従姉は誰に相談するのだろうか? Who my cousin will consult with?

 6歳年上の従姉は学校の先生を定年退職した後、地元新潟の田舎で悠々自適な生活をしています。彼女の父親(私の伯父さん)が亡くなったとき、お悔やみを送ったので、従姉との交流が復活しました。復活して4年になります。それ以前、最後に会ったのは、私の兄の結婚式だったので、30年ほど前ということになります。
 私が25歳で従姉が31歳のころに話したのが最後でした。何を話したんだっけ? それから亡父(亡伯父さん)をきっかけにして、約30年後、やり取りが始まりました。手紙やメール、電話やラインなどで、いろいろ話ができました。お互い文学部を卒業していることもあり、文学談議にも花が咲きました。彼女が3年前に京都旅行をしたときには、こちら(私と妻)が京都に出向き、再会を果たし、妻を紹介しました(私と妻は結婚式を挙げていませんので)。30年は短くはないですし、お互いずいぶん老けましたが、相変わらず、彼女は聡明でアクティブでした。
 2年前には、妻だけですが従姉の実家に1週間ほどホームステイしました。おいしいものを食べたり、お祭りを見たり、山を歩いたり、田舎暮らしを満喫したそうです。
 従姉は、これまでの私の転職話やそれに伴う鬱病話などを聞いて、「田舎暮らしはどう? 住むところとか、バイトくらいなら紹介できるけれど」と言ってくれました。現実的には難しい事情もあり(妻と義母を置いていくわけにも、連れていくわけにもいきません)、今ではコロナでより難しくなっていますが、そういうふうに真剣になってくれる人が身内にいてくれて有難いと思いました(自分の家族とは若干精神的な距離があるので)。
 従姉はダンス教室(フィットネス? ズンバダンスみたい?)を運営しています(今はコロナでお休み)。週末は山登りで健康を維持しています。韓国語と英語が話せるので、外国人の友人も多いそうです。彼女の退職後の人生は、成功事例の一つかもしれません(私とは差がありすぎますが、自慢のいとこです)。ちなみに俳優の渡辺謙さんは高校の後輩だそうです。


追伸

 従姉の亡父は私の母の兄です。私が子供のころは、従妹の家に、よく遊びに行きました。我が家と違って笑顔があふれる家庭でした。子供心に「こっちの家族になりたい」と思っていました。従姉自身の家族も。とても素敵な人たちです。ちなみに今回の私の転職でも従妹に心配かけました(謝罪と感謝)。

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