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14. ランジェリーっていやらしいもの?

自分が楽しむための下着

わたしはランジェリー というか、下着が大好きです。

ランジェリー自体をファッションとして楽しんだり、ファッションと合わせて楽しんだり、着心地そのものを楽しんだり、だからこそ下着選びが楽しくてたまりません。

ただ、今までずっと自分のために下着を着けてきたという考えがあるので、下着=いやらしいという印象を持ったことがありませんでした。また、海外ではやはり「性」について、オープンなのです。下着一枚で、服屋さんの試着室から出てくるなんて当たり前。下着と水着の境目なんてほとんどないので、堂々と知らない男性の前でも下着一枚で歩く女性も、珍しくはありません。

下着好きが高じて、下着の勉強をし始めてから、はじめて下着についていやらしいから話したくないという人に出会い、下着の話をすることがいやらしい、タブーな話だと思っている人がいるのだと気付きました。

もちろん、下着にはセクシャルな部分やセクシーな側面もありますが、今世界各国で下着は女性(もしくは女性下着を着用するセクシャリティの人)が自分のために着用するためのもの、「女性のための下着」という考えが広がっています。そして、女性が自分らしく輝けるためのツールのひとつになっているのです。

下着の楽しみ方

下着を楽しんで自分のために、着用している人には4つの特徴があると考えています。その特徴を知ることで、ランジェリーの楽しみ方を取り入れてみてください。新しい自分の側面が見つかるかもしれません。

1 下着自体をファッション感覚で楽しむ
2 ファッションと合わせて楽しむ
3 下着自体の着心地を楽しむ
4自分の体を好きになる、セクシャリティに自信をもつ

下着自体をファッション感覚で楽しむ

下着は、外につけて歩くものではありませんが、人に見えなくてもお気に入りの下着を着用することで、嬉しい気持ちになったり、高揚感を得ることが分かっています。例えば、仕事やプライベートで、ここぞ!という時に勝負下着を着用した経験がある人も多いでしょう。お気に入りの下着を着けた時に、高揚感を得ることで自分に自信が持てたという人も多いからと言われています。自分の好きなデザインや形、ファッション感覚で下着を楽しむ人。本当にオシャレの一部分になっているのです。最近では、インポートランジェリーや最近では伝統的ではないデザインの下着ブランドが増えていて、多様なデザインも増えてきました。

ファッションと合わせて楽しむ

また、着る服に合わせて、下着を選ぶというのも、下着の楽しみ方の一つです。例えば、最近流行のスポカジファッションだと、首が詰まったお洋服が多いので、そういった場合はあえて胸を潰すような、パッドの入っていないブラジャーをつけたる。逆に首元があいてる服やタイトめな服は、しっかりとパッドが入ったメリハリがつくようなブラジャーを着用したり、など。キャミソールやコルセットからインスピレーションを得た衣類を、シャツの上に着てみるのもそうですし、バックが空いた服に可愛いストラップをあえて見せるのもそうです。その日着る服に合わせて下着を選べば、相乗効果でさらにオシャレを楽しむことができます。

下着自体の着心地を楽しむ

自分の体にピッタリ合う下着を、楽しむという方法もあります。ランジェリーの楽しみ方というと、セクシーで着心地のあまり良くない下着を頑張って着けることを想像する人も多いと思いますが、ピッタリフィットする下着をつけることが、個人的に究極の下着の楽しみ方だと思っています。なぜなら、ピッタリ合う下着ほど、楽で心地よい気分を楽しめるからです。つまりは、元々の下着の機能を楽しむことになります。

楽な下着というのは、皆さんが想像するような楽チンなブラトップやノンワイヤーとはちょっと違うかもしれません。ブラトップやノンワイヤーも楽なのですが、安心感やサイズ感の部分で不安感を感じる人も多くいます。ワイヤーがあっても、ピタッと自分の体に合う下着を見つかった時の楽チンさには、感動を覚えます。また、裸でいるよりも胸のサポート感があるので、動きやすいですし、外にでる時の安心感がまったく違います。合う下着とはなにかということには、別途お話しするとして、着心地の良い下着を着用することで、下着をつけていることさえ忘れてしまうぐらい、自由に行動することができます。

自分のセクシャリティを受け入れて、自信をもつ

最後に、自分の体を好きになったり、セクシュアリティに対して自信を持つ(comfortable になる)ことで、下着を楽しむことができます、これは、自分自身の体を受け入れる(comfortable in your own skin)という、海外で良く言われる言葉なのですが、自分らしい体つきを大事にするということで、そのままの自分を受け入れて、大事にするということです。雑誌に出てくるモデルやパーソナルトレーナーのような体にする必要はなく、多様な体型を自分と自分の周りの人を受け入れよう、ということです。

最近では、コンビニからグラビア雑誌がなくなりましたが、私たちは常に見た目という観点で、メディアからこうあるべきというイメージを押し付けられています。どこにいってもダイエットや美容品で溢れています。そして、女性だから、こういう風な下着を着るべき、こういう体型であるべき、という先入観からなかなか抜け出せないから、下着はいやらしく、楽しめない、という人も多いのではないでしょうか。自分自身を受け入れて、自信を持つことで、下着をもっと楽しむことができるかもしれません。

下着は、肌の一番近いところに着る服です。隠しているからこそ、そこにダメなもの、タブーなもの、という感覚が生まれるのだと思います。でもそこに楽しむという要素を加えてはどうでしょうか?

楽しんでしまうと、途端にタブーなことではなくなって、自分だけでなく、他の人からもいやらしいものではないものに変わります。水着を着ている時は堂々としているので、セクシーさやいやらしさは半減します。スポーツブラで汗をかいて運動する人も、セクシーというよりかはヘルシーというイメージです。

下着=いやらしいもの、という捉え方を変えてみたら、女性として、下着を着る人として、楽しめるものが一つ増えるかもしれません。

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