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旅嫌い 2023 春 台湾 反省の旅路  その3 ノリが仇になるその刹那

⭐︎その4まで続きます。後少し⭐︎

河を渡るのだが、
先ほどとは違う大きな橋を選択。

大きな橋 は自動車専用道路の可能性があるって誰がか言ってたなぁ。

数時間前の自分がね。

行ってみるとまんまと自動車専用道路。

そうよね。だって数時間前のBBはそう言ってたもの。

疲れてると短略的になりがち。ふふふ。

そこから
車の経路ではなく歩行者の経路で検索をしてみる。
5kmだったのが8kmに距離が伸びる。
遠まわり。

疲れ果てた。

ふと地図をみるとネットでのルートには出てこず、
現時点の大橋からさほど遠くない
こじんまりした別の橋を見つけた。
なんだか予感だけ感じて、
その方向に向かう。

よし!
車はアウトだが
バイクと自転車はいける標識見つけた!
ヤッタァ。

行けるよね。自転車

いざ橋を渡らん!!

しかしながら、
爆速のバイクたちが橋の入り口の細い道(車は通れない幅)を
上がっていくのだけれど
自転車はどこから行けば??
自転車とバイクは行けるんですよね。

標識を幾度も確認。

バイクと自転車。
自転車に斜線は引かれていない。

同行のもう一人の40代 桂氏も
顔が引き攣らせながら えっ行けるんだよね??いけるの?
えっどこを?どこ?

えっここ??

橋の入り口の細い道(車は通れない幅)

爆速のバイクのとともに。しか選択がないようだ。

よく見て!入り口の文字 南無山。

むりだよ!

しかし、
元の道戻ると1時間。
このリスクさえとって仕舞えば、後15分ほど。

GO!

二人でバイクが避けてくれる。あいつらだってリスク取りたくないんだ。
任せよう!
と呪文のように言い聞かせ。進むを選択。

ほんとほんとに。ほんとに。ほんとに。怖かった。

まず第一段階
結構な坂道から
爆速バイクに紛れ
40代女性 2名 立ち漕ぎしながら、
フラフラゆらゆらしながら登っていく。

自転車がいることなんて
ほとんどないから出せるであろう
爆速のバイクが
何十台と横を通り過ぎてく。

避けてくれる。避けてくれる。をぶつぶつ言いながら。
我々一列になって上る、上る。

気を抜けば、
身体が横倒しになって
巻き込まれて他のバイクにもみくちゃに踏み潰されるイメージを
かき消しながら、
体幹を意識しながら、淡々と立ち漕ぐ。

そして上り坂が150mほど続いた。
登りきったところに
一筋の光。

ここにきて自転車用に段差のある区切りの道ができている!
そちらに登って、今までより安全が確保された。

ほっとして、前を見ると 桂はまだバイクの塊の真横を走っている。

かつら〜!!!!!
かつら〜!!!
上に上がって!!上がって!!!!!

かつら〜

と大声を発し続けるだが、数日前に風邪をひき 潰れた声であったこと、
橋の上の風とバイクの爆音でかき消されて、
桂に声は届かない、し、彼女は歩道があることさえ気づいてない様子。

今思い出してもこの光景が一番怖い。
首都高速に自転車が紛れ込んでいる感じをイメージしてもらえれば。

わたしは一段上がった道を(とは言っても細い)スピード出して漕いで
桂氏の横に並ぶ。
やっと気づいた!!!

あとから桂氏が言うにはわたしの声は聞こえてたが、
お互いが挫けないように
応援の声を出してると思ってたらしい。

やっと桂が上に登ってきた。

そこからは大河(橋の長さは1km)を横目に台湾の濃密な湿気混じりの空気を感じバイタルに存分に響いた興奮を治めながら走る。

怖いから笑う。楽しいのではない。


段を上がってるからまだマシだがこの距離感 途切れることはほぼないバイク。


そして、橋の3分の2を過ぎた頃
気づく。
あっやべぇ。これ、
降りる時にもう一回やるのか。。

さっきは流れで登ってきたけど、安全な場所から降りるのか。
途切れないバイク。とうとう自転車道が終わる。
しかも最後の降りる道が二股に別れていて、奴らウィンカーなんてださねぇから
どのバイクがどっちにいくかもわからない。
(口の悪さは当時の心境を表してます。)

脚がすくむ。さきに進めない。
が、戻りもできない。
ほんとに一瞬のタイミングだけ見つけて、
一つの道を選択し、降りる。
すると、
階段があった!!!!!

しかも自転車用のスロープ付いている。

結構な角度の階段をそろりそろり降りる。

無事に下道に。
888888。

降りた瞬間、
我々も忘れてた、そもそもの目的、
オレンジの自転車が整然と並んでいた!

満面だがこれはから元気。目がバキバキ。

本来は違う場所に返すつもりだったが
いきなりゴールが目の前に現れたのでした。

ちなみに白い自転車用のところにおいてけばいいじゃないと思うのは
NON。
スタンドの形状が違いチェックアウトができず、
永遠に課金を続けられてしまうのです。

終わりました。

興奮さめやらぬ。二人とも目がバキバキ。
返却をおえ、早速タクシーにて楽してホテルへ帰路へ。

その4へ続く。 次が一番大事なお話。

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