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カレン
2019年1月30日 11:10
演劇、とも ダンス、とも言えそうで言えない、舞台、というほど形式張ってもいないし、パフォーマンス、にしては主張が前面に出ている気配が薄い。なんとも言いにくいので「お話」と呼ぶが、『400才』は、400年生きているさめのお話だった。登場人物はひとり、着ぐるみのさめが生活を営む。絵画を見つめてコーヒーを淹れ。手紙を書いて、何かに苦悩する。踊る。唄う。コーヒーをドリップするための道具をひとつ
2019年1月15日 18:42
LEONを観た翌日に、『PATERSON』を観に行った。LEONはNetflixだったけど、こちらは吉祥寺の新劇場で。バスの運転手・パターソンは、自分と同じ名前の街に、妻のローラと犬のマーヴィンと暮らしている。毎朝6時過ぎに目を覚まし、勤務時間の合間に詩を書き、帰ったらマーヴィンの散歩をしながら行きつけのバーに寄る毎日。詩を発表して喝采を受けたり、街を牛耳るマフィアの陰謀が持ち上がったりは一切
2019年1月12日 22:14
名作が名作になる経緯が知りたい。誰に、何人に評価されれば名作になるのか、評価した人は何に心打たれたのか。海外の作品は、私にとってはなかなかに手強い。感情の起伏が激しくて、行動の意図がつかみにくい。物語のクライマックスはいつも感情によってもたらされる行動だから、置いていかれることもままある。『LEON』を観た。初めて観た。名作といわれるかの映画を観た人たちは、この物語にどう思いを馳せた