【リバウンドが取れない】どんな練習をすべきなのか?「フレームを作る」「スキマ時間」「気づきの力」について語る。
先日、ミニバスチームで保護者コーチをしている方に相談を受けた。
「ディフェンスは上手くいっているのに、リバウンドが取れません。どんな練習方法が良いですかね?」
これはチームのコーチをしたことがある方なら誰でも悩んだことのあるトピックだと思う。
リバウンドとはそれだけゲームに大きな影響力を持っている局面だし、だからこそリバウンドの押し込みにこだわりを持つ指導者も当然多い。
掘り下げて話を聞けば「ボールを眺めてしまって飛び込まれる」ということだった。
この場合どんな練習を行うのが好ましいだろうか?
一般的に行われる練習方法は「ドリルを行う」だ。
今回は「フレームを作る」という手法を紹介したい。
◆問題の根っこの分析
「リバウンドが取れないからリバウンドの練習をしよう」という考えが一般的だ。
例えばこんなドリルが有名ではないだろうか?
完全な初心者にとってはこれも非常に重要な練習だ。
軽視するつもりは全くない。
局面ごとの分解練習はやはり必要なものである。
ただ、このドリルでは今回の問題は解決しないだろう。
なぜか?
それは、問題の根っこが違うからだ。
ボックスアウトの技術が足りないからリバウンドが取れないのではなく、
そもそもボックスアウトをやらなければならない場面に気付けていないからリバウンドが取れないのだ。
つまりこうだ。
【ズレた練習】
ゆるいボックスアウトを堅いボックスアウトに変える練習
【適切な練習】
ボックスアウトすべき場面に気づく練習
こうなる。
つまり、リバウンドが取れないからといってリバウンドのドリルをやるのは、問題の根っこ次第では実は効果的ではない。
なぜなら、リバウンドの練習である時点で、ボックスアウトをサボるということはなくなってしまうからだ。
実際に身に付けたい能力は、たくさんの仕事を連続でこなさなければならないガチゲームの中で、ボックスアウトを怠らず遂行できる「気づきの力」だ。
それを開発していく必要がある。
◆フレームを作る
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