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心温まるAppleのホリデイ広告

クリスマスも過ぎ、残すところあと数日で2023年も終わりですね。
みなさまにとって2023年はどんな年でしたでしょうか。
私個人は拠点を海外に移したことで1年を通して落ち着かない日々でしたが、12月に入ってやっと一息つくことができました。
既に冬休みに突入された方も、今週もお仕事がある方も一年で一番慌ただしい日々だと思うので、今年最後のブログはほっこりするAppleのホリデイ広告をご紹介します!


Apple | Fuzzy Feelings

今年のAppleのホリデイ広告はストップモーションと実写のミックス映像。
会社勤めの女性と冷淡で孤独な上司の物語が繰り広げられ、現代版「クリスマス・キャロル」を彷彿させる物語になっています。
ストップモーションのシーンは主人公の女性がiPhone 15 Pro Maxで撮影し、今年新しく登場したサイズ15インチのMac Book Airで編集している様子が映し出されます。
苦手に感じていた上司をふとしたきっかけで見え方が変わり、クリエイティブな方法でハッピーな展開に変化させるストーリーが印象的でした。
また、Appleはこのホリデイ広告に関して、
「クリエイティビティはお互いの印象や世界の見方を変える力がある。新しいレンズを通して物事を見ることで、すべてが変わることもある。」とコメントしています。

Fuzzy Feelingsメイキング

Apple | The Lost Voice

Appleは昨年のアップテンポのホリデイ広告と比べ、今年は心温まる作品でしたが、ほっこりしたのはホリデイ広告だけではありません。
昨年、12月3日の国際障がい者デーの時期に合わせて制作された「The Greatest」は障がい者の日常生活を明るく楽しく紹介しており、ホリデイ広告よりも好評価で話題になっていました。
そして今年も同じく12月に障がい者にフォーカスした作品「The Lost Voice」を公開し、幻想的な世界と心温まる作品になっています。
少女が主人公だと思いながら見ていたところ、最後のシーンで「そういう事だったのか」というサプライズがあり、音声アクセシビリティができる未来の手助けについて知ることができます。

Apple | Wonder Awaits(ワクワクが待っている)

画像:AdAgeより

ご紹介した2つのAppleの広告作品はファンタジー要素がありましたが、ビルボードに登場した広告はいたってシンプル。
3Dのようにも見えれば、今年だとAI画像?なんて思う方もいると思いますが本物です。
シンプルでありながらもリボンがついたアップルのロゴの紙袋を大きく登場させることで中身はなんだろうとワクワクする気持ちを思い出します。

画像左:IKEA London 画像右:AIによるMaybellineのSNS広告

以上、アップルのキャンペーンを3つ紹介させていただきました!
今年はAIによって作られた広告がとても多かったですが、IKEAもAppleと同じくショップ袋を大きく見せた広告が今年ロンドンに登場し、話題になりました。
来年もAIを使ったマーケティングキャンペーンや広告が増えるのか。
来月開催されるCESでAIをテーマにしたトークセッションの多さを見る限り来年さらにAIを使ったマーケティング、広告、サービスなどがどう進化していくか楽しみです。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました!
みなさま素敵な年越しをお過ごしください。
来年もどうぞよろしくお願いいたします!

執筆:高嶋くらら