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頑張っているのに成果が出ない子がまず変えるべきことは「発想」

世の中にはバスケにハマっているバスケキッズが沢山いる。

バスケキッズやその保護者は「活躍したい」と思っているが、現実にはその段階に至っているバスケキッズの方が少ないのではないかと思う。

「活躍したい」の前に「試合に出たい」が先に来るはずだ。

試合に出られなくては、活躍も何もない。

私は試合に出られなくともチームのために応援はできる、みたいな話はしたくない。

バスケを始めた子は根本的にバスケがしたいのであり、試合に出られなければそれは叶うことがないのだ。
どれだけ上手に応援ができても、真に充実感を感じるには至らないだろう。

試合に出られない子は大体の場合で競技者として能力が低い。

そこからさらに掘り下げていくと「頑張っていない、努力していない」というパターンがある。
純粋に競技者として見たときこれは論外で、まずは頑張るべきだ。
身体も小さい、やる気もない。このタイプが試合に出られなくて文句を言うのは変な話だ。

改善の可能性があるのは「頑張っているが頑張り方が間違っている」というパターンの選手だ。

タイトルには「発想」という言葉を使用した。
これは「努力の方向性」と言い換えることができる。

方向性を間違えた努力をしても成果は出てこない。
植物のタネに肥料を与え続けていても、水を与えなければ芽は出ないのだ。

「俺は頑張っているのに試合に出してもらえない。」

「そら、いくら頑張っていてもプレイが良くなっていないならば、試合に出してもらえないのは妥当なことだ。純粋にバスケを競技として捉えたとき、コーチの役割は勝てる采配を行うことだ。きみがコーチでもそうするはずだ。純粋に競技として捉えるということは、絶対に勝たなければならないというマインドで取り組むことで、例えるならば銃をこめかみに突きつけられている状態で采配を振るうようなものだ。負けたらズドン。そういう状況で起用したいと思われるようなプレイができるようになるのが選手の成長目標になる。」

「じゃあどう頑張ったらいいのさ」

「今回はその話をしに来た。」


スポーツにも色々ある。

ひとつの分類をしたい。

  1. 決められた動きをいかに正確に行うことができるかで評価点が入るもの
    (フィギュアスケート、アーチェリーや弓道、ダンスなど)

  2. 同時に争う対戦相手がいるもの
    (バスケ、テニス、サッカー、バレー、野球、格闘技など)

単刀直入に言おう。

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