自動運転の進化!事故防止の極意とは?
様々な進化を見せている運転技術やEV、新機能の中でも、全世界にどのように拡張していくか興味が絶えないのが、自動運転です。
事故を防ぐ、事故を0にする。
これが世界の課題になっているのですが、事故の起こるメカニズムの中で、9割以上の原因となっているのが、自動車ドライバーの人為的ミスが要因となっているという研究結果がある。
車の運転を要素解析すると
認知
判断
操作
という大きく3つのパートに別れるそう。
今回のお話は、認知、判断をした後の操作に関するお話です。
今までの操作は、どちらかといえば
速度の抑制や、ブレーキシステムなどリスクを軽減する方向を最優先している。
しかし、TRI (トヨタ・リサーチ・インスティチュート)とスタンフォード大の共同研究を見ていて非常に興味深いものがある。
それは、
「もし、全てのドライバーがトラブルに見舞われた時、プロのレーシングカードライバーの本能的な反射神経とクラッシュを回避する為のスーパーコンピューターの計算された先見性を持っていたらどうか?」
である。
つまり車がコントロールを失った後の危険回避について自動運転技術として介入するということです。
一般的に、クルマがコントロールを失うとは、ドライバーの運転技術や技量がクルマの過度な動きに対して、お手上げ状態になってしまうパニック状態のことである。
例えば、雪道など滑りやすい路面で、トラクションコントロールやスタビリティコントロール機能が装着されたクルマでも、速度が高い状態やブラックアイスバーンなどでは、クルマのリアが大きく振れる、ドリフト状態に陥ることがあります。
こうした状況になった場合でも、例えばプロフェッショナルドライバーならば、認知・判断後の操作を高い次元でこなすことで、事故を回避、または事故のダメージを最小限度に抑えることができると考えられています。
こうした高度な運転操作を、自動運転に取り入れたのが、この研究となります。
研究結果のデモをトヨタ スープラで自動運転でのドリフトで魅せてくれたのです。
上記の写真は、自動運転でのドリフト走行です。
ドリフトする事を見せて、どうだ!ってしたいわけではなく、今後の自動運転技術として、守りだけでなく攻めの部分も取り入れて、よりレベルの高い自動運転技術を進めていく事が出来るでしょう。
車の業界はこれから一気に進化を遂げてかと思います。
楽しみがつきません!!
※参考
ベストカーWeb
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?