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BTSとKERの共通点

最近、BTSと同じくらいKERにはまっています。

Kevin's English Room(ケビンズイングリッシュルーム)は2019年11月からSNSを中心に活動している、主に英語を題材とした投稿を作成している3人組のグループ動画クリエイター。主にYouTuber、TikTokerとして活動している。「掛山ケビ志郎」として、音楽活動も行っている。PPP STUDIO株式会社所属。『ウィキペディア(Wikipedia)』

めっちゃおもしろくて勉強になるんです。英語嫌いの中学生たちも、こういうので学べば大好きになるんじゃないかな。最近は私、いつもお昼を食べながらKERのyoutubeチャンネルを眺め、ひとりで爆笑しています。運転中にはやまちゃんとケビンが英語で雑談をするポッドキャストを聴いています。毎日聴いていればいつの間にか英語を話せるようになるかも、ひそかに期待しています。

そして彼らが去年出版した本も、某図書館にリクエストしてしまいました。(読んでから買います!)

私は、気になる何かができると、しばらくの間そのコンテンツに集中する習慣があるようです。学生だった頃も、小説など読んで気に入った時はその作家の本ばかりを立て続けに読んでいました。そんな私の2022年夏は、KERでした。

さっき、英語の雑談を聴いているということをさらりと書きましたが、私はネイティブレベルの英語のリスニングなんてほとんでできません。だから、聴いていても、あー今は雨の中でサッカーをやったという話をしてるのかな?くらいしか把握できてはいないのですが、それでも聴いていて飽きなくて、彼らの笑い声につられて笑ったりしてるんです。運転しながら。

自分でも、なんでやろ?と思いました。意味が分からないのに笑えるって、どういうことか?考えてみたら、突然ですが、BTSがわちゃわちゃしているのを眺めるのと同じ、癒される感じがあるんよな~と気がつきました。

メンバーの間に漂うフラットで仲良しな雰囲気、互いへのリスペクトがあり、人として大事な部分がちゃんとしていること、演じつつも素のままを大事にしているように見えること。メンバー同士のイジリや誰かを傷つける笑いを使わないこと。これってBTSと同じです。若々しさと成熟とが共存しているアラサー世代の良さなのかもしれません。

「KERのお悩み相談室」だったか、高校生女子が30代男性に恋をしてしまったという相談に彼らは、「男性が羨ましい」とか「積極的に行け」みたいに陳腐にけしかけることなく、「相手の男性がまっとうであるほど、近づけば距離をとられると思う」「本気で大事にしたいのであれば、成人するまで待つのがいいかも」と答えていました。奇をてらうことなく、あたりまえのことをあたりまえに話せる彼らに、好感度が急上昇した瞬間でした。

そのほか、パワハラ上司が怖いバイト学生さんには「新人の教育も上司の仕事なのに、声を荒げたりするそいつが悪い。辞めるほうがいい」「でも続けることで何かを得たい場合は闘う(こっそり動画撮影する)」ときっぱり。自己責任論や根性主義を軽やかに飛び越え、かつ、別の選択肢も提示できる視野の広さを示します。しかもそれを観ているこちらは笑えるという、ここがすごいと思うところ。私もまじめなアドバイスはできるだろうけど、それはきっと硬い空気にしかならないと思うから。

ついでに、彼らの動画のコメント欄もなんとなく穏やかで平和です。健やかな発信には健やかなフォロワーが寄ってくるんだなぁと安心して見ていられます。

「殺伐とした日常の清涼剤」

KERの三人が9月10日のマツコ会議に出演していました。

「“ウェーイ!”に行ききれない感じがいいのよ。」「今って若者の集団コンテンツって“ウェーイ!”が中心じゃない?でも世の中必ずしもそれだけを求めてるわけじゃないじゃない?」(マツコ会議)

ほんまそれ、です。知的で愉快なアラサー男子たちが楽しそうに話している様子は、見ていて和みます。ハイテンション過ぎないところも良いです。服は地味だし、髪の毛ぼさぼさな時もあるし、うちの息子みたいで自然です。もっと有名になっても今の普通っぽさを失わず、自分らしい感じで活躍してほしいと思っています。

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