和賀という男

こないだの単独で心残りが一つあって
それは和賀さんに観てもらえなかったことなんです
やっぱり芸人やってる以上、お客さんだけでなく同じ芸人に認められたいって気持ちが少なからずあるわけで
近しい芸人の中で僕が一番ネタ観てもらいたいのが和賀さんなんです
うだいさんとか小峠さんとかさらば森田さんとか、挙げればキリがないクソ面白いネタ書く芸人を差し置いて、一番が和賀さんです
どの和賀かは言わずもがな
ライブやるならとりあえず呼ぶし
ライブ一緒ならとりあえず飲みに誘う和賀です

何で和賀さんが一番かって、それはネタを書かないからですよ
(今はちょこちょこピンネタ書いてるでしょうけど、コンビ時代から基本ネタを書かない方でした)
意味がわからないかもしれませんが、やっぱり自分含めネタ書く芸人って各々書くときのクセがあるんで、他の人のネタ観るときどうしてもバイアスがかかっちゃうんです
自分ならどうするかみたいな
その点、ネタ書かない人はフラットな目線で人のネタ見ることができます
それはネタ書く人よりもずっとお客さんに近い目線です
ネタ書かない芸人なんて他にも腐るほどいるじゃないかと思うかもしれませんが
和賀さんはネタ書かないのにポンコツじゃないっていう極めて珍しいタイプの芸人なんです
この業界ネタ書かない方は大概ポンコツですからね
ポンコツでなくとも雰囲気や人間力が売りの人がほとんどで
いくらフラットにモノ見れてもポンコツじゃ意味が無いわけです
皆さんご存知の通り、和賀さんは抜群の洞察力と反射神経を持ってます
ネタ書かないのに
このタイプはそうそういないですよ
だから僕は和賀さんに絶対の信頼を置いてます
単独やるなら観てもらいたいし、企画ライブやるなら出てもらいたいです

ライブとかイベントで芸人が審査員やるとき、ネタ書いてるほうにオファーが行きがちですけど、和賀さんみたいなタイプが1人いてもいいのになー

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