「校長先生の話が長くてよかった」でつながる笑顔のコミュニケーション
近隣の学校を訪問しました。お仕事の話の終わりに、
「今、こんなの研修でやっているんです。」
とカルタの箱を開けて出てきた一枚目の句がこれ。
⭐︎校長先生の話が長くてよかった⭐︎
「なんだこれ!」と爆笑されました。
多分、「校長先生=話が長い」の方程式は、多くの皆さんの頭の中にインストールされていることでしょうね。
これは、「人生よかったカルタ」の中の句なのですが、考えたのは、小学校の子供たちのようです。この句を詠んだ子供と、作られた句を読んだ校長先生の表情、その状況を想像すると笑えます。
話す機会が多い方は、「今度から気をつけなきゃ・・・」と思うかもしれませんね。
さて、このカルタですが、いろんな場面で活用できることがわかってきました。
英語に変換すると、「よかった」は、I'm happy.
中学2年生以上なら、この短い文を英語で扱うことは可能だと、中学校の英語の先生に教えていただきました。ALTの方にも手伝ってもらって、ネイティブの方にも一緒に体験していただいたのですが、「Nice!」という反応でした。
校長先生の話・・・の句には、「楽しい話をたくさん聞けたからよかった」とよかったを見つけてくれました。
長い話でも、聞く側が楽しければ、いいですよね。
また、保健の先生方(養護教諭)の集まりでも、このカルタで盛り上がったそうです。はじめは、パンフレットを見てやり方を説明している間、シーンとしていたそうです。何枚かの句を読み上げると、「これいいね!」という反応とともに、笑いが起きたそうです。一人一枚とっては、よかったの理由を言って、笑いの繰り返し。大人版の「離婚したいと言われてよかった」など、シュールな句には爆笑だったとのことです。
ある教室では、冬休みの思い出話発表会でよかった探しをしたそうです。
「冬休み中に嫌なことがあったかな?」と発表させて、それをみんなで「よかった」をつけてプラスに考える、遊び感覚で発表会をしたのです。
自分のことだとリアルな場面が思い浮かぶので、なかなか「よかった」とは思えないけれど、みんなで一緒に考えると、人ごとなので多様な「よかった」考えが生まれて面白かった!とのこと。
先日、保育所でペップトーク研修を頼まれて、人生よかったカルタも体験していただいたのです。
次の日、いつもはネガティブな感じの先生が職員室に入るなり、
両手を斜め上にあげて、
「おはようござい〜まーす!」
とポーズを決めて入ってきたそうです。それを見て、みんな大笑い!
「今日から前向きに考えようと思って・・・」
その話を楽しそうに語る笑顔もよかったということで。
円滑なコミュニケーションが取れないなと思ったときは、頭に思い浮かべて、唱えてください。
⭐︎校長先生の話が長くてよかった⭐︎
きっと、笑顔になれますよ!
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