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ネコノシマへ行ってきた

aki_terada【お金と旅と日々の事】

2019/4/27-29【佐柳島／香川県】　


GW10連休が閣議決定された昨年11月
カレンダー通りの勤務で定評のある金融業界なので、さてどこに行こうかなと思ってたのですが

『何をしたいかな』という事を考えたときに『何もしたくないな』という結論になって
じゃあ『どこ』で『何もしないか』を考えようとなったときに
ふとラジオから瀬戸内海にある離島、＜佐柳島＞にある＜ネコノシマホステル＞の話が

聴けば、瀬戸内海の離島で、廃校になった小学校をリノベしてホステルに。
オーナーは大阪天満宮近くで映画関連古書専門店『駒鳥文庫』を営んでいたご夫妻だとか。
めっちゃキーワード響くやん！行き先決定ー！

実は、家から近かった駒鳥文庫跡地、今はギャラリー兼カフェになってるんだけどそこが散歩した時に気になってたり…何やらつながるなーって事で
早速予約、２月に予約したんで楽々空いてました

佐柳島の場所はここ

今回使ったルートはこんな感じ

大阪
＜JR＞
三ノ宮
＜ジャンボフェリー＞
高松
＜JR＞
多度津
＜三洋フェリー＞
佐柳島

たぶんこれで最安、２泊３日で宿泊代と交通費のみで13300円（往復）
最終日にいろいろ散財したんでもうちょいかかったけど、普通に過ごしてれば20000円でお釣りがくる感じ
今回は『何もしない』ことがテーマだから、フェリーの時間だとか、電車の待ち時間だとかも、本を読んだり、景色を楽しんだりでなにも気にならなかった。これも１０連休あるから生まれた心の余裕なのかな
※実際は片道７時間くらい

途中の高松とか多度津とかは割愛するけど（別の機会に記事にするか）
多度津から佐柳島のフェリー乗り場と乗船券販売所がコンパクトでかわいい


佐柳島到着

事前の下調べ通り、小さい島で北と南に集落があり、小さな漁師島って感じだけど、良い天気も相まって空気が良い。

ネコノシマホステルはそのちょうど真ん中にあって
フェリー降り場から徒歩で10分ほど歩いたら、なんなく到着。

20年ほど廃校だった校舎を、2017年にリノベーションしてオープン
オーナーの村上さん夫妻は多度津町の地域おこし協力隊で
お祖父さまが佐柳島出身で、里帰りされていた時にこのアイデアを思いつき
この島の自治体である多度津町が地域おこし協力隊を募集していたため、
駒鳥文庫をたたみ、このネコノシマホステルに着手されたそうな

喫茶も併設されていて、元小学校の雰囲気は残しつつ気持ちよくリノベーションされていて
【職員室】（喫茶兼フロント）
【図書室】（ドミトリー）
【資料室/図工室/理科室】（個室）
【音楽室】（イベントスペース）
各部屋も当時の教室名？が使われていていい感じ、どの部屋からも海が見えたのがほんとによかった。もちろん清潔だし、所々に村上夫妻のこだわりが垣間見えて遊び心がくどくなく、でもしっかり存在感を出していてとても居心地のいい空間だった

職員室（夕飯もここでいただいた）

音楽室（奥の海とのコントラストが印象的）

ドミトリーに泊ったんだけど、自分以外が数人で来ている人たちだったので
あいさつ程度でへんに絡まなくてよかったのも今回の旅の目的には合致していて良かったな。睡眠時にも特に気にならなかったし。
トイレとシャワーは別棟なんだけど、清潔で使いやすかった。

ネコとたわむれる

人口約70人の島で、人よりもネコが多いといわれる佐柳島の評判よろしく、フェリーで島に到着するとそこらにネコがいます、フェリーの到着地、南の集落『本浦』、島の真ん中に位置する『ネコノシマホステル』、北の集落『長崎』それぞれ歩いているだけでネコと出会えるので、ルールの範囲内でいろんなたわむれ方ができるはず。自分はネコは好きだが愛してるって程ではないので、適当にたわむれてました(笑)
島の漁師のおっちゃんとも少し話して、隣りの島とのケンカの話や、漁の武勇伝とか、そんなに長いこと話してなかったけど、そこでの暮らしは、自分では経験のできないものなんで、良い時間を過ごせたな

ネコ島ルール

そこら中に居る

初見でびっくりしたカベのぼり

ネコの餌場もかわいい

佐柳島の地図（なにもない）

漁村の集落をぶらりまわってみる

特に何もしない…というか何もすることがないしぶらぶら散歩、瀬戸内の島特有なのか離島特有なのか、時間がゆっくり進んでいる感覚だけど、暇だったり、手持ちぶさたってことはなくて、あぁこの時間を過ごしに来たんだなって感じで、ほんとにリラックスできた時間だった、特に何もしないときはホステルの前の防波堤で海を見ながら、ネコを膝の上にのっけたり、よさげな場所で本を読んだり、でも内容はなにも頭の中に入ってなかったり、良い時間の使い方をできた気がする。

漁村の港

ブイをいろんなキャラにアレンジしてる

赤い羽根募金で作られた公共物がちらほら

少し高台から。ぼーっと海を眺めていられる


島でとれた魚が美味しい

島で飲食できるところは全くなくて、1000円で夕食プレートをお願いできるんだけど、両日とも美味しかったー！魚はもちろんだけどお米も野菜も美味しくて、直前にお願いしたのに快く対応してくださって、夕飯頼んでよかった！！


まとめ

『ネコとたわむれる』『ゆったりした時間を楽しむ』この２つをすごい楽しめた旅でした。観光とか、いろいろ見て回る旅行もいいけれど、『何もしない』旅も自分はできることにびっくりだし、それを楽しむことができた自分が、こんな一面もあったんだという新しい自分を発見したみたいで、何か嬉しかったな。

最後にこの島で一番気に入った景色。インスタとかでもよく上がってるけど、何度見ても飽きなかったし、その一瞬一瞬で違う景色を見せてくれる。影の奥にある光に吸い込まれるような感覚に何度も陥る

これを見るためにまた、いつか。


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