魅せる文字

今週のOUTPUT!No.4 字の綺麗さ

どうもご無沙汰してますAnbyです。いきなりではありますが、私は塾でアルバイトをしています。そうです。塾講師です。基本的に高校生を担当することが多いですね。授業では、自分で字を書くわけですね。その時にほぼほぼ言われる言葉があるのです。それが、

あー、先生字が綺麗ですね

です。いや、それはもちろん嬉しいですよ。褒められて気分を害するなんてことはありません。言われて、客観的にみてみると、そうかなぁとは思うのですが。でもまぁ確かに見づらかったり難解な字ではないので、汚くはないのかなとは思います。女子生徒の場合、男性でそんな字を書く人ってあまりいませんよと言っていましたからね。確かにどちらかといえば男が汚い傾向にありますよね。

とかこんなこと言ってると、誰かに叩かれそうなのでこの辺にしておくのですが...性別で話を進めるのは間違っているとは思いますから。

あなたはどうでしょうか?公的な場面でも自分の字を堂々と見せることができるでしょうか?例えば履歴書だったり年賀状だったり。今回はその「字の綺麗さ」についてのお話です。

1.字が綺麗とは何を指すのか?

というかそもそも、「字が綺麗」ってなんなのでしょうか?

なんだか哲学じみた問いかけになってしまいましたが...これに関して、特にこれといった明確な基準はないようですね。ですが、その法則性はあるそうですよ。

まぁでも、これは当たり前と言えば当たり前のことです。何かに対して「」を感じる。これはある意味芸術と言ってもいいのでしょうが、美を感じるのは心です。心がどこか、という話はここでは触れませんが…

心が揺さぶられる何かがあればそれを美と認識するのですね。要はその人の感受性の問題になります。経験を重ね、研ぎ澄まされた感覚でモノを見れば、そうでない人とは違った景色が見えるのでしょう。

これは絵画や音楽だけでなく、「字」も同じくその力を持っています。

一般的に字がきれいだと言われる人は、これを心得て会得しているか、偶然身につけていたりしていると、私は思っています。

2.字形と文章の見栄えがカギ

詰まるところ、字が綺麗と言われている人の共通点として、「字が整っていること」そして「文章の見栄えが整っていること」が挙げれるようです。

字形という個々のものと、文章という全体のものが両方整っていてこその、「字の綺麗さ」ということですね。それぞれについて紹介しましょう。

字形について、重要なのは3つあります。

①右上がりであること
②右下重心であること
③隙間が均等であること

文字には、直線や曲線が組み合わさってできています。1文字について全体的に右上がりであるだけで、ずいぶんその文字に対する印象が変わるのではないでしょうか?実際にやってみてください。右下重心である、というのは、例えば「大」という字について、3画目にはねがあると思います。これを一画目よりも右下方向に伸ばす、ということです。そして最後の隙間が均等であること、は1文字に含まれている隙間が均等であること、ということです。

では次に、文章の見栄えについて、これは重要なのは2つあります。

①字の大きさ
②字間の大きさ

それぞれの、ということです。私たちが普段使用しているのは、一口に日本語と言っても、実際には漢字とひらがなとカタカナ(時にはアルファベットも)を使っています。それぞれに、見栄えが良くなる字の大きさの黄金比が存在するのです。

一般的には、漢字:ひらがな:カタカナ=10:8:7だそうですよ。漢字が一番大きくて、その次にひらがな、そしてその次にカタカナがきます。この字の大きさを意識するだけでも、またさらにその文章の読み応えや印象も変わってくるものです。

そして、字間の大きさに関してはそのままの意味ですね。字同士の間隔の大きさということです。間隔がある場所では狭かったり、ある場所では広かったりすると、それだけで読みづらい、という印象を持たれてしまいます。

折角1文字1文字は丁寧に、綺麗に書けていても文章の見栄えが悪ければ、全体的に受ける印象はあまり良くはありません。履歴書などであれば、まずはパッと全体を一目見てから、じっくり中身を読み始めることもあるでしょう。中身のいい文章を書いていても、外観が悪ければ、印象も悪くなってしまうでしょう。それだけはちょっと避けたいですね。

3.まとめ

と、いうわけで今回の内容は以上になるわけですが、正直なところ、人の字はその人特有の癖が出るものですね。とはいえ、癖はあっても今日紹介したような基準を満たしていれば、それなりに綺麗に見えるものです。綺麗に見える字を書いて魅せていきたいですね!

という意味を込めてのタイトルでした。ここでタイトル回収をするという。理由は来週書くつもりですが、ちょっと立て込んでてまして、文章内容が少し薄くなりました。すみません。来週は頑張ります。最後までお読みいただきありがとうございました!ではまた来週!!

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