【かんすい升製作日誌】モニタリング10-混迷の沼へ
前回の記事
【かんすい升製作日誌】モニタリング9-さらに分析を進めます。
では、モニタリング装置のログと実際の鉢の様子を撮った画像から、何かしらの結論を導き出そうとチャレンジしました。
ところが、乾いた/湿った の数値のが目視による感覚と異なることがあり、それについて理由をうまく考え出せませんでした。
また、水分計をしばらくかんすい升から外していたので、かんすい升へ戻すと接触不良で調子が悪くなり、しばらくデータの伝送ができなくなりました。壊れてしまったのではないかと心配しましたが、装置を少し触ると直りました。
そんなこんなで、前回の記事は結論もなく中途半端で終わっていました。
このグラフを見て、
こんなふうにやってしまったので、何がなんだかわからなくなりました。
まずは、乾湿の目視と水分計のズレについてまとめてみることにします。
調査結果
温度、水分、状態をグラフで表すと
このようになり、
時刻、水分、状態をグラフで表すと
このようになりました。
つまり、目視での乾湿の状態と、水分の割合は明確ではないということがわかりました。
と思ったら、データをよく見ていると、43%で乾いていると判定したのを異常値として扱えば、42%辺りをしきい値として考えることはできるかもしれません。
⑥2021.05.29-17:33-42.92%
私の判定:❌乾いている → ◯湿っている
確かに中央辺りは湿った感じになっています。
この一週間、データを見ていて気になるのは、直射日光が当たっている時間帯に、水分計の値がとても低くなるのです。
一気に鉢が乾くということであれば、それは納得できるのですが、気温が下がると、水分の値が上がることもあり、結果をうまく説明できません。この理由がわかれば、補正ができそうな気がします。
次に、かんすい升での水分計の振る舞いについて、その後どうなったかご報告いたします。
一週間ほど様子を見ていたのですが、装置が止まったり、センサーが暴れだしたりして、まとまる方向には進んでおりません。
最近のグラフ
グラフの説明
ここ数日の乱高下の様子です。
こうなってくると、お手上げです。
センサーを替えてみようと思ったら、なんとなくもとに戻った様子。
うーん。センサーの気まぐれな振る舞いに翻弄されています。
センサーについては、じっくりと腰を据えて取り組むことにいたします。