことではなく、今後起きることに備えることが最善であると思っています。
行動を変える、ということで言えば僕は夏の暑さがとにかく苦手です。
逆に気合いを入れすぎて夏バテしてしまうこともありました。
夏バテに備えるため、体力をつけよう!ということで以前から取り組んでいるトレーニングは継続し、新しく体に関する本を読んでいきます。
そんなわけで、いつもより長い梅雨でも、「おかげで室内でのトレーニングにも読書にも集中しやすいぞ」と切り替えて考えようと思います。
また何か良い本があればシェア出来たらと思います。
■公式プロフィール
稲垣大輔(いながき・だいすけ)
株式会社Be 代表取締役
北海道出身
2002年、北海道大学工学部を卒業し、国内大手自動車会社に就職。
ブレーキ部品の設計および最先端エンジンの研究に携わる。
2012年にイベント会社を創業。
2017年に株式会社Beを創業し、現在に至る。
■関連メディア
◆アクティブオーガニックブランド「Be」公式HP
https://be-beauty.jp/
◆「Be」オンラインストア
https://be-store.jp/
◆「Be」公式インスタグラム
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◆「Be Organic(ビーオーガニック)丸の内本店」
https://be-beauty.jp/be_organic/
◆株式会社Be社長 稲垣大輔のブログ
https://ameblo.jp/not-biz-but-love
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