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カレン
2019年6月6日 19:35
文学フリマをきっかけに知った龍翔さんの、短歌連作『クローゼットに鮭』。50首の短歌とそれらに対する3つの批評で構成されている。文学フリマで頒布していた『蝉は泣かない』は、行きずりの関係が抑制のきいた表現で歌われていた。夏の歌、雨の歌が多いけれど、心根は乾いている印象を持った。反して『クローゼットに鮭』は、春の、新しい生活の歌だった。新しい生活にはパートナーがいる。そのことがまず、私には嬉