見出し画像

【SALZ製作日誌】2020.09.28 SALZ2に異常発生

SALZ2が異常です。
しかも、異常な状態を6日間放置したため、黒松の葉の色が抜けてきました。水切れの症状です。

画像1

画像2

朝、水やりをしていて、気が付きました。
そういえば、最近、黒松元気がなさそう。。。
今日は土砂降りの雨でしたので、黒松の葉色がはっきりとわかりました。
いつもは、朝日が照っていてよくわからなかったのです。

Google Spreadで様子を見ていたのですが、こんな様子でした。

画像3

正直、これだと異常なのかどうかすら、よくわからないです。
台風も来ていたし、多少は雨に濡れてキープできていたのかな。
と思いながら、問題個所のグラフを再作成してみました。

画像4

データは下記のとおりです。

9/12(土)16:13 一番左のピーク、水やり
9/15(火)06:38 左から2番目のピーク、水やり
9/16(水)17:20 左から3番目のピーク、水やり
9/19(土)10:50 左から4番目の閾値を越えた最初の時間
9/25(金)08:00 異常にきづく!!

データから推測するに、水やり指令が出ているもの関わらず、水やりできていない。
ということは、モーターが回っていない。水が上がってこない。などの状態が続いているものと推測されます。

いずれにしても、毎朝水やりの時に、見ているにもかかわらず、6日間スルーしてしまったことは、とても残念でした。緊急措置として、ジョウロで水やりしました。
時間がなかったので、きちんとチェックはできていないのですが、水切れでアウトなのか、復活可能なのか、わかりません。

閾値を越えても、水分量が下がらないときは、何かアラートを出せるような仕掛けが必要です。

これは今後の課題として、さて、どうしようかと考えました。原因究明して使い続けるのか否か。

画像5

これから少し忙しくなるため、装置づくりに取れる時間が少なくなります。ここは一旦、稼働を停止し、落ち着いてから取り組みたいと思います。

まずは鉢の救済からです。

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

SALZ2には、メインのザル鉢以外にも、スリット鉢を数鉢載せて育てていました。こちらは、保水性にすぐれているためか、まだ緑色の葉が多く残っています。
しばらく腰水し、その後、バイオゴールドの活力剤を使って調子が良くなる事を祈ります。

画像12

比較のために通常の水やりをしている元気な鉢の様子はこちらです。
この時期の黒松の盆栽は、あまりかっこよくありません。昨年までの古葉をつけた状態なので、ボサボサです。11月末ごろ、生育が鈍ってきたころに、葉の整理を行い、鑑賞できる状態になります。ザル鉢は幹を早く太らせることを目的としているため、枝葉はあまり関係なく、幹が目標の太さに生長すると、短く切り落とし、そこから、枝葉を数年かけてコツコツ作っていきます。

画像13

装置は半年の稼働状況を見るため、清掃します。

画像14

排水弁周りの様子です。サーボのネジは錆びついてしまいました。

画像15

静電容量方式水分計の様子です。泥を落とす際に被覆も少し剥げてしまったようです。

画像16

水分計のワイヤの様子。日焼けして赤と黄の線は白っぽくなっています。

画像17

100均の密閉容器に100V延長コードを引込み、ACアダプタを含めて格納していました。エアコン工事用のテープを使いましたが、さすが、外で使うもの、耐候性はバッチリで、劣化していません。

画像18

コネクター部分の様子です。QIコネクターは錆びついています。長期間の使用を考える際には、対策が必要かもしれません。

画像19

清掃を終え、きれいになりました。
水中モーターはUSBのポンプなのですが、試しにアダプタにつなぐと音はしていました。

画像20

どこかのちょっとした接触不良の可能性が高いですが、今のところはこれぐらいで調査を終了いたします。

そして、ザル鉢の様子がやはり気になり、もう少しいじって見ることにしました。
松葉の色がくすんで見える中にまだ緑色の元気な葉も混じっています。この鉢は復活をかけ数年掛けて養生する必要がありそうです。

画像21

まずは、葉と枝を整理しました。切り口保護のため、カルスメイトを塗っておきます。

画像22

SALZ2にのせてから、明らかに幹が太くなりました。このまま持ち直してくれれば良い樹になりそうです。細い枝は整理し、太い枝は、最後にはジンやシャリにする予定。

画像23

画像24

サブのザル鉢も同様に整理しました。
これだけでは少し不安だったので、育苗箱35号に赤玉土を敷き、ザル鉢を二重鉢にして、保護することにしました。
隙間にも土が入るように、竹箸で突付いています。鉄道車両でマルチプルタイタンパーという線路下のバラストに棒を差し込み振動させて、バラストを固めるものがあるのですが、それと同じようなことをやってます。盆栽植え替え時の基本技です。

画像25

棚下に置き、水をたっぷりやりました。これでしばらく養生します。

画像26

余談ですが、半沢直樹で登場する盆栽は投げつけられても、鉢が割れるだけで樹は壊れないものです。台風で時々棚から落ちて割れてしまうこともありますが、そんなにダメージはないものです。ただ、世話をする人がいなくなると樹は枯れてしまいます。

#bonsai #盆栽 #循環式自動潅水装置 #SALZ #水切れ #黒松の盆栽

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?