優しさとは?〜苦難を乗り越えた強さの証

今 熱い気持ちになれますか 
この人のためなら という人がいますか 
自分が好きですか 
今 楽しいですか

『元気の缶詰 ペップトーク』(岩崎 由純)第6章「練」自分磨き

熊本県阿蘇の風の丘美術館を紹介された岩崎氏が、美術館のオーナーである大野勝彦さんにお会いするドラマが記されています。

大野さんは、1889年、44歳の時に両腕を切断する事故に見舞われました。

死を免れるために、機械に巻き込まれた腕を自分から引きちぎったと、記されています。

大野さんは、義手をつけて絵を描くこと、しょを書くことを学び、詩を書くことで、多くの人を勇気付けられると考えたのです。


この本を読む前に、大野勝彦さんのことを知人に聞いて知っていました。

北海道美瑛町に大野さんの作品が展示されていたからです。

西美創造の杜美術館風の丘美瑛大野勝彦美術館という小学校跡地に作られた場所です。

現在は、すぐ近くの深山峠にあるウッディライフという個人経営のペンションに新しく風の丘美術館に移設されています。その際、大野さんが来道されたことをオーナーにお聴きしました。

初めは、図工・美術の研究をしていたことから、大野さんのことを知ったのです。

そして、セミナーで熊本に行った際に、大野さんの美術館が阿蘇にあることを知りました。その時は、訪問できませんでした。

その後、岩崎さんの著書から大野さんの生き方に触れました。

そして、ひょんなことから、ウッディライフに宿泊することになり、大野さんの作品に初めて出会います。

「自分磨き」のご縁をいただいたのだと思います。

岩崎さんが訪問された縁で、東京消防庁ハイパーレスキューに大野さんが描いた「屠龍技」が送られました。後日、東京消防総監から大野さんのもとへ感謝状が届けられたそうです。

東日本大震災の折、命がけで出動するハイパーレスキュー隊に、「日本の救世主になってください。」と隊員の奥様がメッセージを送った話には心を打たれます。

優しさとは?・・・苦難を乗り越えた強さの証。

困難に直面した時こそ、自分の生き方を見つめ直す時。

優しさの中に、強さを見つける瞬間。人は強くなれる。







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