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03号と04号の間をフラフラ日記 0207-0213

0207

哲学系の難し気な本を読むと、読んでもほとんど頭に入っていないことがある。ページを戻して読んでみると、ページ内の狭い範囲だけは理解しているのだが、振り返ると何もないような感じ。


0208

N4書房の本を買ってくれた人のために、しおりを作って挟んでいるが、今までのデザインに飽きてきたので新作「ウッド・ビー・グッズしおり」「クロディーヌ・ロンジェしおり」「黄金の七人しおり」などを作る。

 


0209

 頭と腰が痛いので早めに横になって、ブレイディみかこの本などを読む。結局、健康でも風邪でも病気でも、本を読むことに変わりはない。

 

 

0210

ジブリの雑誌「熱風」が届く。「風街とデラシネ~作詞家・松本隆の五十年」に川勝正幸の文章が引かれていた。

“チャンドラーの小説によってロス・アンジェルスの、スコセッシの映画によってニューヨークの、それぞれ魅力的な「都市を見る眼鏡が与えられたように、僕(たち)は、松本隆がクリエイトした日本語の詞が乗ったはっぴいえんどのロックによって、東京の斬新かつ有効かつ官能的な「都市の感じ方」を手に入れたのだ”

この「チャンドラー=ロス」「スコセッシ=NY」「松本隆=東京」という系譜には小沢健二も入れやすい。実際、すぐ次のページには「渋谷系」という言葉も出てくる。

 

 

0211

「オザケンは〇〇〇〇だ」という仮説が一つ見つかる。すると「オザケンが〇〇〇〇だとするなら、小山田圭吾は△△△△だ」という別の仮説が生まれる。それが驚くほどうまく当てはまると、最初の仮説が妙に信憑性を帯びてくる。そういった発見は過去に何回かあったが、また新しい対応関係をいくつか思いつく。

 

 

0212

「ウルトラマンゼンブ」というネーミングにはいろいろと考察すべき種が含まれている。まず、それが「次男4歳」の発言からの引用である点。他にもいろいろあるが、その詳細はまた別の機会に。

 

 

0213

インタビューした内容が複雑すぎるので、いったんカード大の紙に書き写してから再構成してみる。

 

夕方から都内某所である会合。40年も聴いてきたアルバムの周辺事情のあれこれが整理される。いくつもの点が意外な線になり、面や立体になり、流れや力まで見えてくるような貴重なお話。明晰な論理と明快な言葉による卓見、意外な角度からの創見、新発見の数々。

 

 戻って夜11時過ぎに地震。関東は震度5くらいの強い揺れだった。

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