流氷を眺める時
オホーツク海に面した枝幸町へ向かう途中、海の向こうに大きな白波が見えたと思ったら、いや違う。あれはまさしく、流氷だ!
車降りて、その存在を確認する。潮の流れに乗って白い塊が海に浮かんでいる、間違いない、流氷がやってきたんだ。
心が躍る。長く北海道に住んでいながら、流氷を見るのは今日が初めて。オホーツクに住んでいる人にとっては珍しくなくても、日本海側に面した地域に住んでいる人にとっては、なかなかお目にかかれない。
三笠山スキー場の山頂まで登り、枝幸の海岸線をパノラマビュー。壮大なスケールの絵画のキャンパスがそこにあった。写真には到底収めきれない感動の風景を脳裏に刻みこんだ。
これまで様々なスキー場を訪れてはその眺望を楽しんできた。海が見えるスキー場として思い出に残っているのは、小樽天狗山スキー場。石狩湾を望む眺望と小樽の街並み、日によって変わる海の色、白ひげのように高波が押し寄せる様。心が洗われる瞬間だった。
今日見た流氷の海の景色も思い出に残る人生の1ページになるだろう。
次は氷を割って進むガリンコ号に乗り、流氷の海を間近に感じてみたい。
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