11-29の日報


8時30分に目が覚める。友の家に泊まった。人の家に泊まった時、目覚めて以降の一連の流れ(例えば排泄なり水を飲むなり)を友人のソレに合わせるべきか、勝手にやっていいのか迷う。高校の頃からずっと解決せずに、決断を先送りにして誰かが目覚めるのを待ってしまう。結局ベッドの上で盛大な放屁をした友をどつくことで一日が始まった。

2人とも全身が隈なく筋肉痛を起こしており、トイレからお互いの絶叫を聞かせ合うこととなった。座る・立ち上がるという何気なくしていた動きを筋肉単位で実感する位筋肉痛を起こしているのだ。

朝ごはんはピーナッツが練り込まれた甘いお煎餅、ゆで卵とウインナー、パン。友はフライヤーの良さを力説してくる。たしかにこれは良いものだ。「一応客だから」という言葉と共にシソが入ったウインナーを出してきた。気持ちが大きくなったときに買ったものの、そんなに好きじゃなかったらしい。そんなもの客に出すな。ウインナーは美味しかった。

私の眠りも浅かったため、なんとなくダラダラしてしまう。倦怠期を越え、タイミングを逃したカップルみたいな空気が流れていた。

10時を過ぎ、フレンズの第8シーズンをいくつか観たあと帰ることを宣言する。返ってきた返事は「仕事したくねぇ!!」だった。私が帰ることで先延ばしにしていた仕事に取り掛からないといけないのだと言う。おい。


帰宅後、風呂に入る。別の約束があったので早々に家をでないと行けないのだけどウッカリ寝てしまった。

約束の時間丁度に駅に着く。遅刻することに対して過剰な焦りを感じなくなった。大人になったとも言えるし、時間にだらしなくなったとも言える。

昼ごはんはトンカツ。前に美味しいトンカツを食べたと自慢したら友を連れて行くことになった。友は友でも別の友。ややこしいな。でも、やれA氏だのB氏だのと名前も出さない誰かをたくさん出すよりスタンドアローンとしての友としたほうが収まりが良いんだから仕方がない。

お互いあまり買いたいものが無く、なんとなくダラダラ歩き回った。なんだか朝と同じような時間の過ごし方をしているな。筋肉痛のせいか。あんまり会話が弾まない時でも気負いなくすごせるのが一番いい友情の形だと思う。いや、多分これ私のせいだな「ケツ痛え」しか考えてなかったな。悪いことをした。筋肉痛にはタイガーバームの赤が良いと教えてもらった。青と違って温感を促進するのだという。すぐさま買えばよかったのだけど、地元のダイエーにおいているだろという慢心があり、買えずじまいで帰宅する始末となった。

夜ごはんは焼き鳥、サラダ、麦ごはん、味噌汁。味噌汁は良いね……

タイガーバームの代わりに買った温湿布は私の尻の両たぶをあぶり焼きにする魔法の布だった。効果はどうこうと言うよりも「凄い」が来る。あっちいケツを冷ますんだ!

出かけたり美味しいもの食べたのにフワフワした一日だったな。
まあ、そういう日もある。

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