【MLB】かがやくみらい(ドラフト2,3日目レビュー)【HOU】
みなさんどうもこんあくあ、空き箱です。
オールスターやHRダービーも楽しかったですが、裏でドラフトが行われていたことを忘れてはいけません。
こんなことを言ってるのは、別に近年では一番アストロズの選手が少ないからじゃないです。決して。ほんとです。タッカーで打順終わらなくて良かった。
というわけで、ドラフト2日目、3日目をまとめて振り返っていこうと思います!3巡目~20巡目で気になる選手をピックアップして書いていきます。それではどうぞ。
2日目
去年はアンダースロット気味の大学生投手を多くとっていた2日目ですが、今回はデプスに合わせ外野少なめ/やや内野多めの指名となりました。
まず注目は3巡目のJake Bloss。投手としての成績ももちろん、野球の傍らに経済学の修士号を獲得している、学問とスポーツの二刀流です。
最速97mphの速球とアストロズ好みのスピンが良さげなカーブ、スライダーを武器としている投手です。昨年の秋からカーブを投げることに取り組んだそうです。また高いアスリート性も備えており、今回の指名方針にも合致する選手です。
スカウトディレクターのKris Grossも言っている通り、球種のレパートリー含め完成度は申し分なく、うまくいけば早いメジャー昇格が望めそうな投手です。
5巡目のChase Jaworskyは今回のドラフトで初の高校生指名でした。MLB全体の傾向としても大卒偏重にはなっており、特にアストロズは顕著に大卒を好むと感じています。また、(1日目のレビューでも述べた)Ryan Cliffordを11巡目で指名したように、スロットを抑えてのスリップ狙いという戦略も取ることがあります。
Jaworskyの話に戻りますと、Utah Valley大へのコミットメントが決まっており、プロを選ぶか進学を選ぶかという上位高校生あるあるの状態になっています。この記事を執筆している現時点ではわかりませんが、契約が取れれば内野デプスの補強になることは間違いないです。どうやら進学ではなくプロの道を選ぶようです。やったね。
左打ちのショートであり、なんとヒット30本中22本が長打というパワーを誇ります。また今回の方針であるアスリート性もあり、型と守備範囲も上々のようです。低階層での内野プロスペクトはほぼ枯れていると言っても良いくらいの状態なので、またWoodpeckers(傘下A)を見る楽しみが増えそうで嬉しい限りです。
他の面々もやはりアスリート性の高さを自慢にしている選手が多く、前日の指名とも合わせて今回の方針が見えてきたという感じです。
3日目
続いて3日目の指名を見ていきます。
マイナーデプスを埋める関係もあり、バランスの良い指名となりmした。やはりと言っていいのか11巡目に高校生を指名してきました。ただし、先に挙げたCliffordほどのスリップではないようです。
その指名されたNehomar Ochoa Jr.ですが、ベネズエラの生まれで10歳にアメリカに来て育ったとのこと。ベネズエラといえば我らが英雄Jose Altuveさんの出身国でもあり、彼も2017年からアストロズの大ファンになったとのこと。育ちはヒューストンかつコミットメントに関してもヒューストン大学なので、ヒューストンの地に愛されていると言っても過言ではありません。
パワーがあり地区では敵なしの打率.602を誇る外野手としてだけでなく、95mphを出す投手としても活躍していました。ここまでくどいほど言っているアスリート性についてはこの一行で十分でしょう。アストロズとしては野手として育てる方針のようです。
ドラフト全体を総括して
本当にティムタムの一気食いくらいにくどく言っておりますが、今回のドラフトはアスリート性という点を重視したドラフトだと感じています。(ティムタムはおいしいです)
やはり指名巡目がどうしても遅くなってしまうこともあり、今までの方針よりはややハイシーリングさを重視しているのかと考えました。また、Dana Brownの手癖でもあるかなという事もあるかもしれません。ここらへんは来年も見てみないとわからなさそうですね。
アストロズの育成手腕は優れている(うぬぼれ)と思っていますが、アスリート性は後天的には伸ばせないという結論に至った可能性もあります。それはそれとして興味深い結果ではあるのですが、ちょっとあまりにも残酷すぎるとも感じます。(裏を返せばそれ以外の部分は伸ばせるという希望でもあるのですが……)
僕としてもアスリート性の高い選手が好みなので、今回の指名には近年でも一番の大満足でした。みんながみんな伸び悩んで大コケという結果にならないことを祈りつつ、今回の結びの言葉とさせていただきます。それではまた。
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