マガジンのカバー画像

天理教に関係ない記事どす

17
創作だったりエッセイだったり戯れ言だったり。
運営しているクリエイター

2023年8月の記事一覧

夏の箸休め4 国語の時間 『新明解国語辞典』はいい奴だ。

ある夏の午後2時。太陽は中天に耀き、蝉しぐれが絶え間なく鼓膜を叩く。 狂おしい夏に絡め取…

12

夏休みの読書感想文『徒然草』考 その1

あらかじめ言ひおけど、此の記に天理教につきての譚はあらず。 いにしえに師より、『徒然草』…

5

夏休みの読書感想文『徒然草』考 その2

さて、兼好法師は多くの僧侶を諧謔と風刺を織り交ぜて描いている。 『徒然草』が1330年から133…

2

夏休みの読書感想文『徒然草』考 その3

【色好まざらん男は いとさうざうしく】 遊び人(仕事もせんと、つれづれなるままに好きなこ…

4

夏休みの読書感想文『徒然草』考 その4

キーンさんは偉い。なんといっても「従三位」なんだから。「従三位」という位は律令制下では苗…

2

夏休みの読書感想文『徒然草』考 その5

兼好法師の実家である卜部家が、代々京都の吉田神社の神職を勤める家系であり、歴代天皇の即位…

3

夏の箸休め 国語の時間「速さの表現」

ある動作が、とてつもなく速いことを表す言葉には様々なものがある。 「電光石火」 「神速」 「韋駄天」 「疾風迅雷」 「一瀉千里」 「脱兎之勢」 などなど。 しかし私は、これらの言葉よりも更に説得力を持つ表現を知っている。 これは飛騨地方に住む天理教の教会長である山田二郎氏(仮名)から教えられたものだ。 山田翁は今年90歳。 この翁は、息子の友人である私を大層可愛がってくれていて、ことあるごとに昔話を聞かせてくれた。 山田翁、少年時代は大変な悪童で、左義長の時期になると村人が苦

夏の箸休め2 国語の時間「これはしたり」

前回「野糞に銀蠅」という言葉について書いたところ、さくらちゃんという少女からDMで質問がき…

11

夏の箸休め3 国語の時間 続「これはしたり」

再びの「これはしたり」である。 恐らく私はこの言葉に取り憑かれてしまったのだと思う。 さく…

8