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【読書感想文 鬼滅の刃】

今更ながら、#吾峠呼世晴 先生の #鬼滅の刃 を読みました。
社会現象になるのも頷ける、すごい作品でした。
読者に考えを押し付けるような「圧」が少なく、はっと気づかされる仕掛けがたくさんあって。
全体的に、少年漫画(だけじゃないか)の殿堂から、たくさん、そして丁寧にオマージュしています。
ネタバレしないように、作者名で書いていこうかな(順不同)。
荒木飛呂彦先生、井上雄彦先生、尾田栄一郎先生、鳥山明先生、冨樫義博先生、山田風太郎先生、車田正美先生、皆川亮二先生、原哲夫先生・武論尊先生、岩明均先生などなど…他にもあるだろうなぁ。
尊敬する先人の肩に乗って、ご自身の思いを込められたのかなぁ。
少年漫画の「俺が1番強くなる!」哲学を残しながら、

「君は生まれたままで尊いよ。でもね、修行・訓練しないと、自分のことを好きにはなれないし、誰かを好きになれなくなってしまうかもしれないよ。」

「あと、君だけで成し遂げなくていいんだよ。」

といった、とてもとても優しいメッセージを感じました。
ロマサガ○にも通ずるところ。
戦闘シーンを書くの、本当に大変だっただろうなぁ。。。ありがたやありがたや。


吾、峠から世を晴らすために呼ぶ。
綺麗な名前ですね。
「叫」、にしなかったのは、相手がいて語りかけるニュアンスなのか、語呂なのか。
幼き人に対しては前述のような言葉を、そして大人に対しては、鬼を作らないように努力しませんか?と声をかけておられるような気がします。

サンボマスターさんにも似たメッセージがあったなぁ。

俺達いつかどこかで
死んじまうんだぜ
だから僕等は
こう叫ぶのさ
これで自由になったのだ
これで自由になったのだ
これで自由になったのだ

首を切るというグロさについては、何歳くらいからが適切なのかなぁと少々悩みますが、僕が子どものころといえば北斗の拳のあべし文字数。

あと、この作品に限らず、社会現象になると、グッズの転売で儲ける輩や、マウント取ってくる輩が出てくる気がしていて、それこそ「鬼」ですし、鬼滅されちゃうよ、知らんけど、とは言っておきたいですね。

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