9-19の日報


7時に目が覚め、10時にベッドから出た。朝ごはんは食べず。

車の運転がしたい旨を親に伝えるも、あえなく断られたので今日は無しとした。代わりに歯医者の予約を入れた。行きつけのところは予約がいっぱいだったので(歯医者って基本的にいつも誰かの予約で埋まってるな)家から近いところを選んだ。


昼ごはんはCUPNOODLEのしょうゆ。連休だし朝ごはん食べてないから強気に行った。

歯石をとってもらう。ケルヒャースチームクリーナーみたいな仕組みで歯石をこそぎ取る。目のやり場に困り、なにもないところを見つめ続けていたが、途中から目を閉じれば良いことに気がつく。歯石ができやすいスポットがあることを告げられ、定期的に通うしかない己の歯の仕様を恨む。

伸ばし伸ばしにしていたASOKOのドラえもんコラボを見に行く。目当ての手鏡はとうの昔に売り切れていたようだった。ぺらっぺらのナイロンポーチと薄型の布製ペンケースを購入。使いみちが思いつかないけど未来の自分がモバイルバッテリーとか何とか入れるでしょう。

昔よく行ってた店を覗きに行くと、どうせコロナで客も来ないしオンラインストアにします(要約)といった貼り紙を残して店が消えていた。ショック。

痩せたしサルエルでないズボンを手に入れことだしサスペンダーでも買いましょうかね……といくつかの店を回るもそこにあるのはボタン式で吊るすブレイシーズか、ゴムの両端がうねりにうねったウミウシの化物みたいな古いサスペンダーしかなかった。良いサスペンダーはみんな買い占められてるってこと?

お目当てのモノが全く手に入らない状態にあてられたのか、二年前に買ったLehのモンスターソックスの新シリーズを見つけたので即購入。あのときも「たかが靴下一足にこの値段!?!?!?!?」と思いながら買ったな。店に入ってすぐ手にとって買ったので店員から「即見で買ったのお客さんがはじめてですよ」と言っていた。私もどうかしてた。その店員は冬まで待たずともコレならサンダルに合わせられると無茶苦茶なこと言ってたし、合わせて履きましょうかね。到底合うとは思えないんだけど、服のプロが言うなら合うんでしょう。

今日のお出かけのメインは映画TENETを観るためだったので、映画館へ行き、チケットを買う。私が訪れたタイミングは調度すべての映画が上映中だったのか、人っ子一人いなかった。レイトショーを選び、空き時間の使いみちを考える。

階段を降りる途中、突如太腿の前面が軋みだした。焼けるような鈍い痛みが広がってきたので銭湯へ行くことにした。どうせ銭湯へ行くのになぜかDAWN Perfumeのテスターを体に振りまいたりした。疲れていると理屈に合わないことをする。


行きつけの銭湯に備えられているサウナは、最大収容人数が6人ほどなので満席になると出入りするのにも苦労する。妙にたくましいおじさんが真ん中冗談であぐらをかいていた。下段最奥のポジションに私が収まることで満室となり、結果的にお雛様が来なかった雛人形みたいになってしまった。

水風呂でありとあらゆる箇所を縮ませていると子供が遊び半分で足を入れたりしていた。軽い予告のつもりで「水だよ」と伝えるとよくわからない言葉を喋りながら足首まで入れ、そのまま水風呂最深部へ通じる階段の一段目でむごたらしい顔をうかべながら浸かろうとするではないか。そのかわいさも相まって息を吐きながら入ること、力を抜くことで冷たさを受け入れられるよ、と伝える。

どうして子供はあぁも拙い言葉で感情を100で表現できるのか……体を震わせながら「慣れてきた」「全然冷たい」「暑くなってきた?」「あっ、まだ冷たい」「足だけは慣れてるんだけど」と思ったことを全部口にする姿が可愛すぎたので、私はひたすら励ました。途中めちゃくちゃいかついヒゲのお兄ちゃんにもみずを引っ掛けられたりと、完全に愛らしさ一本槍で水風呂にいる人間を支配していた。ついでにいかついヒゲの兄ちゃんでさえ、水風呂に入るとちんぽがレーズンみたいに縮まることを確認した。

お子様はというと、立ったり座ったりを繰り返すうちに、とうとう肩まで浴槽に身を沈めることができた。私は自分が子供の頃は水風呂に入れたことが無かったと褒めそやし、おとなになるとコレが気持ちよくなるなどと伝えた。

お子様は何度もパパ〜〜!!や観て〜〜〜〜!!と絶叫し、水風呂に浸かる自分を父に見せようとアピールしているのに、当の父親は頭を洗ったり手の甲に生えた毛を剃るのに夢中で一度もこっちを観なかったのも面白かった。

子供、私、いかつい兄ちゃんと三人で水風呂を独占していると、別の子供が水風呂へ寄ってきた。自分より小さい子供が水風呂にいることに何か触発されたのか、躊躇なしに水風呂へ飛び込んできた。彼はガチャガチャと苦悶の表情を回転するスロットみたいに繰り出しながら浴槽内で暴れまくり、猫みたいに大浴槽へすっ飛んでいった。あまりのせわしなさに小さな子どもと一緒に声を上げて笑った。お子様から彼はいとこで4歳年上の11歳であることを教わり、お子様が7歳だということを知った。7歳で大人と会話できるの凄いよ。俺の7歳の記憶は「喉乾いたな」か「水飲みたいな」しか無いよ。

普段触れることのない子供と楽しく時間を過ごす中で、自分も子供の頃に名前も知らない大人と会話をしたってだけの楽しかった思い出があったなぁと反芻し、同時に他所様の子供の思い出に知らない大人として登場できたことを喜んだ。

TENETを観る。
開演時間と開場時間をごっちゃにしていたせいでめちゃくちゃ大急ぎでドリンクを買ったりしたけど何の意味も無かった。映画はめちゃくちゃ良かった。映像が凄いし、ヒロイン役の女優の美しさがずば抜けていた。あんなきれいな人いるんだ……。

夜ご飯は松屋のネギ玉牛丼のミニ。たまに食べたくなる味。

いや〜〜今日はすごかったね。

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