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04号から05号まで日記 0501-0516

0501

印刷所が休みなので、こちらにも連絡が来ない。はっきりとした日がわからないので予告を出せない。

ツイッターに「Issue 04, coming soon!!」と書く。

 

A5サイズの総集編を作りたいなあとあらためて思う。

過去の記事に書き足して、しかも中学生に読めるくらい平易な文章に書き直したい。

内容の整理・改良・増補は勿論だが「ひとまわり小さいサイズの分厚い本にしたい!」「物として存在させたい!!」という欲望がそれを上回っている。

 

 

0502

豆新聞の内容は「FAKE」の内容をおおまかに紹介するのと、他に何かないといけない。

「誰だ!」の替え歌を考えるとか、考えてみようコーナーとか、本誌に入らなかった企画を付け足す。

あれもこれもは入らないが、そこそこ埋まった。

 

 

0503

連休中にもかかわらず牧村さんにツイッターで03号を勧めていただく。それでまた注文や問い合わせが寄せられた。

 

・1.2号は当分の間、再版できません(5号を作って、総集編を作ってその後になるので)。

・とりあえず03号を買ってください。

 

という返答になる。

 

 

0504

朝、目が覚めてすぐにシールをおまけにつけることを思いつく。どんなシールかというと「***シール」なのだ。

 

黄緑色だけうまく印刷できないので、絵具を塗ることにする。

アクリル絵の具を塗ったら斑ができてダメ。水性絵の具を買うことにする。

 

【あそびかた】

1.黒い冷蔵庫や黒い表紙のノートなどをさがそう!

2.本誌「***」を参考にして、

じょうずに貼ってみよう!

3.完成!

 

豆新聞が一応書けた。少し直して印刷しないといけない。

 

夜、ネクタイの着色にとりかかる。

とりあえず黄緑色を4本に塗る。記念写真を撮ってみた。黄色も塗る。

手作業で絵の具のコンディションが少しずつ変わるので多少の凹凸はできるが、色が鮮やかなので、まあまあ問題ないと思われる出来ぐあい。

「ノークレームノーリターンでお願いします」と書く人の心境がわかった。

 

あらかじめレターパックライトに送り主(自分)の住所と名前と電話番号と内容物を書いておけばいい、と気づいたが、20部も書いたら意外と大変。

 

 

 0505

企画・交渉・取材・執筆・編集・宣伝・封入・発送その他を一人でやっていると「コンビニ払いで注文して、数日間支払いが遅れるお客様」はちょっと重荷なので、繁忙期はカード払いのみにする。

 

豆新聞を印刷して、折る作業をする。

 

シールの黄緑色はどうしても斑が出る。失敗気味のものを捨てるのは勿体ないのでどこかで配布するか売るしかない。5枚200円くらいで(送料は100円くらい)。

 

ネクタイの水色を塗って、最後に赤を塗る。これが他の色と違って、にじみやすい。しかし乾くと少し薄い部分とそうでない部分に分かれるので、二度三度と少し薄めにして塗る。薄く二回くらいに分けた方がいい。コツがつかめてきた。記念に写真を撮ってみる。

 

 

 0506

ネクタイはパッと目に入った時のインパクトが結構ある。

色が鮮やかで「この色だけがよくない」といったバランスの悪さはない。

ただ模様に関しては、数種類用意したうちどうしても、あのジャケットの表のパターンでないと「はずれ」のような印象になってしまう。シングルやアルバムの裏面だと微妙に違う感じになるのは意外だった。

首まわりは色移りしないように、色を塗らず白を残す形になるため、全体の割合としては白が多め=本来の比率に近くなってよい。

 

シールの黄緑用にポスターカラーを買ってみる。

 

04号(+豆新聞)

シールつき版:04号(+豆新聞+シール)

DX版:04号(+豆新聞+シール+しおりカード+ネクタイ)

 

デラックス版の文案を考えてみよう。

本誌04号(一冊)+豆新聞(一部)+シール(一枚)+しおりカード(二枚)+ネクタイ(一本)


【本誌04号】

→「ベレー帽とカメラと引用」の04号(一冊)

 

【豆新聞】

→水色の紙に印刷された豆新聞(一部)

 

【シール】

→本誌記事と微妙に連動しているシール(一枚)

*黄緑色の部分のみ手塗りなので多少むらがあります*

 

【しおりカード】

→「ベレー帽とカメラと引用」しおりを切り離す前のカード(はがきと同じ大きさ×2枚)

 

【ネクタイ】

→何とかのかんとか柄ネクタイ(1本)

 

どこの柄かは知らないけれど、

誰もがみんな知っている……。

 

……。

…………。

 

詳しくは書けませんが……。

 

そんな素敵なデザイン \(^o^)/ のネクタイです \(^o^)/ !!

 

 

*気になるあの人へのプレゼントに最適!*

   *自分へのごほうびに!*

*バレンタインの贈り物に!*

  *ホワイトデーのお返しに!*

*父の日、母の日、敬老の日、こどもの日のギフト用に!*

  *ステージや舞台の衣装に!*

*インスタ映え、してみませんか?*

  *ワールド級(クラス)のおしゃれ感!*

*みんなの視線はあなたに釘づけ!*

  *ワンランク上のあなたに!*

*結婚式の二次会に!*

  *ユーモラスなパーティグッズとして!*

*ジョークのつもりが本当に大人気!*

  *頭に巻けばたちまちバンダナに!*

*よッ!宴会部長!o(^▽^)o 昔の近藤◎彦!*

  *休みの日には、全裸でネクタイ in自室!*

*巣ごもり生活のお供に!*

  *コレクションとして!*

*値上がり需要を見越して!*

  *洗濯物と一緒に干すことで、防犯にもお役立ち!*

*N4書房へのお布施のつもりで!*

  *博士になった気分で!*

 

一枚一枚、手作業で製作・彩色しております。

そのため多少の塗りむら、はみだし(約二mm程度)など細かく見るとナニです……。

たいへん申し訳ございません。

 

        m(._.*)m ゴメンナサイ......

 

 

    そ・こ・で!

 

今回は本体価格コミコミで★〇★〇★円のところ、

 

   【三十周年記念】

 

アレのナニが7月10日発売なだけに……!!

 

   【♪ 衝撃プライス ♬】

 

  ☆☆☆特別ご奉仕価格☆☆☆

 

     7100円 !!

 

でのご提供となっております!

 

 

買わずに悔し泣きするより、

買って思いっきり、

嬉しい涙を流してください!!

 

ライバルに差をつけろ!

おしゃれは胸元から!

末は博士か大臣か?

チャンスの女神には前髪しかない!

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 0507

「ベレー帽とカメラと引用」が終わったら「歌詞と何々」というシリーズを作るのもいいかなと考える。内容よりタイトルや外見から入るのが自分の取り掛かり方というか、癖のようなものだ。

「歌詞と何とかシリーズ」として「歌詞と星」「歌詞と都市」「歌詞と菓子」「歌詞と可視」「歌詞と瑕疵」「歌詞と夏至」「歌詞と虫」など。40ページくらいの小さい本を少部数でちょいちょい作る。

 

「歌詞と可視」というテーマは面白いかもしれない。歌詞における「それまで見えなかったものが見えた瞬間」とか。歌詞に出てくる視線はどこからどこへ向いているか、何を見ているか、見て見ないふりをしているとか。

 

印刷所から原稿チェック完了とのお知らせ。あとは最終的に金額が決定して、本が届くまでにもうしばらくかかる。

 

 

0508

本体の説明を長々と書くと手間がかかるので、シンプルにしたい。

目次はこんな感じ。

 

「ベレー帽とカメラと引用 04」

僕たちの目は見えすぎて号

「普通の人の音楽遍歴SP、または『FAKE』と大塚幸代さんのこと」(SP回→中沢明子さんへのインタビュー) 

「大塚さんを知るための11の扉」

「世界塔の色玉の秘密 (卒業試験つき)」

「スピノザを読んでいて小沢健二の言葉を思い出す瞬間」

「天使たちのシーン」に詠み込まれた自由意志

「ドゥワッチャライク」を概観する

「普通の人の音楽遍歴」(第四回→Yukatさんへのインタビュー)

 

 

0509

「歌詞と視点」というタイトルも思いついた。「歌詞/都市/点」と二重の意味があって、一冊の本に二つタイトルがある。裏表紙にはそっちのタイトルを書いてもいい。

 

シールの黄緑色はポスターカラーで塗ったら割と良い感じになった。どうしてもむらが出てしまうので、乾いてからもう一回塗ると良くなった。それだけでも素晴らしい。

 

 

 0510

3rdアルバムの発売日が7月10日なので、ノーマル版は710円、デラックス版は7100円とする。シールつきはこれまでと同じ800円、ただし新装版になったら900円か1000円になる。

 

今のところ致命的なミス(誤字脱字など)は一つも見つかっていないが、だんだん不安になって来た。

 

 

0511

プリンターの調子が怪しく、シールの印刷が変になった。しかし失敗した物も一部を直せば売り物になりそう。「アウトレット品」という便利な言い方だってある。

 

 

0512

早く印刷所から本が届かないかなあ、と思いながら村田紗耶香の短編集「生命式」を読む。

中でも短めの「素晴らしい食卓」はよくできたコントやコメディ映画のようで面白かった。語り手の妹が「魔界都市ドゥンディラスで戦う超能力者」だと言い張っていて、そのまま中学、高校、社会人へと成長して、婚約者とその両親に魔界都市の料理をふるまうという流れ。単に「変人(=加害者)とその周囲の普通の人々(被害者)」という図式では終わらない。昔のSF風で、こういう味わいの小説を読むと故郷に帰ってきたようで懐かしい。

 

05号に書く文章のいくつかはもう決まっているが、まったく別の案をひとつ思いつく。とりあえず「君が代」と、はっぴいえんどのアレと、フリッパーズ・ギターのアレについて書いてみる。これは我ながら良い感じ。面白いし、批評性があるし、ナンセンスだし、創造的でもある。

 

 

0513

01-05号の総集編については、元の記事の圧縮版(字数を40~70%くらいにシンプル化)で構成されたものと、増補改訂版(これまでの文章の20~30%増し)と両方あっていい。普通の出版社ではあまりできないことだが、Zineは部数を減らせばすぐできる。作業としても自分でやってみたい。

総集編Aは初心者向けの入り口になるように、字がやや大きい。具体例を削る。

総集編Zはこれまでずっと読んできた読者向けの、主要記事の増補改訂版。具体例や脱線を増やす。

 

 

0514

ついに印刷所から本が届いた。さっそく読んでみて「なかなか興味深い内容ですな~」などとウットリする間もなくP.44に誤字を発見する。

 

ネクタイは一部の色を塗り直しする。絵の具をすぐに塗って、乾いて色が薄くなってからもう一度塗り、それが乾き気味になったらもう一度塗るようにしないといけない。特に赤と黄緑は定着剤の配合が難しい。

 

 

0515

午前中から販売を開始するが、ツイッターで告知しないと反応がない。ただnoteに書くだけだと反応1、ツイッターで告知するとその100~1000倍の反応になる。

 

午後から夕方~夜にかけて注文が入る。デラックス版も売れたのでよかった。発売したその日に買ってくれるのは有難い。遡って03号を買ってくれる方も有難い。

 

 

0516

今回から、あらかじめレターパックに梱包して「ノーマル04号」「シールあり04号」に分けて整理しているので、注文が来たら宛名を書くだけ。発送作業の効率化が進んだというより、なぜ最初からそうしなかったのか。

infoで始まるメールアドレスの方から「レターパックの追跡番号を教えてほしい」という問い合わせが来たが、返信メールが戻ってきてしまう。ちなみにその方の分はすでに最寄りの郵便局まで届いています。


梱包材がなくなったので、20メートル×30センチのロールを二つ買いに行く。



こちらこそ、有難うございます!

 

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