見出し画像

「おしゃれスキル使用禁止」と真っ向勝負しながら、おしゃれスキルの価値についてガッツリ解説する。

このツイート、思いの外反響が大きかったので掘り下げていきたい。
現時点で引用RTとリプライが35ほどあった。

さらに、最近まで高校生だった方からDMでの報告まで飛び込んできた↓
(掲載許可済)

画像1

画像2

私が今回のツイートに至った発端は、知り合いの中学生が「レッグスルーとビハインド(ドリブルだけでなくパスも)禁止でした」という報告をくれたことだ。
名前は出さないが、都内では名前を出せば知らない人はあまりいない強豪中でのお話だ。

私としては正直なところ「今どき珍しいなぁ」という感想だ。


ただ、人間は誰しも自分が正しいと思って行動しがちな生き物だ。
何かを主張するときはそこにきちんとした根拠があるのかどうかを自問するべきだし、特に誰かに反対意見を投げるならば、事実と感想は明確に切り分ける必要がある。

そこで今回は「おしゃれスキルは積極的に使うべきだし教えるべき」という私の考え方について、事実もしくは私見による根拠を基にガンガン掘り下げていきたいと思う。

1.おしゃれスキルの必要性

おしゃれスキルは単に見栄えのいいスキルではない。プレイの選択肢を広げる上で必要なスキルだ。
試合中には「おしゃれスキルでないと成功できないプレイ」がある
言い換えると「おしゃれスキルなら成功できるプレイ」だ↓

このギャリナリのパスはこの出し方以外では通らないだろう。
身体の前側には自分のDFがいるし、ゴール下のDFも前側からパスを出したらパスに気づくのが早くなるため、味方にパスを届けるのはかなりのラッキーが必要になる。

他にはこのあたり

パスに関して言えば、良いパスとは「堅実なパス」「きちんと前から出すパス」ではない。

ここから先は

2,785字
この記事のみ ¥ 500

😉