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旅に出るきっかけ【高知肉まんセールの旅その1】

とある8月30日。昼過ぎにiPhoneを見るとリマインダーの通知が来た。

「ジェットスター肉まん価格セール」と書かれたリマインダーを見て急いでホームページにアクセスする。

1週間以上前には肉まん価格セールの情報は掴んでいたはず。なのに何も考えず肉まん価格セールの日になってしまったと焦りながら行き先を考える。

せっかくどこかに行くのであれば遠い場所がいい。そう安直に考えた僕は、那覇行きの飛行機を買おうとするが、すぐに売り切れ。新千歳に行こうと思考を切り替えるものの、それも売り切れ。

いろいろ調べて売れ残り、それが「高知」であった。

肉まん価格セールである。なんの躊躇もなくポチポチっと航空券を買えてしまう。なんだかんだで2400円くらいになったのでここまでで肉まん12個。


そしてとある10月20日。明日高知か。と思いながらチケットを見る。

行きの飛行機は、関空9時発。早いなあと思う。

帰りの飛行機は、翌日の10時25分発。早いというか、滞在時間ジャスト24時間しか無いことに気がついた。

せっかくの祝日だ。高知を10時25分に出るのはもったいなさすぎる。そう考えた僕は、帰りの便をキャンセルして高速バスで帰ることを企てた。

まずジェットスターのキャンセル料を調べる。払い戻し手数料は3000円らしい。払い戻しは諦めて高速バスの料金を調べる。5000円。

よくよく考えてみると、僕は肉まん価格だから高知に行くのであって、肉まん価格でない高速バスに乗る意味が分かんなくなった。

結局、24時間滞在で帰ってくることにした。


宿を予約して、今度は荷造りを始めた。この時既に12時すぎ。明日の8時半には関空に居ないといけない人のやることではないなと思いつつ。リュックに荷物を詰める。

まあ、当たり前のように7kgを超える。明らかに、ミラーレスとレンズ3本カバンの中に入っているのが悪いと思いつつ、下着以外同じ服を着ることを妥協してなんとか7.1kgまで荷物を減らした。


翌朝10月21日。

普段の寝起きの悪さとは一転、スパっと起きて特に何ごともなく無事関空へ。

飛行機に乗り込むと明らかに乗客が少ない。たぶん搭乗率50%くらいかもっと少ないくらい。肉まん価格で叩き売りする理由がよくわかった。

続きはまた次の話で。では。


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