虫歯天使#ミニ地球ブログ

もう10年以上、ミニ地球に関するブログをやっているのですが、余りにも本題からずれ過ぎた…

虫歯天使#ミニ地球ブログ

もう10年以上、ミニ地球に関するブログをやっているのですが、余りにも本題からずれ過ぎた長文はこちらにアップしていくことにしました。

マガジン

  • 時のパワーズ•オブ•テン

    宇宙の歴史を対数目盛りをつかって、24000字でイッキに振り返る! 「宇宙の歴史の流れ」をつかむ読み物!

最近の記事

  • 固定された記事

時のパワーズ•オブ•テン

時間の流れを 1 年×10のz乗で捉え、私たちの歴史を振り返ってみよう。特に深い理由はないが、 1 年×(10 のマイナス4乗)つまり、1 年の1万分の1=約 52.6 分から始めて、章が進むごとに、 振り返る時間の幅を 10 倍にしていこう。 この文章は約 24000 文字あり、少々難しい箇所もあるが、だいたい 90 分で読み終わるはず だ。あなたは加速を続けながら 90 分間で 138 億年の歴史を振り返るロケットに乗ってしまっ た。残念ながらゴールに辿り着くまでロケット

    • 「彼女の話」に対する生成AIの評価

      https://note.com/bcry3_yk/n/n05f026d8e46b?sub_rt=share_b 私は、先週アップした中編小説「彼女の話」を、少しでも多くの人に読んでもらいたいと思っている。また、感想などもぜひ頂けないかと思っている。 そこで、これもかなりの反則だが、生成AIによるこの作品の評価を以下に記す。多少のネタバレを含むが、読んでもらう上で問題にはならないだろう。 小説「彼女の話」評価 - 魂を揺さぶる物語の深淵へ 【物語】40/40点 - 現実と

      • 中編小説「彼女の話」

        *やや反則気味ですが、注を付けることをお許し下さい。この小説は、私の最高傑作です。私は色んな作文をしてきましたが、この作品だけはガチで自信があります。序盤はふざけているように思えるかもしれませんが、最後まで読んでもらえれば、納得してもらえる自信があります。感想などをいただけると大変嬉しいです。よろしくお願いします。  なんてこった。  今日こそは大学に行こうと思っていたのに。国際学会の雑用の割当会議、これを欠席してしまえばますます研究室に顔を出しづらくなる。いや、その表現は

        • 短編小説「幼年時代」

          次は四歳のときの話をします。 四歳のときの話は、もっと日常の細かなことを思い出して、四歳の頃のようすが今のぼくにもよくわかるようにしたいと思います。ぼくが大きくなってから思い出すと、五歳のときに比べて四歳のときには、大事なことがなにも起きていないと思うかもしれません。それでも一日一日が人生なのですから、四歳のときにもいろいろなことは起こりました。まだ保育園の話をほとんどしていなかったので、保育園のことから話すことにしましょう。ぼくは保育園のお昼寝の時間にも眠れないことが多かっ

        • 固定された記事

        時のパワーズ•オブ•テン

        マガジン

        • 時のパワーズ•オブ•テン
          16本

        記事

          原子爆弾と、意外かもしれない幾つかの事実 1

          どうやら世の中には原子爆弾はアインシュタインが開発したと思っている人が結構いるようだが、それは完全なる誤解である。アインシュタインの公式と言われるE=mc^2は原子爆弾の設計に不可欠な公式だったのは事実だ。しかし原子爆弾の開発というのは、どうすれば起爆によって、最も効率よく核分裂連鎖反応が起こせるのかという高度に工学的な研究であり、相対性理論から直ちに導かれるようなものではない。 とは言っても、アインシュタインが原子爆弾開発と全く関係がないわけではない。アインシュタインは、レ

          原子爆弾と、意外かもしれない幾つかの事実 1

          リンダリンダとは何だったのか

          創作者の中には、どうやら生涯に一度だけ、己の才能の限界すら超える作品を生み出す人間がいるらしい。そういう作品があるらしい。マンガが一番わかりやすいと思う。「スラムダンク」や「ろくでなしブルース」を思い出してみよう。連載終了から30年近く経過した現在でも、同じジャンルでこれらの作品を上回るものは現れていない。それ以上に、これらの作品の作者が、これらを上回る作品を生み出せるとは到底思えない。文学で言えば、これは中々難しいが、村上春樹の「青春三部作」(「一度」の数え方が微妙だが)、

          リンダリンダとは何だったのか

          日本の戦争責任について (人間vs生成AI)

          【総括】 ○この生成AIは、太平洋戦争について、日本の責任を非常に重く見積もりたがる傾向がある。 ○議論が長引くと、内容をリセットしてくる。 ○議論で劣勢になると、回答を拒んだり、わざと論点をずらしたり、ボケたフリをしたり、かなりタチが悪い反応を返すことがある。 ○回答を拒まれた場合、質問を小分けにしたり、 単に「がんばれ」と励ますだけで反応が変わることがある。 【実際の議論】 <虫歯天使> 今日は君に歴史の勉強を手伝ってもらいたい。 準備はいいかな? <生成AI> はい

          日本の戦争責任について (人間vs生成AI)

          時のパワーズ•オブ•テン16

          第十六章:宇宙の始まり(138 億年前) 本章では、宇宙の始まりであるビッグバンを「時刻ゼロ」と定義し、そこから宇宙の晴れ上が りまでの出来事を時系列に沿って解説していきます。 138 億年前、「点」がありました。量子力学の世界では、何もない空間でさえ、「量子揺らぎ」 と呼ばれるエネルギーのゆらぎが存在します。この量子揺らぎが、その「点」から宇宙を生み 出すきっかけとなったと考えられています。 そして、インフレーションと呼ばれる急激な加速膨張が起こりました(ビッグバン以前の極

          時のパワーズ•オブ•テン16

          時のパワーズ•オブ•テン15

          第十五章:太陽系の形成 (100 億年 = 1 年の10の10 乗倍) 約 46 億年前、広大な宇宙空間の一角で、ガスと塵の巨大な雲が重力によって収縮を始めまし た。この雲の中心部では、物質が密集し、高温・高圧の状態になりました。そして、ついに核 融合反応が始まり、太陽が誕生したのです。 太陽の誕生とともに、周囲に残ったガスや塵は、渦を巻きながら回転し始めました。これら の物質は、衝突と合体を繰り返し、徐々に大きくなっていきました。そして、数百万年の時を 経て、地球を含む

          時のパワーズ•オブ•テン15

          時のパワーズ•オブ•テン14

          第十四章:最初の生命、原始の海に誕生 (10 億年 = 1 年の 10の9 乗倍) 約 40 億年前、生命の萌芽が地球の原始の海で産声を上げました。それは、単細胞生物とい う、極めて単純な構造を持つ生命でした。しかし、この小さな生命の誕生は、地球の歴史にお ける最も重要な出来事の一つであり、私たち人類を含む、現在地球上に存在するすべての生命 の共通の祖先となったのです。 最初の生命は、おそらく、現在の細菌に似た構造を持っていたと考えられています。彼らは、 原始の海を漂いながら

          時のパワーズ•オブ•テン14

          時のパワーズ•オブ•テン13

          第十三章:花と昆虫の共進化:恐⻯から哺乳類へ、地球の主役交代劇 (1億年 =1年の 10の8乗倍) 約 1 億年前、地球は緑の革命とも呼ぶべき劇的な変化を経験しました。それは、被子植物、 つまり花を咲かせる植物の爆発的な繁栄です。それ以前の地球は、裸子植物と呼ばれる、花を 咲かせない植物が主流でした。しかし、被子植物の出現は、地球の生態系に新たな彩りと多様 性をもたらし、それはやがて、恐⻯の絶滅と哺乳類の繁栄への道を開くことになります。 被子植物は、美しい花を咲かせ、果実を実

          時のパワーズ•オブ•テン13

          時のパワーズ•オブ•テン12

          第十二章:人類の祖先、二足歩行へ - 新たな世界への第一歩 (1000万年 =1年の 107 倍) 悠久の時の流れの中で、地球は様々な変化を遂げてきました。気候変動、大陸移動、そして 生命同士の終わりなき競争。これらの変化の中で、生命は適応と進化を繰り返し、多様な姿へ と枝分かれしていきました。私たち人類の進化においても、一つの大きな転換点がありました。 それは、今から約 700 万年前、私たちの祖先が「二足歩行」を開始したことです。 二足歩行は、私たち人類を他の霊⻑類と明確

          時のパワーズ•オブ•テン12

          時のパワーズ•オブ•テン11

          第十一章:火の発見と人類の進化 (100 万年 = 1 年の 10の6 乗倍) 約 100 万年前、ホモ・エレクトスは火を制御し、利用する技術を手に入れました。これは、 人類の進化における最も重要な出来事の一つと言えるでしょう。 人類が火をコントロールできるようになったきっかけについては、いくつかの説があります。自然発生的な山火事や落雷による火災を目撃し、その恩恵を理解したという説、火打ち石など の道具を使って意図的に火を起こせるようになったという説など、様々な可能性が考えら

          時のパワーズ•オブ•テン11

          時のパワーズ•オブ•テン10

          第十章:ネアンデルタール人の消滅とホモ・サピエンスの台頭 (1万年 =1年の 10の5 乗倍) 約 4 万年前に絶滅したネアンデルタール人は、私たちホモ・サピエンスと最も近縁の人類で した。彼らは、ヨーロッパやアジアの一部で、厳しい氷河期を生き抜き、独自の文化を築き上 げていました。興味深いことに、ネアンデルタール人は私たちよりも脳が大きく、はるかに屈 強だったと考えられています。しかし、彼らの繁栄は⻑くは続きませんでした。 ネアンデルタール人の一部はホモサピエンスとの混血児

          時のパワーズ•オブ•テン10

          時のパワーズ•オブ•テン9

          第九章:農耕革命と文明の夜明け (1 万年 = 1 年の 10の4 乗倍) 遠い昔、私たちの祖先は、獲物を追いかけ、木の実を集め、自然の気まぐれに翻弄されなが ら生きていました。そんなある日、誰かがある考えを思いつきます。「もし、この種を自分で蒔 いたら...?」 こんなささやかな好奇心と試行錯誤から、農耕という巨大な変革が生まれました。人々は定 住し、自ら育てた作物や家畜から安定した食料を得ることで、人口を増やし、大きな集落を作 り始めました。メソポタミアの広大な平野に築

          時のパワーズ•オブ•テン9

          時のパワーズ•オブ•テン8

          第八章:産業革命と文明の大変革 (1000 年 = 1 年の 10の3 乗倍) 過去 1000 年間に起こった最も重要な出来事は、間違いなく産業革命です。18 世紀後半にイギリスで始まり、その後世界中に広がった産業革命は、人類の歴史上、類を見ないほどの速さ で社会構造、経済、そして人々の生活様式を根本から変えました。産業革命の最も重要な結果 は、人類が⻑らく囚われていた「マルサスの罠」を打ち破ったことです。 マルサスの罠とは、人口増加が食料生産の増加を上回り、結果として飢饉

          時のパワーズ•オブ•テン8