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小走りでボーダーを越えた夜

私は区と区の境目に住んでいる。通り1本先から隣の区になる。普段は区の境目なんて意識しないけど、区の行政サービスを受ける時は意識せざるを得ない。

最も身近な行政サービスはゴミ収集だ。収集日は区によって違うし、必ず住んでいる区のルールを守らないといけない。普段はもちろんルールを遵守しているけど、年末一回だけ破ってしまった。ここで懺悔します。

私の住んでる所の年内最後の燃えるゴミの日が月曜日だったのだけど、月曜の夕方にそこそこの量の生ゴミが出てしまった。他のゴミなら諦めたけど、生ゴミはどうしても捨てたい。一緒に年越ししたくない。コソコソ調べたところ、通り一本向こうの隣の区は年内最後の燃えるゴミの日が火曜日だと分かった。まだ、捨てられる。

そして私は夜中に決行した。小走りで隣の区までゴミを捨てに行った。隣の区皆さんごめんなさい。

ゴミ捨て決行後また小走りして帰宅する道すがら、境目は目に見えないものだけど、そこから受ける影響って意外とあるんだなぁと、「ボーダー」に思いを馳せた。

ゴミ捨て場のボーダーはちゃんと守らないといけないけど、飛び越えていい(むしろ飛び越えた方がいい)ボーダーも世の中多いんじゃない?
そんなことを考えた年末の夜中でした。

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