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【翻訳】パレスチナのための音楽家たちの声明 (ミュージシャンの賛同者募集)

「パレスチナのための音楽家たち Musicians for Palestine」がガザでの停戦を要求する声明を出し、すでに著名なアーティストを含む4000人以上のミュージシャン、DJ、バンドなどが署名しています。影響力や道徳的な説得力を持つアーティストや文化関係者の働きかけは、国家に圧力をかけるために世界で起きている重要な運動の一つです。以下、BDS運動に賛同する仲間が、音楽家たちの声明を翻訳してくれました。ミュージシャンと個人的に連絡を取れる方は、以下の声明と署名リンクを彼らと共有し、賛同を募ってください。

賛同する音楽家の方はこちらから署名できます(リンク先の英語の文章が声明の原文です)。


【翻訳】パレスチナのための音楽家たち 2023年書簡

黙っているわけにはいかない。

これは、人間の尊厳を重んじる何百万もの世界中の人々にとって正念場であり、音楽家である我々も例外ではない。我々は命のため、愛のため、正義のため、そして平和のために立ち上がる。我々は、愛する人を失ったパレスチナ/イスラエルのすべての人々とともに追悼する。我々は彼らの悲しみと痛みを分かち合う。

ガザに住む230万人のパレスチナ人(その半数は子どもたち)に対して展開されている人道的大惨事は、米国を拠点とする著名なイスラエル人ジェノサイド研究者ラズ・シーガルや、元国連人権高等弁務官クレイグ・モカイバーの言葉を借りれば、「ジェノサイドの教科書的事例」である。

このような不正義を前にして、我々は中立ではいられない。

17年にわたるイスラエルによるガザの封鎖、そして今の「完全包囲」によって、ガザは居住が極めて不可能な場所になっている中、我々は沈黙してはいられない。ガザの水はほぼすべて、人間が飲めないものだ。医療システムはほとんど崩壊している。子どもたちの大半は貧血で、多くが深刻な栄養失調に苦しんでいる。

音楽家として、我々は虐げられた人々の声を拡大させる。民間人に危害を加えることを非難するのと同じように、彼らのアイデンティティがどうであれ、ためらうことなく、すべての形態の抑圧をひるまず非難する。奴隷解放運動家であるブラジルの哲学者パウロ・フレイレが我々に思い出させるように、すべての暴力を終わらせるためには、その根本原因である抑圧を終わらせるためにたゆまぬ努力をしなければならない。

代表的な世界のそしてパレスチナ、イスラエルの人権団体の見解であるように、イスラエルによるパレスチナ人に対する軍事占領とアパルトヘイト体制が75年間も続いてきた今、我々は沈黙し続けることはできない。

我々は、黒人差別、反ユダヤ主義、イスラモフォビア、反アラブ主義、パレスチナ人への人種差別を含む、あらゆる形態の人種差別に断固反対する。コミュニティや民族全体を非人間化したり、悪魔化したり、集団的に非難したりする人々は、我々の集団的な解放を妨げるだけである。

自由、正義、平等な権利を求めるパレスチナ人民の闘いに我々は連帯し、共に声をあげる。不正義と闘い、自由と公正な平和、そして尊厳と説明責任を追求するために、世界中の草の根活動家やアーティストらが取る平和的手段と関与する自由を我々は支持する。

我々は沈黙できない。南アフリカのアパルトヘイト撤廃に貢献した「アパルトヘイトに反対する芸術家たちArtists Against Apartheid」から我々はインスピレーションを得ている。 我々の音楽が、どこであろうと弾圧や人権侵害をごまかすために使われることを拒否する。イスラエルや人道に対する犯罪に関与しているその他の国家にすべての政府が武器や軍事資金を送ることをやめるよう我々は求める。

今日、我々はガザでの即時停戦と人道支援、そして包囲の終結を要求する。その後には、すべての人のための公正で平和な未来というビジョンが、我々の最も緊急な課題になる。このビジョンを共有するすべての人々に、我々とともに行動することを強く呼びかける。

(翻訳・naoko umetsu)

パレスチナのための音楽家たち(HP)


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