グループアイドルに対するまなざしの諸相―印象論を越えて―
※以下の文は2019年に記述し、某所にて頒布したものを一部修正した文章です。2021年1月現在においては、若干時勢にそぐわない文脈も見受けられるかもしれません。
・グループアイドルに対するまなざしの曖昧さ
AKB48やももいろクローバーZのヒットを代表例として、有名無名を問わず、数多のグループアイドルが生まれ、人々はそれらに何らかの形で心を動かされ、握手会に行く、写真集を買う、ライブに通うといったように享受をしてきた。ところで、人がグループアイドルの活動を享受するときには、