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アナリスト伊藤の振り返りノート ~P.3-5 ホーム5連戦~

2週間前に群馬戦のnoteを書いてから、怒涛のホーム5連戦が終了した。
今シーズン最初の水曜開催を挟んで9日間で5試合したが、目が回るぐらい忙しかった。時間の経過が早すぎる。オービスが光るかと思った。

1試合ずつ振り返るととんでもない分量になってしまうので、この5試合を終えてポイントを振り返っていこうと思う。

気持ちよく勝てた試合と相手に力を見せつけられるように負けてしまった試合があったので難しい。
ただこのnoteはあくまで振り返り。どんな内容でもチームは素晴らしかった!と書いたり、逆に反省の弁を述べたり、言い訳をしたりする内容になってはいけないと思う。

趣旨とずれないよう、かつ読んでくださる方々が次の試合、そして次の振り返りを楽しみにしていただけるような内容にしていきたい。

ではいってみよう。
まずは5試合のスコアから。

☆5試合のスコア
10.21 琉球 GAME1 ◯89-66
10.22 琉球 GAME2 ●70-88
10.25 渋谷 ●60-83
10.28 広島 GAME1 ◯80-76
10.29 広島 GAME2 ●65-90

傾向は分かりやすく、勝つ試合は点が取れて負ける試合は点が取れていない。そこで、今回のnoteは攻めに着目したものにする。
チームとしてどのようなシュートを打つのが良いのか、数字を少し見ていく。

☆シュートの種類と確率
ドリブルからの3ポイント 31.8%
パスからのマークされた3ポイント 33.7%
パスからのノーマーク3ポイント 43.5%
リング付近の2ポイント 56.0%
ドリブルからの2ポイント 39.3%

全体的に3ポイントシュートの確率は好調で、36.4%はリーグ全体でも5位。
昨季は27.6本だった3ポイントの試投数も今年は33.6本と1試合あたり6本増えている。

確率が高いシュートを増やすのは当然いいこと。
気になる点は次の数字。先ほどのものに少し追加する。

☆シュートの種類と確率と本数
ドリブルからの3ポイント 31.8% 129本
パスからのマークされた3ポイント 33.7% 104本
パスからのノーマーク3ポイント 43.5% 69本
リング付近の2ポイント 56.0% 191本
ドリブルからの2ポイント 39.3% 56本

3ポイントを沢山打っているが、最も確率の高いパスからのノーマーク3ポイントの割合が他の状況での3ポイントに比べて少ないのだ。点数が伸びない試合でもノーマークの3ポイントは基本確率通りに決められているが、その他の状況での3ポイントが入らなくて厳しくなる。

ここで難しいのが、
 じゃあドリブルからの3ポイントを単純に消せばいいか
と言われるとそうではないところ。

ドリブルをしていて空いているのにシュートを打たずにゴール下に突っ込んでいってターンオーバーをして、相手に速攻を出されようもんならこっちは0点、相手は高確率で2点か3点決められることになる。

他にも勇輝(#河村勇輝)の場合は相手のビッグマンを外に引き出せたり、デビン(#デビン・オリバー)やジェイ(#ジェロード・ユトフ)の場合は小さい選手が無理してでもシュートを打たせないように守らなければいけない状況を作れるなど3ポイントを打つことでビーコルが受ける恩恵はとても大きい。

確率にも偏りが小さく、8選手が33.3%以上の確率を持っているのもいいところ。

作り出した恩恵(=守りのズレや体格差などのミスマッチ)を活かして攻めるところまでできればかなり攻めのレベルは上がると思う。
守りのズレをついたドリブルでペイントに侵入したり、体格差を活かしてゴール下を狙ったりして相手が中を守らなければいけない状況を安定して作れると、よりノーマークの3ポイント、そしてアシストが増えていく。
ここから学んで仙台戦に向けて準備していきたい。

あとは単純に、攻める回数が多い方が点数は取れる。
それは40分間の攻撃回数だけでなく、24秒しかない1回の攻撃のうち、何回仕掛けが入ったかというところもだ。

例を見てみよう。

このプレーではまず1回目に昂矢さん(#須藤昂矢)とジョシュ(#ジョシュ・スコット)のピックアンドロール。
相手は昂矢さんのドライブ、3ポイント、そしてジョシュのゴール下へのアタックを守る必要がある。

これを守られてしまったので、

10/28 vs広島 GAME1

ジョシュにパス。素早く逆サイドで待機していた勇輝とのプレーに入る。

この間4~5秒。連続での攻めに相手は対応しきれず、

ジョシュのゴール下のシュートへ繋げることができた。

連続したアクションが行われるとディフェンスが崩れやすいことがよく分かる。
バスケの試合がスピーディーだと感じられる要素として、こういった点もあるかもしれない。

こうやってひとつひとつの攻めを分解していくと、パスが回らないことや、人が動かないことが何故良くないことなのか、なんとなく分かってくのではないだろうか。

ただ、本当に勘違いしやすいポイントとして、
 じゃあ残り14~16秒ほどあるときにはシュートは打たない方がいいか
と言われるとそうではない。

そういったシュートはシュート本数自体を増やすことができるからだ。
あくまで難しいシュートは打たない方がいいよね、ぐらいの認識だということを理解してもらいたい。

↓こちらも広島戦からの良いプレー

10/28 vs広島 GAME1

まず昂矢さんとジェイが攻める。
ダメだったのでパスを逆サイドに送って、

2回目は勇輝とデビンのピックアンドロール。
これに対し相手のメイヨ選手は勇輝を強く警戒してきた。
それを素早く判断して、

西野さん(#西野曜)にボールが回った。3回目は西野さんのドリブル。

西野さんのこのペイント辺りの身のこなしは抜群に上手い。結果的に3回目で一番効率の高いペイント内でのレイアップを打つことができた。

これがバスケットボール、という感じの良いプレー。

時間が十分にあるときは3回ぐらい仕掛けを入れられる。こういった攻めが特に出ていたのは結果的に勝った琉球のGAME1と広島のGAME1だった。

やはり相手はあの手この手でこちらのボールの動きを止めようとしてくる。
琉球、渋谷、広島とサイズ、ポテンシャル共に素晴らしい対戦相手と5試合戦って経験することができた。

11月は5試合、バイウィークまで駆け抜ける5試合となるだろうが、毎試合得点の取れる試合展開にしていきたい。


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🗓️11/05(日) GAME2 14:05TIPOFF:https://basketball.mb.softbank.jp/lives/501400?utm_source=club&utm_medium=YB&utm_campaign=club_YB_011

以上、長くなってしまいましたが、広報部からのお知らせでした🙋