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B Corpコンサルたちの情熱の日々

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B Corp認証の取得を目指す企業の支援するコンサルタントたちの日記です。きっとB Corp認証に興味があるあなた、認証を取りたいと思っているあなた、ヒントがあるかもしれません。
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#Bcorp

Bコープ認証企業を巡る「Bツアー2024」に参加しました

環境や社会に配慮した公益性の高い企業を増やしていく認証制度でありムーブメントでもある「B Corp」。 B Corp Month「This Way Forward」 3月は、B Corp Monthとして「This Way Forward」をテーマにいろんなイベントや活動が実施されました。 その一環で、3月最終週に、東京都内のB Corp認証取得企業を巡る一日ツアーに参加させていただきました! めちゃめちゃ濃厚で、脳みそも足もパンパンになりました^^! どの企業様も楽

B Corpイヤー2023を振り返る

毎年、B Corpイヤーだよな、と思いながら、2023年を振り返ってみます。なるべく日本全体の動きをキャッチしたいと思いつつも、基本は私の活動の振り返りになってしまいますが、何か書きそびれていましたらなんらかの形でご連絡いただけましたら書き加えます。 (後追いですが、B Corpアドベントカレンダーの記事として投稿しています) 1月 3月に開催されたB Corpのイベント「Meet the B」の 実行委員会がキックオフされました。 2月 日本法人のB Corp企業は

B Corp アドベントカレンダーまとめ

さわでぃーさんからの声かけで始まったB Corpアドベントカレンダー。 僭越ながら締めくくりとして、ダイジェストで振り返ります。 12/1 B Corpワークショップデザイナー  発起人さわでぃーさんの自分とB Corpについての振り返りです。 さわでぃーさんは今年9月に、B Corpコミュニティ向けにダイバーシティを体感するワークショップを実施してくださいました。実はこのイベントは、B Corp認証を取得しているパブリックグッドさんが、「社内教育としてやっていたダイバ

同志を集める旗印に。若い世代が「B Corp」で実現していくより良い社会。

こんにちは!B Mediaの宮下です。 今回は、2023年2月にImpact Hub Kyoto(京都市上京区)にて行われたトークイベント【これからの「いい会社」の紡ぎ方~新しい資本主義時代の国際企業認証『B Corp』】のレポートをお届けします。 少し過去のイベントですが、B Corpへの理解を深める上でたくさんのヒントがあり、ぜひ多くの方にも知っていただきたいなと思い、まとめてみました。 イベント概要創業間もないベンチャー企業と、300年を超える老舗企業の経営者が登

B Corp:木の循環モデルでパーパスを定義しよう

この記事はBCorpアドベントカレンダーの企画の第1日目の記事となっています。 クリスマスまで残り1週間となり後半戦の記事となります。 今回は木をテーマにしてB Corp取得時の悩みに少しでもヒントになればという話題です。 まずは新基準においてパーパスドリブンな企業であることがより求められてきました。このあたりは下記の記事を是非ご参考くださいませ。 結局パーパスってなんぞや? 社是があったりモットーがあったりミッションビジョンバリューがあったりと、企業の中で様々な要素で

コンサル活動日記:B Corp認証ワインで乾杯!

皆さん、こんにちは! クリスマスイブまであと一週間という時期になりました。 街中はホリデーシーズンの温かな雰囲気に包まれていますね。 大切な人とお食事に行かれる方も、家族や友人たちとホームパーティーを愉しむ予定の方も、ひとりでゆっくりまったり過ごす予定の方も、お仕事の予定の方も、ホリデーシーズンは美味しいワインで乾杯です! この記事では、日本ソムリエ協会J.S.Aワインエキスパートがホリデーシーズンの温かな雰囲気にぴったりのワインをご紹介します。 【B Corp認証ワ

「積極的是正です」と叫んだ日

今年3月のとある日。 ある会社でB Corp認証取得に必要な自己採点アセスメント・BIAを2日間くらいの合宿形式でざーっと見ていくセッションをしました。社長さん含め取締役、各部署の部長総勢15人くらいも参加してくれました。さてB Corp認証を検討するような会社です。その中に女性役員・部長は何人いたでしょうか? 正解はゼロです。全員男でした。良くも悪くも、私は幼稚園の頃によく男子集団に1人とか2人しか女の子いなくてもドッチボールしていたので個人的に違和感や威圧感はないのです

朝からB Corp

私のキャリアは六本木ヒルズからスタートしました。「資本主義の権化」と揶揄できるかもしれませんが、そこでの経験はB Corp認証取得に必要な自己採点アセスメント・BIAを解説するのに実はものすごっく役立っています。B Corpはアメリカで誕生したので、アメリカの企業の慣行がたくさん出てきます。ついでに少し余裕のある部門だったので、いわゆる社会貢献活動にも積極的に参加させていただいて、それも今の糧になっています。 更には関わりのあった部門の先輩たちが、間接的だったり私が勝手に心の

ところで、パーパス経営ってなんでしたっけ?

B Corp認証取得のお手伝いをするようになってからほぼ3年になるのですが、未だに「やべー、これ知らなかった。今更やん!」って思う瞬間があります。いや、これは一生、そんなことがあるでしょうね。むしろ理解していなくてこれを書いている可能性もあるので、それに気づいた時に穴に入りたくなってしまうと思いますが、不完全だからこそ大切な議論を呼び起こしてくれるのだとすると、勇気をもって書いてみます。 みんな気になるB Corpの新基準実は、今日新基準について書こうと思ったのですが、最初

B Corpはお歳暮送っちゃダメ?

B Corpになるということは、より良い社会・経済のために、勇気を持って行動すること、でもあります。 なぜなら、これまでの常識でビジネスをし続けていては、見えないところで人権が搾取され、不平等は是正されるどころか拡大し続け、気候変動が本当に深刻になり、より良い社会は遠いものになってしまうからです。 もちろん、本質的に「サステナビリティ」は単に脱プラ化することでも、何か我慢を強いることではありません。が、これまでの当たり前がここまで人権搾取や気候変動を深刻化させてしまっている

B Corpに泣いた日

最近、本当に本当に遅ればせながら3月に開催した、たくさんのB Corpが一堂に会したイベント「Meet the B」のまとめを作っています。完成したら内容はこのnoteでも紹介したいなと思いつつ、B Corp関係者の皆様には作業が遅れておりごめんなさいの土下座の嵐です。本当にすみません。 でも、スラスラかけるんですよね。つまり昨日のことのように。3時間で↑ここまでできました。 あれから半年が経ち、その間にもいろんなことがあったので遠い昔のようでもあるのですが、感じたことは昨

どんな会社がB Corpに向いているか

どんな会社でも向いています。どんな会社でも。 ええ本当です。営業トークでもなんでもなく、ありとあらゆる企業がB Corpを目指しています。 業種も、企業規模も、国・地域も関係なく、ただしゴールは1つ、 包括的で、公平で、地球環境の再生に寄与できる経済社会システムの構築をビジネスの力を生かして実行していくこと。 コンサル仲間の間で、私が勝手に名付けている「第3ウェーブ」。 日本の取得企業の傾向として、超アーリーアダプターでもあり「これは面白そうだ」と先駆的にB Corpを取

コンサル活動日記:知・人・アクティビティをつなぐ「媒体」

皆さん、こんにちは! 「コンサル活動日記」シリーズでは、私が日々対応している経済&社会的価値の両方を持続的に高めるための経営コンサル関連の内容を紹介していきます。各社で抱えているお悩みはそれぞれ違いますが、同じような方向性のものも多くありますので、この記事を読んでくださっている方に課題の捉え方やそれへの対応策のエッセンスを共有することで少しでもお役に立てればいいなと考えています。 さっそく皆さんに質問です! 「社会性・公共性と、事業や組織の持続可能性とを両立させたいけれど

企業経営事例:ロクシタンの点字活用

皆さん、こんにちは! 「企業経営事例」シリーズでは、経済&社会的価値の両方を持続的に高める経営を実践している企業の事例を紹介していきます。 自社での取組みを模索する際のヒントにしていただけたら嬉しいです。 さて、今日取り上げる企業は皆さんご存じのコスメティックブランドであるロクシタンです。 ロクシタンは2023年にB Corp認証を取得しました。 ロクシタンは3つの分野で先進的な取組みを進めているのですが、その中でもとてもユニークだなと思う取組みをこの記事では取り上げま